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朱色の仮面は面白い?原作漫画の魅力4選【2026秋アニメ】

朱色の仮面 魅力4選 アニメ・ゲーム・漫画・小説
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朱色の仮面 1巻 表紙
朱色の仮面

原作:Dr.Poro/漫画:那波なばな(少年画報社「ヤングキングアワーズ」連載中)

巻数:既刊9巻(10巻は2026年11月30日発売予定)

アニメ:2026年10月10日(土)夕方5時30分から読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送

「償いって言ったらかっこいいんだろうけどそんな立派なモンじゃねぇ。」――『朱色の仮面』の主人公ペルは、自分の旅をそう言い表します。仮面に操られて師匠と仲間を手にかけてしまった少年が、師匠の作った仮面を壊して回る物語です。

原作はDr.Poroさんと那波なばなさんによる漫画で、2026年10月10日(土)の夕方5時30分から、読売テレビ・日本テレビ系の全国ネットでアニメが始まります。放送の前に、この作品の仮面がどういうものか、ペルと旅をする仲間たち、原作の読みどころを、ネタバレを避けてまとめました。

『朱色の仮面』はどんな作品?

ジャンルは仮面バトルファンタジー。舞台は、顔につけた者に特別な力を与える“仮面”がある世界です。仮面は使い手の可能性を大きく広げることもあれば、手に負えない災いを呼び込むこともあります。

ペル・ダレストは、伝説の仮面職人ガストン・ルーの弟子でした。ある夜、ガストンが危険すぎるとして隠していた「武神の仮面」を手に取ってしまい、理性を失ったまま、師匠と兄弟子たちの命を奪ってしまいます。絶望の中でペルが決めたのは、世界中に散らばった師匠の仮面を壊すこと。自分の犯した罪から目をそらさずに、旅に出ます。

原作の1巻は、その悲劇のあとから始まります。仮面を作る腕を持つペルは、旅の仮面商人としてどこか陰鬱な街を訪れます。そこで売り物の大事な仮面を盗んでいったのが、謎めいた少女ソナ。ここから物語が動き出します。アニメの第1話もふたりの出会いが描かれます。ソナ役の山本悠有希さんは、9月に京都で開かれたイベント「京まふ」のステージで、この場面のソナを「結構大胆なことをする子」と紹介しています。

キャスト表に“仮面”が2枚――意志を持つ仮面たち

単行本1巻の紹介文は「その仮面は災いを齎す。その仮面は殺戮を好む。その仮面は意志を持つ――。」の3つの文で始まります。この作品の仮面は、力を貸すだけの道具ではありません。アニメのキャスト一覧には、ペルやソナと並んで「武神の仮面」と「死霊の仮面」の名前があり、それぞれ大塚明夫さんと遠藤綾さんが声をあてています。

ペルの悲劇を引き起こした武神の仮面は、作りが精巧なあまり、仮面だけで言葉を話します。アニメ公式サイトに寄せた大塚明夫さんのコメントは「この役が中ボスになるのかラスボスになるのか」で始まり、「今のところは最強の敵ですがこの先どう相成りますことやら…。」と続きます。

物語に出てくるおもな仮面と、その使い手は次のとおりです。

仮面使い手どんな仮面か
武神の仮面(悲劇の夜にペルを操った)ガストンの仮面の中でも最高傑作と呼ばれる一枚。ボルナルトという名を持つ
死霊の仮面リンネこれもガストンの最高傑作の一つで、アリエスの名を持つ。死んだ者を思いのままに動かし、“死霊”としてよみがえらせる。武神の仮面と並んで恐れられている
煙の仮面モク煙を自在に操る
夢の仮面マスター仮面の力も、マスター自身の目的も謎のまま

モク役の浦和希さんは、本作に登場する仮面を「少年の夢の様なワクワクする仮面から、身の毛もよだつ様な悍ましい仮面まで……」と表現しています。物語には、このほかにも蜘蛛の仮面、炎龍の仮面、勇気の仮面、洗脳の仮面などが登場します。

主要キャラクター紹介

ペル・ダレスト(CV:木村太飛)

ガストン・ルーの弟子で、仮面を作る腕を持つ少年。旅先では仮面商人として商いをしながら、師匠の作った仮面の行方を追っています。

木村太飛さんが設定を見たときの第一印象は「寂しい、もしくはかわいそうな子」(推しタイムズのインタビュー)。けれど演じるうちに「ペルは意外と笑うんですよ」と気づいて、「ペルもやっぱりひとりの青年なんだな」と思えました。過去に犯した罪の重さだけで語る人物ではなく、歩みを止めない主人公らしさもあります。

ソナルエ・メイウッド(CV:山本悠有希)

リスブランの元王女。目の前で母を殺された過去がありながら、芯の強さを秘め、明るさをなくしていない少女です。ペルとの出会いをきっかけに、やがてペルの力になろうと故郷をあとにし、旅に加わります。

山本悠有希さんがソナに抱いた第一印象は「とにかく明るくておてんばな子」。そのうえで山本さんは、ソナには自分なりの善悪の物差しがあり、世間でいう正義感と少し食い違うことがあっても、どんな環境に置かれてもぶれない子だと話しています。

モク・シャリブ(CV:浦和希)

煙の仮面が顔にはりつき、剥がせなくなった青年。一定の間隔で喫煙が欠かせない体質にもなっています。仮面屋のペルに仮面を剥がしてもらうため、旅の仲間に加わります。

ゴウオン(CV:星野貴紀)とヒエン(CV:野島健児)

ゴウオンは世界最強と名高い剣士で、いまのリスブランを治める男。数か月前にソナの両親を殺し、国のトップに立ちました。武力を背景に世界の統一をもくろみ、腕の立つ仮面屋を探しています。手元にはガストンの仮面が2つ。星野貴紀さんの言葉を借りれば、ゴウオンは「国を奪い、力で道を切り拓いてきた男」であり、「“圧”そのもののような存在」です。統治隊のヒエン(CV:野島健児)は、このゴウオンを父と仰ぐほど慕う男。ある出来事が引き金となってペルに憎しみを抱き、ペルの足取りを追いかけます。

トトク(CV:駒田航)

ゴウオンの配下で、リスブランの第一統治隊の隊長。人々を守るためと称して市民に厳しい統制を敷く、冷酷な剣の達人で、ペルとソナが最初にぶつかる敵でもあります。駒田航さんは、トトクを「強くて冷淡で、無慈悲で不気味。でも強い己の美学を持ち合わせている」と表しています。

ガストン・ルー(CV:井上和彦)とゼント(CV:榎木淳弥)

ガストン・ルーは、世界で三本の指に入るといわれる伝説の仮面職人で、強力な仮面をいくつも生み出してきました。ゼントは、ペルと同じ工房で修行しながら世界一の仮面屋を目指し、兄貴分としてペルをよく気にかけていました。師匠と兄貴分という大切な2人を、ペルは手にかけてしまいました。

ペルたちの前に現れる、仮面の使い手たち

ピエロ姿のクラウン(CV:新祐樹)は、不気味な笑みを浮かべながら仮面を集めて暗躍する人物。冷静で頭が切れ、運命や人の心をもてあそぶような言動で、ペルたちを振り回します。クラウンと同じ組織に属するラスガール(CV:古賀葵)は、音を操る仮面を持つ女性。ふだんは読書好きで無気力なのに、戦いになると性格が一変し、ためらいなく音の斬撃を浴びせます。

リンネ(CV:若山晃久)は、死霊の仮面と思想がぴたりと重なり、その力を思うままに使いこなす強敵。目指しているのは、人類を一人残らず殺し、その全員を操ることです。

ここがすごい!『朱色の仮面』のおすすめポイント4選

① テーマは「赦し」。ペルもソナも、自分の罪と向き合う

ペルの旅の出発点は、夢や目標ではなく罪です。木村太飛さんは京まふのステージで、「ペルは罪を背負った状態から始まる」と切り出しました。木村さんの分析では、ペルは「俺は悪人で、罪人だから、師匠の仮面を壊さなきゃいけない」と思い詰め、自分の世界をどんどん狭めています。その責任感の強さは、長所にも短所にもなります。

アニメ公式サイトが掲げる一文は「少年は闘い続ける——。「己を赦せる」その日まで——。」。キャストの言葉にも、この「赦し」がくり返し出てきます。木村さんは演じるうえで大切にするものとして『立ち向かう事』『赦し赦されること』の2つを挙げ、山本悠有希さんは原作に「自らの罪をどう許していくのかという深いテーマ性」を感じたとコメントしています。山本さんによれば、自分の罪と向き合っていくのはペルだけではなく、ソナも同じです。

② 仮面を壊すための旅を、仮面の力で戦い抜く

ペルの旅の目的は師匠の仮面を壊すことですが、戦うときに頼るのもまた仮面です。メインPV第1弾には、猫の仮面や蜘蛛の仮面を使って強敵に挑むペルの姿が映っています。木村さんの言葉でいえば、ペルは「ペル自身の力というより、仮面の力を借りて戦っている」。人生を狂わせたのと同じ“仮面”の力を借りて、仮面を壊しに行くのです。

監督の渡邉徹明さんが本作の面白さとして挙げるのも、「仮面を被って様々な能力を使う」ところ。木村さんは見どころに「たくさんの“仮面”が登場すること」を挙げ、「仮面ごとにエフェクトが違うなど、細かな変化があって、アクションもダイナミックです」と話しています。

③ 似た者同士のペルとソナ、そこに少し大人のモク

山本悠有希さんは、ペルとソナについて「“同じ種類の魂”を持っているように感じています」と話します。根っこの性質が似ているから、ソナは何があってもペルの味方でいると覚悟を決めている。それが山本さんの見立てです。

ただ、ふたりきりでは旅を続けられない、とも山本さんは見ています。似ているぶん、片方が倒れるともう片方も一緒に崩れてしまう。木村さんも「ペルもソナも、ふたりとも自己犠牲的なんですよ」と応じています。そこで効いてくるのがモクです。木村さんいわく、悩むペルに「バーカ、そんな悩むことない」と言ってくれる存在です。山本さんは3人を「ペルとソナは子どもだけど、モクは少し大人」と表しています。

④ 仮面は本心を隠すものか、自分を守るものか

『朱色の仮面』の仮面は、つけた者に力を与える道具です。けれど浦和希さん、野島健児さん、山本悠有希さんの3人は、仮面を“自分をどう見せるか、どう隠すか”の話として語っています。モク役の浦さんにとって、仮面は「理想の姿を映し出したもの」。「弱気な自分を隠してカッコよくいたい、面白くありたい、完璧でありたい……」という願いを、本作の仮面は本当にかなえてしまう、と話しています。

ヒエン役の野島さんは、「誰の心にもいくつかの仮面がきっとあって、憧れの仮面を被り続けてるとやがて外すことが出来なくなってしまいそう」とコメントしています。煙の仮面が顔にはりついて外れなくなったモクの姿とも、どこか重なる言葉です。

ソナ役の山本さんは、もともと仮面に「本心や姿を隠すもの」というマイナスのイメージを持っていたと明かしています。それが本作に触れて、「守ってくれるもの」「力を与えてくれるもの」へと変わったそうです。

📚 9巻まで、まとめて読むなら

原作は既刊9巻。東の国ボタンを舞台にした章は4巻から7巻まで4冊続くので、1冊ずつ買い足すより、そろえて読んだほうが途中で止まりません。Kindleも楽天Koboも、9巻ぶんをシリーズで一括購入できます。

原作漫画は既刊9巻。巻ごとの旅の行き先

ペルたちの旅は、巻が進むごとに行き先を変えていきます。ネタバレにならない範囲で、各巻の舞台を一覧にしました。

巻舞台・できごと
1巻どこか陰鬱な街で、謎の少女ソナと出会う
2巻ソナとの旅が始まり、煙の仮面がはりついたモクが仲間に。ペルの故郷へ向かう
3巻ペルの故郷では《死者をよみがえらせる宗教》が広まり、幼いころの恩人アカネも入信していた
4〜7巻三大仮面屋の一人・ダルマに招かれ、東の国ボタンへ
8〜9巻新章「ユルバンの仮面庫編」。仮面屋の始祖・ユルバンの仮面が眠る迷宮を調べる

読み始めるなら1巻から(Amazon Kindle/楽天Kobo)。

アニメ『朱色の仮面』の放送情報

アニメ版では、原作のDr.Poroさんと那波なばなさんが、シリーズ構成・脚本の段階から打ち合わせに加わっています。監督の渡邉徹明さんは原作をずっと追いかけてきた読者でもあり、「原作が大好きでどうしても自分の手でアニメ化したい」と、制作を担う100studioに企画を持ち込んだと明かしています。

放送2026年10月10日(土)より毎週土曜 夕方5時30分〜/読売テレビ・日本テレビ系全国ネット(一部地域を除く)
原作Dr.Poro(原作)・那波なばな(漫画)/少年画報社「ヤングキングアワーズ」連載
監督渡邉徹明
シリーズ構成大東大介
ストーリー監修Dr.Poro、那波なばな
キャラクターデザイン・総作画監督東島久志
仮面・クリーチャーデザイン久我嘉輝
音楽桶狭間ありさ
アニメーション制作100studio
主題歌OP:MAN WITH A MISSION「Firestarter」/ED:yutori「声」
キャストペル・ダレスト:木村太飛/ソナルエ・メイウッド:山本悠有希/モク・シャリブ:浦和希/ゴウオン:星野貴紀/トトク:駒田航/ヒエン:野島健児/ゼント:榎木淳弥/ガストン:井上和彦/ラスガール:古賀葵/クラウン:新祐樹/リンネ:若山晃久/マスター:堀江由衣/武神の仮面:大塚明夫/死霊の仮面:遠藤綾

よくある疑問に答えます

原作漫画は完結していますか?

完結していません。2021年に『ヤングキングアワーズ』で連載が始まり、いまも続いています。コミックナタリーが伝えたアニメ化発表時のコメントで、原作のDr.Poroさんは「今後もどんどん面白い展開が描けるように頑張ってまいります!」と語っています。

作者は誰ですか?

原作をDr.Poroさん、漫画を那波なばなさんが手がける2人体制です。アニメ化決定のときの那波さんのひと言は「漫画から、アニメから、どちらから朱色の仮面を知って頂いた方も楽しめるものになっていると思います!」。

アニメは全何話ですか?

分割2クールで放送されます。第1クールの最終話は第12話で、作品の宣伝大使を務めるT.N.Tの手越祐也さんが、この回に声優として出演することも発表されています。

アニメは配信でも観られますか?

見放題で配信するサービスは、2026年10月1日の時点で、まだ公式サイトで発表されていません。発表されしだい、この記事に追記します。

こんな人におすすめ!

  • 罪と赦しを描く、人間ドラマの濃いバトルファンタジーが好きな人――ペルの旅は、取り返しのつかない夜のあとから始まります
  • 能力ごとに戦い方が変わるバトルが好きな人――猫、蜘蛛、煙、音。どの仮面を使うかで、引き出せる力が違います
  • “仮面”を人の内面のたとえとして読むのが好きな人――理想の自分を映すものか、本心を隠すものか。キャストの読み方もさまざまです
  • 旅をしながら舞台が移り変わる冒険ものが好きな人――リスブラン、ペルの故郷、東の国ボタン、そしてユルバンの迷宮へ

まとめ

『朱色の仮面』は、仮面に操られて師匠と仲間を失った少年が、師匠の遺した仮面を壊すために、ほかの仮面の力を借りて戦う物語です。本人が「そんな立派なモンじゃねぇ」と言う旅の中で、ペルはソナやモクと出会い、自分を赦せる日を探していきます。

アニメは10月10日(土)の夕方5時30分から。放送の前に1巻を開けば、ソナがペルの仮面を盗むあの出会いから、一足先に旅に加われます。

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