パン凹ませて乗せるだけ、卵ケチャップトースト
卵とケチャップだけで作れる、朝ごはんにピッタリなアレンジトーストです。
🍞卵ケチャップトースト🍞
忙しい朝に、乗せて焼くだけで簡単に作れます。
トースターでできるので、洗い物も削減できます。
アルミホイルなどで包めば、お弁当として持っていくことも可能です。
マヨネーズやチーズなど、アレンジも簡単です。
レシピ
材料 食パン 1枚(今回のレシピは6枚切りの食パンを使用) ケチャップ お好み 卵 1個(今回のレシピはMサイズ) バジル お好み コショウ 適量 |
作り方
①食パンの中央を指で押して、凹ませてください。
※凹まさない場合は、卵がこぼれやすいです。
※強く凹ませると、穴が開くので軽く抑える程度で押してください。
②食パンのふちにケチャップを乗せてください。
※卵がこぼれないように、ケチャップは起点と終点を繋げてください。
③中央に卵を乗せてください
④好きなモノをトッピングしてください。
⑤トースターで卵の白身が固まるまで焼けば完成です。
補記
食パンが薄すぎると卵が浸透してトースターに引っ付くので、食パンを2枚重ねるかアルミホイルを敷いてください。
ケチャップの代わりにマヨネーズでも美味しいです。明太マヨネーズなども合います。
チーズやコーン、千切りキャベツやブロッコリーなどの野菜を乗せても美味しいです。
半熟が好みの方は、少し揺らしてみて焼き加減を見てください。
雑記
ケチャップとは
ケチャップ(トマトケチャップ)は、完熟トマトを加熱して漉し、さらに低温で煮詰めてトマトピューレに、調味料(砂糖、塩、酢、オールスパイス、クローブ、シナモンなど)や他の野菜(玉ねぎ、セロリなど)を加えて作られる調味料です。
定義としては『トマトから作られたピューレ状の調味料』になります。
多くはホットドッグ、オムレツ、ハンバーガー、フライドポテトなどの洋食に使用されますが、日本やアメリカなどでは酢豚やエビチリなど中華料理にも使われます。
全世界での消費量は米国が抜きんでて多く、4000万リットルのケチャップを使っているそうです。一説では世界で生産されるケチャップの半分はアメリカの若年層により消費されているという話もあります。
そのためアメリカを代表する味との声もあります。
アメリカ以外の多くの国では、酢が入っていないケチャップをトマトソース、レッドグレイビー、レッドソースなどの名前で販売しています。
容器はアメリカなどでは『瓶』や『逆さまに保管できる硬質ビニール容器』が多いそうですが、日本ではソフトチューブの容器が浸透していたので普及しなかったそうです。
ケチャップの歴史
ケチャップという言葉がトマトケチャップを指しているのは日本だけらしく、元々は中国に古くからある調味料『鮭汁(Koe-chiap・ケ・ツィアプ)』を起源とする説が有力とされています。
『鮭汁(Koe-chiap・ケ・ツィアプ)』は現在のナンプラーや魚醤のように、魚に塩を加えて発酵させた液体に香辛料を加えて作ったものです。
中国から生まれた『鮭汁(Koe-chiap・ケ・ツィアプ)』はマレー半島からシンガポールに伝わり、 これを口にしたイギリス人によってヨーロッパに伝わります。
ヨーロッパでは、魚介類の他にキノコ、トマト、クルミや果実などを材料としたケチャップが作られるようになりました。見た目は黒くペースト状。
ヨーロッパからイギリス、イギリスからアメリカに伝わります。当時のアメリカでは、トマトが食用とされ始めましたが品質に優れず売れ行きが悪かったらしく、売れ残ったトマトを使ったケチャップが考案されました。
当初はアメリカに渡ったヨーロッパ人によって考案されたモノを家庭で作っていましたが、後に工場で大量生産されます。ただその頃は衛生管理が甘く、カビやバクテリアが発生して品質が落ちていました。添加物を使って腐敗を防いでいましたが、有毒であることが消費者に知れ渡ってしまい、あまり売れなかったそうです。
そこで世界最大手のケチャップメーカーとなる『ハインツ』が、今でいう加工用トマトのような『ペクチン(防腐成分)』が多く含まれたトマトを使い、酢の量を格段に増やした、防腐剤ゼロのトマトケチャップを目玉商品として発売したことで広く普及します。
トマトベースのケチャップを最初に考案したのは医師であり科学者の『ジェームス・ミーズ』であり、その後19世紀後半にトマトを砂糖で甘くし、酢で酸味を加えて、スパイスで味つけをした現代の『ケチャップ』が誕生しました。
日本には明治時代にアメリカから伝わり、当初は輸入品が販売されていましたが、1903年頃に国産のケチャップが製造販売されるようになりました。この時、アメリカではトマトケチャップが主流になっていたので、日本では当初からケチャップと言えばトマトケチャップになったそうです。
ケチャップの栄養価
トマトの赤い色素である『リコピン』はカロテノイドの一種で、抗酸化作用が非常に高く、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があると言われています。生食用のトマトよりも、ケチャップなどに使われる加工用トマトの方がリコピンを2~3倍含んでいるそうです。
生のトマトよりもケチャップのような加工品の方がリコピンの吸収率は高く、また油に溶けやすいのでオリーブオイルなどと一緒に取れば効率よく吸収できるそうです。しかも熱に強く、炒めたり煮込んだりしても成分が減少しないのが特徴です。
大匙1(18g)でトマト1個分のリコピンが含まれているらしく、最近ではリコピン2倍のケチャップなども販売されています。
体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を丈夫にしたり、アンチエイジング・免疫機能の強化などの効果が期待できる『βカロテン』やアンチエイジング効果や生活習慣病の予防も期待できる『ビタミンE』も豊富に含まれています。
トマトケチャップにはうま味成分も多く含まれており、肉類や魚介類、きのこなどと掛け合わせると、うま味の相乗効果が起こります。
またトマトには体の熱を冷まし効果があり、胃腸の動きを活発化させて食欲不振を改善する効果も期待できます。
しょうゆや味噌に比べて食塩相当量が約3分の1以下なので、しょうゆや味噌の半量をトマトケチャップに置き換えることで減塩できる料理もあります。
和食の味付けの基本である『さ(砂糖)し(塩)す(酢)せ(醤油)そ(みそ)』の要素が全部入っているので、肉じゃが、煮物、みそ汁などに入れると味に深みが出ます。
トマトの香り成分のひとつである『シトラール』には、肉類や魚介類の臭みを消す効果があり、下味をつけて保存する時にケチャップを入れれば臭みが軽減されてうま味がアップします。
カロリーは大匙1(約18g)あたり22キロカロリーと低めですが、糖質は4.7g含まれています。気になるかたは、近年では糖質50%OFFのケチャップなどがあるので、そちらを使用しましょう。
またトマトピューレやトマト缶は、調味料がほとんど入っていないので糖質はかなり低くなります。
色んなケチャップ
日本ではマンゴーや黄色いパプリカ、レモンを材料とした金色のケチャップが商品化されたことがあります。
フィリピンではバナナから作るバナナケチャップが主流らしく、色は赤いそうですが着色料を使っているそうです。
イギリスではマッシュルームを使ったケチャップがあり、現在でもパイやシチューに使用されています。
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