エイシンフラッシュ(ウマ娘)ストーリーネタバレ

『どんな時も厳格、厳正、精密に。すべてレシピ通りでいきましょう』の紹介文から始まるエイシンフラッシュの記事です。

完璧なスケジュールを立て、それを正しく遂行することで、完璧な自分を目指す努力家のウマ娘

頑固で不器用、思い込みが激しい一面もあるが、コツコツと努力を重ねることを決して怠らず、誇りある勝利を目指して、誰が相手だろうと挑み続ける漆黒の閃光です。

プロフィール

誕生日は3月27日

身長は160cm スリーサイズはB88・W59・H86 体重は増減なし(1gの誤差もなく)

学園は高等部 所属寮は栗東寮 ルームメイトはスマートファルコン

真面目で几帳面なドイツからの留学生です。

あらゆる物事にスケジュールを立てており、寸分違わず完璧にこなすことを、正しい行いとして遵守するウマ娘です。

スケジュールは細かく組み立て、分刻みは当然で、厳しい時は秒単位で組んでいます。

育成ストーリーでは、デビュー前から3年間のスケジュールを考えてトレーナーに提示しており、更には引退後の10年間についても考えていました

スケジュール

スケジュール管理する上で、重要になる時間の管理も細かく、ルームメイトのスマートファルコンを辟易させています。そのため適当が禁句で、彼女の前でそれを口にすると、徹底的にスケジュール管理されます。

その徹底具合は、スマートファルコンに勧められて始めたウマッターが『1400自主トレ開始 定刻通り』のような時報になるほど。時間の概念が存在しない夢の世界に迷い込んだ時は、太陽を使う日時計の要領で数字を読み上げようとしました

それゆえに、時間通りに進行しない物事が苦手です。うまよんでは、野球が延長戦に突入するとニュースを見る時間がずれてしまうことから敵と断言しています。スマートファルコンに連れてこられたアイドルのコンサートでも開始時間がずれたり、アンコールで終了時間が予定と違うことに対して、『自分たちはこうならないようにしましょう』と胸に刻みこんでいました。

弱点

何事も真面目に決めて、時間通りに進めようとする几帳面さは、悪く言えば柔軟性に欠けています。予定が狂った時は狼狽したり、休憩時間を削ってでも、強引に推し進めていました。

キャラクタ―ストーリーの選抜レース時は、それが顕著に現れています。レースで結果を出すために、必要なことを全て詰め込んだ結果、身体に負担がかかり、本番でベストパフォーマンスを発揮できませんでした。

臨機応変が不得手で、『スケジュール順守』という信念から自己管理に厳しく、損をする場面もしばしばあります

・トレセン学園に、SNSで有名な神出鬼没のクレープ屋がやってくると聞いて興味津々だったが、事前に決めたスケジュールを動かすことは正しくないからと見逃す。

・休日に訪れたカフェで注文する時に、告知されていない限定商品があって興味を惹かれたが、事前に注文するケーキを決めていたので断念しようとする(トレーナーが限定商品を注文して半分別けてもらった)。

・スマートファルコンに貰ったたい焼きを、間食の時間になるまで手に持ったまま我慢する。

・ドイツ語縛り中に両親から電話がかかってきて、テレビ電話で3時間かけて身振り手振りで話をして、息も絶え絶えになる。

・うまよんにて、共同でケーキを作ることになったゴールドシップに、スケジュールが崩されないようにずっと警戒していたせいで、気疲れしてダウンする(ゴールドシップは終始真面目にケーキ作りをしていた)。

トレーナーからは『もう少し甘くしてもいいのに』と思われており、同室のスマートファルコンからも心配されていました。

クールなだけではない

上記の性格からくる冷静な立ち振る舞いもあって、クールで静かな印象を受けますが、本人は情に厚く、友達想いです

スマートファルコンの補習やウマドル活動に時間が合えば付き合い、ダイワスカーレットに勉強を教えています。お菓子作りを教えている時に子供たちが喧嘩したら、厳しく叱るのではなく優しく諭しました。

故国であるドイツのことを深く愛しており、勝負服もドイツの民族衣装であるディアンドル風のデザインです。勝負服で走る時は、故国の伝統と誇りを背負う覚悟で挑んでいます。

トーセンジョーダンとのカラオケでもドイツの童謡を選び、遊園地のお土産屋でドイツをテーマにしたフェアが開かれていた時は、故郷を思い出して珍しくスケジュールが頭から離れるほど夢中になっていました。

家族関係

両親がパティシエとしてケーキ屋を開いている影響で、お菓子作りが得意です。卒業後は実家のケーキ屋を継ぐ予定で、その腕前は多種多様なケーキ作りはもちろんのこと、クリスマスにアドベンドカレンダーを手作りして、25種類のお菓子を全て用意するほどです。

他にも、みんなで食べられるように、寮の食堂にお菓子を作り置きしています。

人に教えるのも上手く、『栄冠のパティスリー』ではミホノブルボンを始めとしたメンバーに指示だしして、コンテストで2位を受賞しています。またバレンタインになると、トレセン学園の生徒がチョコレートスイーツを教わりに来るそうです。

お菓子以外の料理も得意で、クリスマスをお祝いするために、ほとんどの料理を1人で準備していました。また料理を演出する細工や小物作りも得意で、豚を模写して精巧なお菓子を作ったり(あまりにリアル過ぎてスマートファルコンに引かれた)、大きなものでは丸太からツリーを制作しました。

お菓子は分け隔てなく人を笑顔にする力があり、分け合うことで笑い合うことができる。と語っており、お菓子作りそのものが好きであることが窺えます。

休みの日は、研究がてらに趣味としてケーキ屋を巡っており、店の内装やケーキの種類、立地や客層など、15項目でチェックしていました。

お菓子が関係すると、普段の冷静な装いからは想像できないほど饒舌になります。トレーナーに休日巡ったケーキ屋でどれが美味しかったか問われた際は、一時間ほどノンストップで喋り続けました。

好きなこと

意外にも、納豆を好物としてあげています(史実で騎手が好きだったため)。

テントウムシ(幸運の象徴)を好んでおり、幼少期の頃は父にテントウムシモチーフのケーキをねだったり、ランドセルにテントウムシモチーフのブローチをつけて磨いました。今でもテントウムシのストップウオッチに興味を惹かれたり、年賀状にリアルなテントウムシを模写しています。果てには趣味で『テントウムシ管理の会(エアグルーヴも所属)』を結成して守護しています。

苦手なこと

非科学的で不合理極まりないとしてゾンビが苦手です。

学園内でゾンビ(の覆面をかぶったゴールドシップ)と遭遇した際は、聞いたことがない大きな悲鳴を上げています。交通安全のお守りを投げたり、神頼みや魔よけの呪文を唱えるなど、普段からは想像できないほど動揺していました(後日真相を知った時は、ゴールドシップを見る目が三日ほど冷たくなりました)。

遊園地を巡る際は、ゾンビが出るかもしれないという理由で、お化け屋敷を予定から外しています。

幽霊に関しては、『実在していないから、実体もないので恐れていない』と言っています。

ドイツは扇風機が一般的なため、クーラーが苦手です。

その他

両親から教えてもらった呪文『toi,toi,toi(と言いながら机や胸を指で叩く。その音で魔を祓い、幸運を守る)』をレース前や、緊張している時に唱える癖があり、上述のゾンビと遭遇した際も唱えていました。

尻尾はきっちりと切りそろえており、手入れが気になって寝不足になることもあります。その形は、他のウマ娘と比べると違いがわかります。

バレンタインでは、トレーナーに一輪のバラを送りました。意味合いとしては一目惚れで、トレーナーに『一目惚れした』と言われたことに対するエイシンフラッシュらしいお返しだと思います。

サッカーのリフティングが得意で、ファンイベントでアンコールを受けた際に、勝負服のまま披露していました。

結構寝ぐせが酷く、楽しみなスケジュールはオレンジのペンで書いています。

関連ウマ娘

ルームメイトでお互いに気心が知れているスマートファルコン。史実で対戦した経験があるゴールドシップ、トーセンジョーダン、ナカヤマフェスタとの絡みが多いです。

スマートファルコン

エイシンフラッシュがウマドルのマネージャーとして付き合ったり、勉強の面倒を見るなど世話を焼くことが多く、スマートファルコンいわく『一生のお願い何回したかわかんない☆』

ただエイシンフラッシュがトレーニングで無理をしている時やレースに不安を覚えている時に、元気づけたり遠慮なく指摘してくれる理解者でもあります。

スマートファルコンに対して、『ずぶら。うっかり者。目敏い。ちゃっかりしている』とかなり遠慮がないが、出会った頃は自分が合わせるべきと遠慮がちでした。

今では海外旅行に行く約束をするほど仲が良く、異国で独りだったエイシンフラッシュに手を差し伸べてくれた『優しいウマドル』は、正反対だからこそパズルのピースのように嵌まった『kameradin友人』です。

ゴールドシップ

貯金箱に5円玉を勝手に入れられたりします。しかし、ゴールドシップがニンジン畑を作るためにレースから引退しようとした時に、モチベーションをレースに向けさせるなど、意外と扱いを心得ています。

トーセンジョーダン

カラオケに行くなど、仲が良い場面が散見されます。ただうまよんの料理回で、長い時間をかけて楽しむことがシュトレンの醍醐味にも関わらず、トーセンジョーダンが(完成品はこちらです、といった感覚で)数週間後のシュトレンを持ち出した時は激怒しています。

誕生日会話で、ゴールドシップとトーセンジョーンが考えた企画『浮沈艦キックオフ☆(自主製作した抱腹絶倒モノの刑事ドラマ)』『ギャル盛りのメイクでプリントシール撮影』『大喜利(ゴールドシップを笑わせたらクラゲの魚拓をプレゼント)』を門限までに終わらせようと、受動的な催しと、能動的な催しを分割して実施しました¹。

¹……『トーセンジョーダンにスマホ(自主映画を流す)をぶら下げてもらいながらメイク』→『大喜利はプリントシール撮影時に行う(お題をしっかり聞くために、ヘッドフォン着用)』。

その他

ナカヤマフェスタからは、『完璧な自制心』と評価されて、ポーカーで勝負を挑まれました。

デビュー時期が同期のカレンチャンとは、スマートファルコンを通して絡みがあります。

育成ストーリー

生真面目で几帳面、自身が定めたスケジュール通りに進行している間は、とても落ち着いて冷静な態度を崩しません。

レース前も同様で、『やるべきことをこなしてきたから、あとは走って結果がついてくるだけだ』と語っており、緊張や動揺が走ることは少ないです。

その反面、スケジュールが崩れた時は、なんとか立て直そうと躍起になってしまい、一度決めた予定を白紙に戻せない頑固な一面もあります。また些細なミスが、予定全般を狂わせると思い込んでしまい、立て直すまで精細さが欠けてしまいます。

端的に言うと失敗を恐れており、トレーナからは思い込みが激しく、状況に応じてコントロールする柔軟さが欠けていると指摘されています。スマートファルコンからも不器用と言われていました。

ただエイシンフラッシュが達成することが難しい、言ってしまうと理想論の混じったスケジュールを組むのは、達成した時に、誇り高い自分になれるからです。

楽をして逃げた先に掴む勝利に誇りはなく、敢えて難易度が高い壁に挑み、それを踏破するからこそ意味がある。強敵が立ち塞がり、一度は安易な道を選びかけました。しかし、エイシンフラッシュは強敵と向き合い、誇りある道を選びました。

だからこそエイシンフラッシュは、自分自身が定めたスケジュールに全力で挑み続けます。

ウマ娘としてのエイシンフラッシュ

エイシンフラッシュが走る理由は、敬愛する両親の娘として、相応しい姿を見せるためです。

彼女にとって両親は完璧な存在で、その話題になると饒舌になるほど尊敬しています。

スケジュール管理に厳しいのも、両親がコツコツと実績を積み重ねて、夢だったケーキ屋を開いたからです。娘として尊敬しているからこそ、同じように決めたことを全うしたいと考えました。

エイシンフラッシュにとってスケジュールは、正しい努力と積み重ねを行うための指針です。

彼女にとって正しさの象徴は両親で、スケジュールに固執するのは、両親への憧れが理由でした。

そして、その積み重ねがエイシンフラッシュの武器です。

ただ積み重ねるのではなく、エイシンフラッシュは同じ過ちを二度と繰り返しません。失敗したことを忘れず、行ったり来たりせずに、確実に前へ進みます。

文字通り、正しく一歩ずつ積み重ねて、失敗したことさえも糧にします。エイシンフラッシュは必ず目標に辿り着く、なんだってできるウマ娘です。

エイシンフラッシュは完璧ではありません。そしてドイツから離れてみて気づきましたが、両親も完璧ではなかった。けれど完璧であろうと努力して、達成するからこそ、誇り高いのです。

多くを学び、積み重ねて、背中を押してくれた人たちに。全ての想いを込めて、エイシンフラッシュは片膝をターフにつきます。

その姿は気高く、光輝いていました。

意志あるところに道は開ける

この先、私はあくまでも正しく完璧な自分を目指していきます。

けれどその完成は恐らく、人生全てを通して行われるもの。

まだ過程にいる、未熟な私を認めるわけにはいきません。

だからこそ……トレーナーさんに、いてほしいのです。

私は私を認めない。けれど貴方が、そんな私を肯定してくれれば。

私は……前へ進めます。

初めて出会ったあの日……私は無理をして、失敗した。

けれどそれすら、意味が生まれました。

無理でも完璧を目指したおかげで、貴方と出会えたのだから……。

今の時間が、私たちが積み重ね築いた……天国なんですね。

まとめ

温泉旅行で『ここでは己も人間だ、人間らしく(本来の自分、素の自分でいられる)振舞ってもいいんだ』というドイツの有名な詩を呟いてから、本心を語るシーンが印象的です。

またバレンタイン衣装は、パティシエとしての父親を尊敬してデザインしているぐらい、両親のことが好きです。

感極まった時は、両親をパパママと呼んでいました。

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