
原作: HERO/作画 萩原ダイスケ(月刊Gファンタジー・スクウェア・エニックス)
巻数: 全17巻・完結(累計700万部・2021年時点)
アニメ: 2021年TVアニメ/2023年『ホリミヤ -piece-』(CloverWorks)。Hulu・ABEMAで見放題
学校での顔と、誰も知らない素顔——その両方を分け合うことで縮まっていく距離を描いた学園ラブコメ「ホリミヤ」。原作はHERO・萩原ダイスケによる人気漫画で、全17巻ですでに完結し、シリーズ累計700万部を突破しています。2021年のテレビアニメ、2023年の『ホリミヤ -piece-』とアニメ化も果たした定番作です。
派手な事件が起こるわけではないのに、キャラクター同士の何気ないやりとりがいつまでも心地いい——本作はそんな“超微炭酸系”とも称される独特の空気感が魅力です。この記事では、堀と宮村を中心とした群像青春劇のおもしろさを、たっぷりお伝えします。
アニメ『ホリミヤ』はHulu・ABEMAで全話見放題配信中。思い立ったその場で、堀と宮村の日々を楽しめます。※最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。
「ホリミヤ」ってどんな作品?
ジャンルは学園ラブコメ、そして登場人物それぞれにスポットが当たる青春群像劇です。HERO氏が2007年から個人サイトで発表していたWebコミック『堀さんと宮村くん』が出発点で、それをHERO原作・萩原ダイスケ作画で新たに描き直した『ホリミヤ』が、月刊Gファンタジーで連載され、全17巻で物語を結びました。
主人公は、高校のクラスメイトである堀京子と宮村伊澄。堀は美人で成績もよく、学校ではクラスの中心にいる人気者ですが、家では弟の世話や家事をこなす“生活感”のある一面を、学校では見せていません。一方の宮村は、長い前髪で顔を隠した地味で目立たない男子。けれど学校の外では、耳にいくつものピアスを着け、体にはタトゥーという、まるで別人のような姿を持っています。あるささいなきっかけで互いの“学校では見せない素顔”を知った二人は、教室では交わらなかったはずの距離を、少しずつ縮めていきます。
作画を手がけた萩原ダイスケ氏は、原作『堀さんと宮村くん』について「あこがれの青春を描きつつ、キラキラしたところだけでなく、隠したいような感情まで良い意味で生々しく描いている」と評しています。甘いだけではない、ほろ苦さも丁寧にすくい取る——そのリアリティが、本作が長く愛される理由のひとつです。
主要キャラクター紹介
「ホリミヤ」は、堀と宮村の二人だけでなく、クラスメイトや生徒会の面々まで、脇に回るキャラを作らずしっかり描き込むのが持ち味。主要な顔ぶれを見ていきましょう。
堀京子(CV:戸松遥)
本作のヒロイン。学校では美人で成績優秀、誰とでも分け隔てなく接するサバサバした人気者ですが、家庭では家事や弟の世話を一手に引き受ける、生活感あふれる一面を持っています。演じる戸松遥さんは、堀を裏表がなくカラッとした性格と捉えつつ、高校生でありながら“高校生を超えた貫禄”を持つタイプだと語っています。その堂々とした生活力も、堀の大きな魅力です。
宮村伊澄(CV:内山昂輝)
もうひとりの主人公。学校では前髪で顔を隠した物静かな少年ですが、校外ではピアスとタトゥーという正反対の素顔を持っています。宮村を演じる内山昂輝さんは、本作を「宮村という人が、世界に対して今までになかった一歩を踏み出していく物語」と表現しています。堀との交流を通じて、彼が少しずつ表情を増やし、なだらかに変わっていく過程が、作品全体を貫く軸になっています。
石川透(CV:山下誠一郎)
宮村の親友。一見すると“主人公を支える友人キャラ”ですが、彼自身にもしっかりとスポットが当たり、堀や宮村との関係のなかで揺れたり悩んだりする、リアルな人間味が描かれます。演じる山下誠一郎さんは、石川を単なる役回りで終わらない人物と捉え、宮村と持ちつ持たれつで一緒に歩んでいく“器の大きさ”に魅力を感じたと語っています。
吉川由紀(CV:小坂井祐莉絵)
堀たちのクラスメイトの女子。ラブリーというよりはナチュラルなかわいさを持ち、明るく活発な性格の奥に、繊細な内面を秘めています。演じる小坂井祐莉絵さんは、由紀を“根本的な明るさを失わない子”と捉え、その明るさを軸にしながら、思春期ならではの繊細な揺れを表現したと話しています。
仙石翔(CV:岡本信彦)
生徒会長を務める男子。初登場こそクールで近寄りがたい雰囲気ですが、付き合ってみればすぐにメッキがはがれる親しみやすさが魅力です。演じる岡本信彦さんは、仙石を“男としての理想像を抱きながら、なかなかそこに近づけない”ところがかわいいキャラクターだと語っています。背伸びと素顔のギャップが、彼の人間味になっています。
河野桜(CV:近藤玲奈)
生徒会のメンバーで、落ち着いた大人っぽい雰囲気の女子。普段は感情を表に出さず、心の中で多くを考えているモノローグの多いキャラクターです。演じる近藤玲奈さんは、桜の魅力を素直さと純粋さだと捉え、物語が進むにつれて少しずつ感情があふれ、笑顔が増えていく変化を大切に演じたと話しています。
ここがすごい!「ホリミヤ」おすすめポイント
数ある学園ラブコメのなかで、本作が長く愛される理由を4つの切り口からご紹介します。
① 学校での顔と、素顔。ギャップを分け合う関係
本作の出発点は、堀と宮村が“学校では見せない素顔”を互いに知ってしまうこと。クラスでは決して交わらなかったはずの二人が、隠していた一面を共有することで、特別な関係になっていきます。誰にも見せない部分を見せ合えるからこそ生まれる安心感と距離の近さ——この設定が、ありふれた学園ラブコメとは一味違う心地よさを生み出しています。
② “超微炭酸系”と称される、絶妙な距離感
本作の空気感は、しばしば“超微炭酸系”と表現されます。派手な恋愛イベントを声高に描くのではなく、信頼関係をベースにした穏やかなやりとりが、読み手の胸を静かにくすぐる。監督の石浜真史さんは、キャラクター同士の根っこに信頼があり、全員が思いやりを持っているからこそ、予定調和では終わらない“沸き立つ胸騒ぎ”が生まれる、と本作の「キュン」を語っています。劇的でないのに目が離せない、その絶妙な温度が魅力です。
③ 堀と宮村だけじゃない、一人ひとりが主役の群像劇
タイトルこそ堀と宮村ですが、本作は登場人物それぞれに見せ場が用意された群像劇でもあります。クラスメイトや生徒会の面々にも悩みや関係性のドラマがあり、読み進めるほどに「このキャラのことも好きになっていく」という体験が待っています。脇役を“物語を回すための便利な存在”にしない誠実さが、世界全体のリアリティを支えています。
④ 原作の完成度と、それを忠実に映したアニメ
『ホリミヤ』は、セリフの“間”や文字の置き方まで計算して読み手の感情を導くと言われるほど、原作漫画の完成度が高い作品です。アニメ化にあたり監督の石浜真史さんは、めずらしく「原作に何も足す必要がない」と感じたといい、原作をそのまま映像へ置き換えることに力を注いだそうです。たとえば“風は意味のある時、キャラクターの心が動く時にしか吹かせない”といった細やかな演出方針も、原作の精神をくみ取ったもの。漫画とアニメを見比べると、その丁寧さがいっそう味わえます。

ここまで読んで気になった方へ。『ホリミヤ』はすでに最終巻まで刊行され、物語は完結済み。打ち切りの心配もなく、堀と宮村たちの結末まで安心して読めるのが大きな強みです。まとめ買いなら、あの心地よい空気にいつでも浸れます。
アニメ『ホリミヤ』の放送・配信情報
テレビアニメの基本情報をまとめました。
| 放送 | 第1期 2021年1月〜4月/『ホリミヤ -piece-』2023年7月〜9月 |
| 配信 | Hulu・ABEMA で全話見放題 |
| 原作 | HERO/作画 萩原ダイスケ(月刊Gファンタジー) |
| 監督 | 石浜真史 |
| シリーズ構成 | 吉岡たかを |
| キャラクターデザイン | 飯塚晴子 |
| アニメーション制作 | CloverWorks |
| オープニング主題歌(第1期) | 神山羊「色香水」 |
| エンディング主題歌(第1期) | フレンズ「約束」 |
配信で楽しむなら、Hulu・ABEMAで全話が見放題。お気に入りのエピソードを何度でも見返せますし、第1期のあとは学校イベント満載の『ホリミヤ -piece-』まで一気に味わえます。※最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。
※配信状況は変動します。最新の配信状況は各公式サイトでご確認ください。
よくある疑問に答えます
Q. 原作は完結していますか?全何巻ですか?
『ホリミヤ』は全17巻ですでに完結しています(16巻で本編が描き切られ、17巻は番外編・新規エピソードを収録)。連載中の作品のように続きを待つ必要がなく、結末まで一気に読めるのが大きな魅力です。
Q. テレビアニメと『ホリミヤ -piece-』の違いは?
2021年の第1期は、卒業までの物語をきれいにまとめた構成でした。一方、2023年の『ホリミヤ -piece-』は、第1期では描ききれなかった修学旅行や体育祭などの学校イベントを中心に補完する内容です。監督の石浜真史さんも、前作で泣く泣く飛ばしたエピソードを描けた“楽しさ全開”の作品だと語っています。
Q. アニメはどの順番で見ればいいですか?
まず2021年の第1期から観て、そのあとに『ホリミヤ -piece-』へ進むのがおすすめです。どちらもHulu・ABEMAで見放題配信中なので、続けて一気に楽しめます。
こんな人におすすめ!
- 学校での顔と、隠れた一面のギャップにキュンとしたい人……見せ合えない部分を分け合うことで近づく二人の関係を堪能できます
- 声高な恋愛より、信頼ベースの落ち着いた距離感が好きな人……派手さはないのに、穏やかな空気がずっと続くのがたまりません
- 脇キャラまで深く描かれる群像劇が好きな人……クラスメイトや生徒会の面々まで、一人ひとりを好きになれます
- 甘いだけでないリアルな青春が読みたい人……ほろ苦さや迷いも丁寧にすくい取る誠実さがあります
- 完結済みで一気読みできる作品を探している人……全17巻、結末まで安心して楽しめます
まとめ
「ホリミヤ」は、表向きの顔と隠していた一面を互いに見せ合うことで近づいていく二人を描いた、あたたかな学園ラブコメ・青春群像劇です。堀と宮村の穏やかな関係、クラスメイトや生徒会まで主役級に描かれるドラマ、そして原作の世界をそのまま映したアニメ。そのどれもが、読む人・観る人の毎日にそっと寄り添ってくれます。
原作は17巻で結末まで描き切られており、安心して一気に読めるのも魅力。アニメはHulu・ABEMAで全話見放題配信中です。まずは気になった入口から、堀と宮村たちの“超微炭酸系”な日々に触れてみてください。

堀と宮村の物語をいちばん深く味わえるのが原作漫画(全17巻・完結)。アニメで描かれなかったエピソードも、結末まですべて原作で読めます。完結済みなので、まとめ買いで途切れず一気読みできるのが安心です。
原作の空気感をそのまま映したと評されるアニメ版で、堀と宮村たちの日々を味わえます。Hulu・ABEMAなら全話見放題、第1期から『ホリミヤ -piece-』まで続けて楽しめます。
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クラスメイト一人ひとりが魅力的な学園群像。脇キャラまで愛せる作品が好きな方に。

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