
原作:アマラ(イラスト:大熊まい/宝島社)
漫画:佐々木泉(既刊13巻・連載中)
ジャンル:ほのぼの×ファンタジー
アニメ:2026年7〜9月放送(全12話)/第2期は2027年放送
「最近、心がささくれ立っているな」と感じる人にこそ届けたいアニメがあります。森の奥で、魔法を操る猫たちと一匹の竜が静かに暮らす——それが『猫と竜』の世界です。2026年7月から9月にかけて第1期(全12話)が放送され、2027年には第2期の放送も決まっています。
声優の子安武人さんが「童話絵本のような優しい物語」と表現したこの作品は、派手なバトルも壮大な野望もありません。けれど、猫と竜と人間が種を超えて寄り添う日々には、忘れていた穏やかな気持ちを思い出させてくれる力があります。この記事では、ネタバレを抑えつつ『猫と竜』の魅力・キャラクター・声優・原作の読み方・アニメ情報までをまとめました。
『猫と竜』ってどんな作品?
『猫と竜』のジャンルは、ひとことで言えば「ほのぼの×ファンタジー」の癒し系群像劇です。剣と魔法のファンタジー世界を舞台にしながら、描かれるのは戦いではなく、小さな命たちの日々の営み。だからこそ、読み進めるうちに気持ちまでゆっくりとほどけていきます。
物語の中心にいるのは、森の奥で暮らす一匹の竜。永きにわたって猫たちを守り育てるその姿を、猫たちは親しみを込めて「羽のおじちゃん」と呼び、人間たちは畏敬の念を込めて「猫竜」と呼びます。竜のもとから巣立ち、人間と暮らす猫もいれば、冒険に憧れる王子や、孤児院で少女に魔法を教える白猫もいる。猫と竜と人間、それぞれの小さな物語が、ゆるやかに重なり合っていきます。
原作はアマラさんによるライトノベル(宝島社)で、佐々木泉さんによる漫画版が1巻から13巻まで刊行中。シリーズ累計は140万部を突破し、2026年7月にはテレビアニメ化されました。
『猫と竜』の主な登場人物・キャスト
『猫と竜』の魅力は、なんといっても個性豊かな猫たち。ここでは主要なキャラクターを、担当声優さんがインタビューで語ったキャラクター像とあわせて紹介します。
猫竜(CV:子安武人)
物語の中心となる竜。長い年月をかけて猫たちを見守り育ててきた、森の守り手のような存在です。子安武人さんは猫竜について、「物語の始まりは威厳があり堅物」だが、さまざまな触れ合いを通して少しずつ意識が変化していくキャラクターだと語り、「率直に言って可愛い奴です(笑)」とそのギャップに触れています。威厳ある竜の内側にのぞく愛らしさが、本作の入口です。
ママにゃん(CV:井上喜久子)
たくさんの子猫を育てる母猫。井上喜久子さんは「優しくて、どんな子も分け隔てなく育てる」一方で、「ちょっと肝っ玉かあちゃんの部分もある」と、おおらかで頼もしい母性を語っています。物語全体を温かく包み込む、安心感の象徴のような存在です。
クロバネ(CV:速水奨)
目もとに傷を持つ黒猫。速水奨さんは「一見クールだけど、優しくて面倒見がいい」と評し、「結構好きだなあ」と愛着をのぞかせています。ぶっきらぼうに見えて情に厚い、ギャップのある一匹です。
ハイブチ(CV:杉山紀彰)
灰色のブチ猫。杉山紀彰さんいわく「ほんわかとした親切なお節介焼き」で、気になることを放っておけない世話焼きな心の持ち主。とても穏やかで心優しい猫だと語られています。
チークロ(CV:河瀬茉希)
周りをじっと観察するのが好きな、物知りな子。河瀬茉希さんは「周りのものを観察するのが好きで、物知りな素敵な子」と紹介しています。静かに世界を見つめるそのまなざしが、物語に奥行きを添えます。
ガリー(CV:種﨑敦美)
ゆったりした世界の中で、どこか割り切ったテンポを持つ猫。種﨑敦美さんは「なかなかの面倒くさがりやさん」と笑い、その軽妙なやりとりを「ずっと見ていたい」と思ってもらえたら、と収録を振り返っています。
モナルカ〈黒〉(CV:花江夏樹)
気品をまとった、しっかり者の黒猫。花江夏樹さんは「気品が漂っていてしっかり者」でありながら、「猫らしい面白い一面」もあると語り、個性豊かな仲間たちに負けない魅力的なキャラクターだと紹介しています。
『猫と竜』ここがすごい!おすすめポイント
① 童話絵本のような”癒し”の読み心地
本作最大の魅力は、ページをめくるだけで、こわばった肩の力がふっと抜けていく感覚です。ガリー役の種﨑敦美さんは「初めて作品に触れた時、海外の絵本を読んでいるような感覚でした」と語り、絵本好き・猫好きには「全部がたまらなかった」と表現しています。刺激の強い物語に少し疲れたとき、心を休ませたくなったときに、そっと寄り添ってくれる一冊です。
② 種を超えてつながる、優しい群像劇
『猫と竜』には、絶対的な主人公が一人いるわけではありません。竜と猫、猫と人間、そして猫同士——友情や師弟関係といったさまざまな絆が、短いエピソードの中で丁寧に描かれます。ママにゃん役の井上喜久子さんが「あたたかく豊かに湧いた美しい泉のような作品」と語る通り、種の違いを越えて通い合う心が、読むほどにじんわりと沁みてきます。
③ どこからでも読める、肩肘張らない自由さ
『猫と竜』の原作小説は、巻数のナンバーがない短編集という珍しいスタイル。原作者のアマラさんも「短篇集で、どの話も予備知識がそれほどなくても楽しめる」と語っています。気になったところから、一日のすきま時間に一話ずつ——そんな気軽さも、この作品ならではの魅力です。猫たちが生まれ、育ち、それぞれの道を歩んでいく姿を、少し離れたところから見守るような物語になっています。

気に入ったら、一気読みがおすすめ。漫画版は既刊13巻(連載中)で、短いエピソードの積み重ねだからこそ、まとめて読むと猫たちの世界にどっぷり浸れます。1巻ずつでも、全巻セットでも、好みにあわせてどうぞ。
アニメ『猫と竜』の放送・配信情報
第1期は2026年7月4日(土)から9月19日まで、TOKYO MXほかで全12話が放送されました。第2期は2027年に放送されます。アニメーション制作は、『ポケットモンスター』シリーズなどを手がけるOLM。実力派スタッフが集った布陣です。
| 放送 | 2026年7月4日〜9月19日(全12話) TOKYO MX ほか |
|---|---|
| アニメーション制作 | OLM |
| 監督 | オ・ジング |
| シリーズ構成 | 広田光毅 |
| キャラクターデザイン | 西野理惠・倉員千晶 |
| 音楽 | 小畑貴裕 |
| オープニングテーマ | 「猫日」suis from ヨルシカ(作曲・編曲:キタニタツヤ) |
| エンディングテーマ | 「ただいまの場所」shallm |
| 主なキャスト | 子安武人/井上喜久子/速水奨/杉山紀彰/河瀬茉希/種﨑敦美/花江夏樹 ほか |
| 第2期 | 2027年放送(2026年9月19日に制作決定を発表) |
第1期の全12話はPrime Video・Huluで見放題配信中です。ABEMAでも配信されています。
第1期は、以下の配信サービスで視聴できます(配信が確認できたものだけ掲載しています)。
プライム会員でない方は、30日間の無料体験から始められます。
※配信状況は変動します。最新の配信状況は各公式サイトでご確認ください。
『猫と竜』はAmazonプライムビデオで見放題配信中。月額600円・年間プラン5,900円で、初回30日間は無料でお試しできます。
プライムビデオで視聴する『猫と竜』のよくある疑問
Q. どこから読むのがおすすめ?
迷ったら、まずは漫画1巻からがおすすめです。漫画版は巻数がふられているので順番に迷わず、絵柄からほのぼのとした世界にすっと入れます。原作小説は巻数ナンバーのない短編集で、基本どこからでも読めるのが特徴。最初の一冊は、サブタイトルのない『猫と竜』(宝島社文庫)が入口です。文章でじっくり世界観を味わいたい人は、こちらからどうぞ。
Q. アニメの第2期はある?
あります。第1期の最終回(第12話)が放送された2026年9月19日に第2期の制作決定が発表され、2027年に放送されます。第2期までに第1期を見返すなら、上の配信情報ボックスからどうぞ。
Q. 原作は完結している?
いいえ、現在も続いています。漫画版は既刊13巻で連載中、原作小説も続刊中です。短編集スタイルなので、刊行済みのどこからでも楽しめます。
こんな人におすすめ!
- 肩の力を抜いて読める、やわらかなファンタジーを探している人
- 猫が好きで、動物と人の優しい関係性に癒されたい人
- すきま時間にサクッと読める、短編集が好きな人
- 毎日の情報量にくたびれて、ゆったりした読書時間を求めている人
まとめ
『猫と竜』は、強い刺激や派手な展開で読ませる作品ではありません。森の奥で猫と竜と人間が寄り添う、ささやかな日々を一話ずつ描いていく物語です。だからこそ読み終えたあとに残るのは、勝ち負けの興奮ではなく、胸の奥にぽつりと灯るような、小さなあたたかさ。慌ただしい毎日に少し疲れたとき、ふと開きたくなる一作です。
読む順に迷ったら、まずは漫画1巻から。巻数のない短編集の小説は、気になった一話からでも読み始められます。アニメは2027年に第2期が放送されるので、それまでに第1期を見返したり、原作を読み進めたりしながら待つのもおすすめです。気になった方は、ぜひ一話だけでも手に取ってみてください。
捨てられ聖女の異世界ごはん旅
あたたかい食と旅で心がほぐれる、同じ”癒し系”のほのぼの異世界ファンタジー。
いびってこない義母と義姉
トゲのない優しい関係性に癒される作品。ほっこりしたい気分の日に。
映画ちいかわの原作は第8巻!特装版との違いと配信先まとめ
ちいかわが好きな方はこちらも。映画の原作にあたる第8巻の位置と、どの版を買うかをまとめています。

📕 漫画から:絵でほのぼの世界に入れる王道ルート。既刊13巻を一気読みするのもおすすめ。
📖 小説から:巻数なしの短編集でどこからでも。文章でじっくり世界観を味わいたい人に。
第1期(全12話)はPrime Video・ABEMA・Huluで配信中。第2期は2027年に放送されます。Amazonプライムビデオなら初回30日間の無料体験から見放題で楽しめます。
プライムビデオで視聴する


コメント