
原作:中村颯希(一迅社ノベルス)/漫画:尾羊英(ZERO-SUMコミックス)
第1クールの続き:小説は3巻、漫画は5巻から
最新刊:小説13巻・漫画11巻とも2026年9月30日発売
アニメ:第1クール全11話(2026年7〜9月)/第2クールは2027年1月から
TVアニメ『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』の第1クール全11話が、2026年9月21日の放送で最終回を迎えました。第2クールの放送は2027年1月から。それまでに玲琳と慧月の物語を原作で先に追うなら、小説は3巻、漫画は5巻が入口です。
原作は小説もコミカライズも「幕」という単位で物語が区切られています。幕ごとに小説と漫画の何巻を読めばいいかの対応表と、どちらで読むかの選び方、第2クールで始まる第2幕の見どころをまとめました。
アニメの続きは、小説3巻・漫画5巻から
第1クールの最終話、第11話「たいした悪女ですよ」では、後宮を揺るがした呪いの騒動に決着がつき、玲琳と慧月は入れ替わりの解消を決めます。ここまでが原作の第1幕「波乱の入れ替わり編」で、小説では1〜2巻、コミカライズの漫画では1〜4巻にあたります。
続く第2幕「はじめての外遊編」は、小説なら3巻から、漫画なら5巻から始まります。第2クールも、この第2幕から放送されます。
原作は「幕」で区切られている|小説と漫画の巻数対応表
原作小説は、物語が「第1幕」「第2幕」という単位で区切られています。第1幕から第7幕までが1〜2冊ずつ続き、9月30日発売の13巻から最終幕「星に、願いを。」編が始まります。コミカライズも、この幕に沿って進んでいます。
| 幕 | 編 | 小説 | 漫画 | アニメ |
|---|---|---|---|---|
| 第1幕 | 波乱の入れ替わり編 | 1〜2巻 | 1〜4巻 | 第1クール |
| 第2幕 | はじめての外遊編 | 3〜4巻 | 5〜8巻 | 第2クールはここから |
| 第3幕 | 陰謀だらけの鑽仰礼編 | 5〜6巻 | 9巻〜(連載中) | ― |
| 第4幕 | お忍び城下町編 | 7巻 | ― | ― |
| 第5幕 | 道術我慢の鎮魂祭編 | 8〜9巻 | ― | ― |
| 第6幕 | 絢爛豪華! 金領編 | 10〜11巻 | ― | ― |
| 第7幕 | 雨の黄家帰省編 | 12巻 | ― | ― |
| 最終幕 | 星に、願いを。編 | 13巻〜 | ― | ― |
漫画の巻数が小説のちょうど倍になっているのは、意図してそう組まれているからです。作画の尾羊英さんはコミックナタリーの鼎談で「原作だと物語の区切りが2冊ごとについています。コミカライズもそのよさを出せるよう、原作2冊分をコミカライズ4巻分のボリュームに再構成して読み味を保つようにしています」と話しています。第2幕を読み切るなら、小説は3〜4巻の2冊、漫画は5〜8巻の4冊です。
小説と漫画で違うのは、いま読める地点です。小説は9月30日発売の13巻で最終幕に入り、物語は終わりへ向かっています。漫画は第3幕を連載中で、最新11巻も同じ9月30日に出ます。第2クールよりずっと先、結末へ向かう部分まで読めるのは小説です。
先まで読むなら小説、アニメの絵のままなら漫画
小説と漫画は幕の区切りが同じなので、どちらを選んでも第2幕の頭から入れます。違うのは、どこまで先へ進めるかと、文章で読むか絵で読むかです。
① 小説でアニメの先へ ── 3巻から
第2クールを待たずに、物語のもっと先まで知りたい方へ。小説は第2幕のあとも、第3幕から最終幕まで、アニメがまだ描いていない幕が続いています。
原作者の中村颯希さんは同じ鼎談で、作品が長く続くうちに「群像劇として見せられるようになってきた」と話しています。先の幕へ進むほど、玲琳と慧月以外の人物のエピソードも厚くなっていきます。
アニメの続きは3巻から。第2幕の舞台になる南領への外遊が、ここから始まります。原作に触れるのがはじめてなら、1巻から通して読む方法もあります(③を見てください)。

② 漫画でアニメの先へ ── 5巻から
第1クールで見慣れた絵の印象のまま、続きを読みたい方へ。尭明役の古川慎さんは放送前の大ヒット祈願イベントで、アニメは「コミックスのキャラクターデザインや演出の感じに(アニメーションの)タッチが非常に寄せられていた」と話していました。アニメから漫画へ移っても、見慣れた顔ぶれのまま読み進められます。
入れ替わりの見分け方にも通じるところがあります。アニメは入れ替わっている間も、目の色で中身が誰なのかが分かるように描かれていました。漫画では、尾羊さんが玲琳の瞳の線をあえて多く描き込み、慧月はシンプルにして、目元だけで二人を見分けられるようにしています。
尾羊さんは同じ鼎談で、原作の第1幕・第2幕は「軽快な読み味」を意識し、第3幕からは「迫力を感じてもらえる演出にしています」とも話しています。5〜8巻まではアニメと同じ軽やかさで、9巻からは画面の圧が一段上がります。
5巻は第2幕の幕開けの巻で、電子版には電子限定の描き下ろし漫画も付いています。

③ 第1幕から読み直す ── 1巻からまとめ買い
原作に触れるのがはじめてで、アニメで観た第1幕から読み直したい方へ。
この作品は、登場人物の印象が巻を追うごとに変わっていきます。中村さんは同じ鼎談で、完結に向けた今後の展開について「最終巻で、キャラクター全員が何かしらの成長を迎えられるように書いています。途中で『嫌な奴だ』と思えても、そのキャラクターなりの変化が必ずあるので、最後まで見守っていただけたらと思います」と話しています。第1クールで玲琳を追い詰めた尭明の印象も、読み進めるうちに変わっていきます。1冊ずつ間を空けるより、まとめてそろえて通して読むほうが、その変化を追いやすくなります。

2020年12月発売の1巻から続き、最終幕に入る13巻が2026年9月30日発売です。

月刊コミックゼロサムで連載中。最新11巻は2026年9月30日発売です。
第2クールで始まる第2幕「はじめての外遊編」
第2クールは2027年1月から。舞台は雛宮を出て、朱家が治める南領へ移ります。皇太子と雛女が豊作を願う儀式「豊穣祭」の開催地に南領が選ばれ、後見の妃がいないまま、慧月が主催として準備を背負うことに。第1クールでは嫌われ者だった慧月が、表舞台に立つ幕です。
玲琳はそんな慧月を全力で支えながら、雛女になって初めての外遊に胸を躍らせています。ところが到着早々に儀式を妨害される事件が起き、慧月を攫おうとする邑の民まで現れて――攫われる側のはずの玲琳が、兄と一緒に自分から捕虜になってしまう。牢で便所虫を捕まえ、あばら家の畑を耕していた第1クールの玲琳は、攫われた先でもまったくの平常運転。そこへ誘拐をきっかけにした騒動が二転三転しながら重なっていくので、第2幕は先が読めません。
黄 景行(こう けいこう)/CV:中村悠一:玲琳の一番目の兄で、優秀な武官。慧月いわく「脳筋なほうの」妹馬鹿で、伝書鳩の扱いが得意です。
黄 景彰(こう けいしょう)/CV:土岐隼一:玲琳の二番目の兄で、同じく武官。慧月いわく「粘着質なほうの」妹馬鹿で、声真似を得意としています。
雲嵐(うんらん)/CV:小林千晃:南領・温蘇の邑を治めていた先代頭領の養子。邑を守るために、叔父の豪龍とともに慧月の誘拐をたくらみます。
玲琳の兄二人は、まさに「この妹にしてこの兄あり」。どちらもかなり優秀ですが、玲琳と同じで、どこか人間味に欠けたところがあります。雲嵐は、根の甘さがにじむツンデレ気質の青年。ただ、自分の過去や邑を取り巻く環境にがんじがらめにされていて、登場したときはかなり暗い影をまとっています。演じる小林千晃さんも、公式サイトに寄せたコメントで雲嵐を「南領・温蘇の邑で次期頭領と目される一方、何か目的があって暗躍をしている謎の多い人物」と紹介しています。
中村颯希さんは第1幕・第2幕について、「悪役令嬢のフォーマットにのっとって書いて、主人公の無双っぷりをさわやかに描けたらいいなと思っていました」と振り返っています(前出のコミックナタリー鼎談)。この頃の玲琳は「常識的なタイプで、狂気に欠けた主人公」だと思っていたそうで、巻を重ねた今は「玲琳の“よき狂い”が濃くなっています」とも。第2幕の痛快さはそのままに、その先では玲琳自身の印象も変わっていきます。
第1クール全11話を見返せる配信サービス
原作を開く前に、第1クールを頭から観直したい方へ。第11話まで観直してから小説3巻・漫画5巻を開けば、第2幕の始まりにそのままつながります。
第1クール(全11話)は、下の4サービスで見放題です。プライム会員ならプライムビデオで、はじめてU-NEXTを使う方は31日間無料トライアルで観られます。Huluは定額制で、1話ごとの追加課金はかかりません。ABEMAで観るなら、ABEMAプレミアムへの登録が必要です。
プライム会員でない方は、30日間の無料体験から始められます。
※本ページの配信情報は2026年9月時点のものです。最新の配信状況は各公式サイトでご確認ください。
よくある疑問に答えます
原作は完結していますか?
小説・漫画とも、まだ完結していません。ただ小説は最終幕まで来ているので、結末に近いところまで読み進められます。シリーズ累計は電子版を含めて500万部を突破しています。
アニメは何クールですか?
分割2クールです。第1クールは2026年7月12日から9月21日までテレビ東京系列ほかで全11話が放送され、第2クールは2027年1月から放送されます。
玲琳と慧月は、元の身体に戻ったのですか?
第1クールの最終話で、二人は入れ替わりを解消することを決めます。ただ第2幕では、南領での儀式の最中に慧月の術が暴走し、二人は再び入れ替わってしまいます。その場面は、小説3巻・漫画5巻で読めます。
漫画の最新刊まで読んだら、小説は何巻から読めばいい?
小説の5巻からです。漫画は9巻から第3幕「陰謀だらけの鑽仰礼編」に入っていて、第3幕は小説では5〜6巻にあたります。5巻から読み始めれば、話を飛ばさずに漫画の先へ進めます。続きの巻は小説のまとめ買いページから選べます。
まとめ:続きは小説3巻・漫画5巻から
この記事の要点です。
- アニメ第1クール(全11話)は原作の第1幕「波乱の入れ替わり編」=小説1〜2巻・漫画1〜4巻
- 続きは小説3巻・漫画5巻から。ここから第2幕「はじめての外遊編」が始まる
- 第2幕は小説3〜4巻・漫画5〜8巻。第2クールは2027年1月から、第2幕の放送が始まる
- 小説は13巻から最終幕、漫画は第3幕を連載中。どちらも最新刊は2026年9月30日発売
- 第1クールはプライムビデオ・ABEMA・Hulu・U-NEXTで見放題
第11話で入れ替わりの解消を決めた二人が、南領でどんな外遊を迎えるのか。第2クールまで待たずに知りたい方は、第2幕の最初の1冊を開いてみてください。
ふつつかな悪女ではございますがは面白い?魅力まとめ 第2クールは2027年1月から
玲琳と慧月をはじめ、雛宮の人物と作品の見どころを紹介した魅力まとめ。第1クールで印象に残った場面を振り返りたい方に。
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最終幕まで一気に進むなら小説、アニメと同じ絵の雰囲気で追うなら漫画。どちらも第2幕の最初の巻から読めます。
第2クールまでの間に第1クールを観直すなら、4つの見放題サービスから選べます。
※本ページの配信情報は2026年9月時点のものです。最新の配信状況は各公式サイトでご確認ください。

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