『メアリー・アニング(限定フレガチャ)FGOおすすめ解説』

基本情報

在りし世のドーセット沿岸ドゥリア・アンティクオル
アーツ属性 全体攻撃宝具
自身のアーツカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵全体に強力な攻撃

&敵全体に強化無効状態を付与(1回・3ターン)

スキル1効果
海百合のカリスマ(C)

CT7-5

味方全体の〔女性〕の攻撃力アップ(3ターン)

&〔女性〕のアーツカード性能アップ(3ターン)

&〔女性〕のNP獲得量アップ(3ターン)

スキル2効果
化石婦人の大発見(A)

CT6-4

スター大量獲得

+自身のHP500減少(デメリット)

スキル3効果
商才(A)

CT8-6

敵全体のチャージ1減少

+味方全体のNP増加

&クリティカル威力アップ(3ターン)

強い点

星1ランサーでありながら、キャストリア×2の宝具連射システムに対応しています。

女性限定だが味方全体に攻撃力アップの火力バフを撒き、スター生産(最大30個)、味方全体のNP増加(10%)と周回に向いたスキルを持っています

敵全体のチャージゲージを確定で1減少に加えて、宝具で敵全体に強化無効状態を付与(1回・3ターン)など高難易度向けのスキルも所持しています

星1でステータスは低いが、バフや星出しをして則退場させる手段が取りやすいメリットです。

フレンドポイントがある方は、経験値礼装も美味しいので是非獲得してください

クラスはランサー

カード構成は、アーツ2枚、バスター2枚、クイック1枚。

カード性能は、全て3ヒットでNP獲得量は並み以下です

ステータスはレベル60時にATK5574、HP7194。

クラススキル効果
対魔力(E)自身の弱体耐性を少しアップ(約10%)

対魔力はランクが低いので、デバフを弾ければラッキー程度。

固有の第3アペンドスキルは対アルターエゴ攻撃適性。攻撃等倍のため、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

特性はサーヴァント、人属性、中庸属性、中立属性、人型、女性。

宝具

在りし世のドーセット沿岸ドゥリア・アンティクオル
アーツ属性 全体攻撃宝具
自身のアーツード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵全体に強力な攻撃

&敵全体に強化無効状態を付与(1回・3ターン)

多段ヒットするアーツ宝具だが、NPリチャージ性能は星1相応でシステム運用するにはWキャストリア以外にもマスター礼装『2004年の断片』のコード:H(味方単体のNP獲得量アップ(1ターン・最大50%)などの補助が必須です。

宝具ダメージは約2万宝具レベル13万4千宝具レベル5。宝具レベル5で星3ランサーの宝具レベル1と同程度。

敵全体に強化無効は希少かつ優秀な効果で、妨害スキルとして優秀です。

スキル

スキル1効果
海百合のカリスマ(C)

CT7-5

味方全体の〔女性〕の攻撃力アップ(3ターン)

&〔女性〕のアーツカード性能アップ(3ターン)

&〔女性〕のNP獲得量アップ(3ターン)

女性&性別不明への支援スキル。『黒髭』とは異なり、見た目が男性の『性別不明』にも効果がある。

攻撃力アップ、アーツカード性能アップともに最大で15%と控え目だが、重複するので星1が持つ火力支援スキルとしては優れています(星5セイバー『徴姉妹』のスキル1を女性限定にしてNP獲得量アップが追加された形)。

NP獲得量アップは10%で固定。

複合スキルながらも女性限定のためか、チャージタイムは最短5ターンと短めです。

スキル2効果
化石婦人の大発見(A)

CT6-4

スター大量獲得

+自身のHP500減少(デメリット)

即時スター獲得は最大30個、チャージタイムは最短4ターン(同じ星1のアマデウスは最大50個だが、チャージタイムは最短6ターン)。

回転率の高いクリティカル補助スキルで、ランサーはクラス補正でスター集中度がやや低いので、サポーターとして編成した時に星を渡しやすいです。

※キャスター、ムーンキャンサー、アヴェンジャー、バーサーカーはランサーよりスター集中度のクラス補正が低いです。

メアリー・アニングをアタッカーとして編成している場合は、キャスターよりスター集中度は高いが、星が散る可能性があります。

デメリットのHP500減少は星1の低HPゆえに無視できないが、サポーターとして運用する際は、即退場させやすいメリットです

スキル3効果
商才(A)

CT8-6

敵全体のチャージ1減少

+味方全体のNP増加

&クリティカル威力アップ(3ターン)

敵全体のチャージ1減少は確定(全体確定を持っているサーヴァントは少なく、希少スキル)。

味方全体のNP増加は10%固定。

クリティカル威力アップは最大で30%。スキル2と併用すれば、味方全体で強力なクリティカルを狙えます

運用方法

システム周回

キャストリアに加えて、初期NP50%付与の概念礼装やアペンドスキル、マスター礼装の補助など、かなりの手間が必要です

星1なのでATKが低く、ランサークラスはパーシヴァル謎のアルターエゴ・Λなど宝具のNPリチャージ性能が優秀なサーヴァントが多いです。そちらが育っている場合は、コスト面以外でメアリー・アニングを選ぶ必要はありません。

変則周回

女性&性別不明限定だが、『攻撃力アップ&アーツカード性能アップ』に加えて、即時スター獲得&クリティカル威力アップ、NP10%配布』と変則周回適性は高めです

敵の配置が3-2-1のクエストなら、敵のHPが低い第1WAVEを担当して、第2WAVE以降にスター供給や火力バフを撒くことができます

ただし、宝具ダメージはかなり低いのです。敵のHPが低い第1WAVE担当でも、火力支援が必要な可能性が高いです。

高難易度

確定のチャージ減少や強化無効など、高難易度で使える要素はあります

ただ耐久関係のスキルが乏しく、HP500減少のデメリットもあるため、メインアタッカーとして使うのは厳しいです

サポーターとしてスキルを使い、オーダーチェンジやターゲット集中状態付与の効果で前線から退場させる使い方が適正です。その場合は、星1の低HPがメリットになり、低ATKで邪魔になることなく則退場できます。

まとめ

プラスアルファが必要なもののWキャストリアの宝具連射システムに対応しています。

女性&性別不明限定だが、変則周回のサポーターとしても使えます

星1サーヴァントでコストが3のため、編成のコスト調整に便利です。

星1サーヴァント特有の尖ったスキルを持ち、コスト面を圧迫せずにサポーターとして十分な働きができます。

FGOにおけるメアリー・アニング

初出は『ますますマンガで分かる!FGO』で『マンガで分かるランサー』が通称でした。

19世紀前半に活躍したイギリスの女性古生物学者であり、化石発掘家です。

珍しく史実でも女性。

生後15か月の頃に、雷に打たれたが生存しており(その場には他に3人いたが、全員亡くなった)、後年の彼女の天才的な才能は雷に打たれたからだとする迷信が生まれました。

父親は家具職人でしたが、メアリー・アニングは化石を採集し、観光客に売ることで生計を立てていました。

やがて父親は結核で亡くなり、収入が途絶えたことで学校に行けなくなったので、兄と化石を採集して生計を支えていました。

化石採集現場は危険な場所だったらしく、飼い犬『トレイ』は化石採集に同行中に、地滑りに巻き込まれ命を落としました。

18世紀終わりから19世紀初めにかけて化石採集はブームになっており、初めは余暇を利用して行う趣味の領域でしたが、次第に科学との関係が深くなっていきました。

メアリー・アニングも、化石を高額で取り扱う科学界との関係を築いていきます。

12歳の時にイクチオサウルスの全身骨格を発掘したのを皮切りに、プレシオサウルスの骨格化石、翼竜(ディモルフォドン)の全身の化石を発見します。

これら3つの功績により、メアリー・アニングは歴史に名を残しましたが、それ以降も化石を掘り続けました。

30代後半になると、イギリス学術振興協会から収入を得ることになりますが、19世紀の英国社会は学究は男性が行うという風潮が強く、女性であるという理由により本や論文を出版できませんでした。

当時は動物が絶滅するとは信じられておらず、メアリー・アニングの発見した化石は『生物の絶滅という考えを裏付ける』重要な証拠になりましたが、懐疑的な視線を向けられます。

その功績は、メアリー・アニングが乳がんで世を去った後に再評価され、ロンドン地質学会の名誉会員に選ばれました。