「愛してる」と言えば負け——たった一言に、ふたりぶんの恋心が詰まっています。
『愛してるゲームを終わらせたい』は、サンデーうぇぶりで連載中の堂本裕貴による幼なじみラブコメです。小学6年生のときに始まった「愛してるゲーム」、相手を照れさせた方が勝ちというたった一つのルールが、高校生になったふたりの間でどんどん大きな意味を持ち始めます。
両片想いなのに素直になれない。近すぎるから、遠くなってしまう。——そんな、誰もが一度は感じたことのあるもどかしさを描いた本作は、読み始めたら最後、応援せずにいられない作品です。
この記事では、作品の概要・あらすじ・登場人物・アニメの見どころ・声優インタビューまで、まとめてご紹介します。アニメから入った方にも、原作から読みたい方にも届けたい内容です。
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作品情報
| タイトル | 愛してるゲームを終わらせたい |
|---|---|
| 原作者 | 堂本裕貴 |
| 連載誌 | サンデーうぇぶり(小学館) |
| 連載開始 | 2021年12月24日 |
| コミックス | 既刊8巻(2026年4月時点・連載中) |
| アニメ放送開始 | 2026年4月14日〜 TOKYO MX・MBSほか |
| アニメ制作 | FelixFilm |
| ジャンル | 恋愛・ラブコメ・青春・幼なじみ |
あらすじ
幼なじみの浅葱優希也(ゆきや)と桜みくは、小学6年生のときから「愛してるゲーム」を続けています。交互に「愛してる」と言い合って、先に照れた方が負け――それだけのシンプルなゲームです。
ところが中学2年生のとき、優希也はみくのことを恋愛的な意味で好きになってしまった。今では毎日ドキドキしながら、それでも絶対に負けてはいけないと意地を張り続けています。みくもまた、優希也への気持ちを抱えながら、素直になれずにいます。
同じ高校に進学したふたりを待っていたのは、新たな登場人物たち――優希也の幼なじみの若菜、みくに好意を向ける東雲。恋のゲームは、周囲を巻き込みながら加速していきます。
愛してるゲームに勝てたら、告白したい。愛してるゲームに勝って、「好き」を認めさせたい――両片想いを卒業するための、ありったけの想いを込めた”恋のゲーム”がはじまる!!
作品の雰囲気
雰囲気を一言でまとめるなら、「照れたら負けの、甘くて切ない青春ラブコメ」。
甘酸っぱくて、じれったくて、かなり“尊い”作品です。幼なじみの両片想いが中心で、軽いノリのやり取りの裏に、ずっと好きなのに素直になれない切なさが流れています。
内容としては、からかい合いが多く、会話重視です。「愛してるゲーム」という子どもっぽい遊びが、そのまま恋の駆け引きになっています。
空気感は明るめですが、感情はかなり本気で、読後にニヤニヤしやすいタイプです。
「好き」と言えない二人の距離感を楽しみたい人、恋愛の進展がゆっくりめでじれったさを味わいたい人、シリアス一色ではなく青春ラブコメらしい軽さと可愛さに惹かれる人に刺さる作品です。
登場人物
浅葱 優希也(あさぎ ゆきや)
CV:石川界人
本作の主人公。高校1年生・15歳。キラキラした感じが苦手のぼっち気質で、SNSはやっていない。中学2年生のときにみくを意識し始め、ゲームに勝つために密かに自分磨きを続けている。見た目はクールだが、みくのことで頭がいっぱいの不器用な男の子。
桜 みく(さくら みく)
CV:伊藤美来
本作のヒロイン。高校1年生・15歳。明るく愛嬌があり、入学早々クラスの人気者に。高校生になってからぐっと大人っぽくなり、幼い言動とのギャップで優希也をドキドキさせている。おばあちゃん直伝の料理が特技。表では余裕を見せているが、内心では優希也のことが頭から離れない。
浅葱 若菜(あさぎ わかな)
CV:丸岡和佳奈
優希也の従兄妹。ふたりの幼なじみでもある。賑やかで元気いっぱい。優希也とみくの関係に一番近い場所にいるため、ふたりの”進捗”が気になって仕方ない。
東雲 匡琉(しののめ まさる)
CV:子安武人
みくと同じクラスになった男子。みくに好意を持ち、積極的にアプローチしてくる。優希也にとっては恋のライバル的な存在。
原作マンガ 3つの魅力
① 「愛してるゲーム」という設定
お互いに「愛してる」と言い合って、先に照れた方が負け——ただそれだけの遊びですが、これが両片想いのふたりの間に挟まることで無限にキュンが生まれます。
みくが小悪魔的に仕掛け、優希也が必死に耐える。優希也が逆に攻める。またみくが揺らぐ――このシーソーゲームがずっと続くことで、普通のラブコメとは違う独特のもどかしさとスリルが生まれています。告白がゴールではなく、ゲームを終わらせること自体が告白の意味を持つという構造が、ストーリーに独自のテーマ性を与えています。
② 両片想いの”対等な関係性”
多くのラブコメでは、好意の差(一方通行や追いかける側・追いかけられる側)が物語を引っ張ります。しかし本作は最初から両方が好き合っていることを読者に見せながら、ふたりはそれを知らない状態で進んでいきます。
優希也視点でも、みく視点でもどちらのモノローグも丁寧に描かれるため、読者は常に「早く気づいて!」という応援モードになれます。みくがリードしているように見えて優希也が主導権を握る瞬間があり、その逆もある――対等に揺れ動くふたりの関係性が、長く読んでいても飽きない理由です。
③ 少女漫画的なキュンと少年漫画的な熱さが両立
「サンデーうぇぶり」は少年漫画寄りのプラットフォームですが、この作品は少女漫画的なシチュエーションを堂々と描いています。電車で手が触れた瞬間、放課後の廊下での一対一、不意に近くなった距離感――少女漫画を読んで憧れたようなシーンが惜しみなく盛り込まれています。
一方で、ゲームという競争要素や「負けたくない」という意地のぶつかり合いは少年漫画的な熱さを持っています。この両方のおいしいところを合わせた構造が、性別を問わず幅広い読者に刺さっている理由のひとつです。
アニメ 4つの見どころ
① FelixFilmが描く「キュン」の視覚化
アニメーション制作はFelixFilmが担当しています。FelixFilmは細やかな感情表現と柔らかな色使いを得意とするスタジオで、本作ではキャラクターが照れる瞬間、ドキッとする瞬間を丁寧に映像で表現しています。
原作の魅力のひとつである「表情の豊かさ」がアニメになることでさらに増幅され、優希也の硬直した顔やみくのはっとした表情が、声と動きを得て何倍にも刺さってくる――それがこのアニメの大きな魅力です。
② 石川界人×伊藤美来の息の合った掛け合い
主演のふたりは、どちらも実力派声優として知られています。石川界人さんは『ハイキュー!!』の影山飛雄役、伊藤美来さんは『五等分の花嫁』の中野三玖役など、人気作に多数出演しています。
アフレコ現場での空気感について、石川さんはみくのキャラクターの印象を、可愛らしさの中にある思春期らしい危うさが伊藤さんの演技でより際立っていると語っています。伊藤さんもまた、みくが主導権を握っている場面と逆転する瞬間の演じ分けを意識したといいます。ふたりのリアルな化学反応がそのまま画面に乗っているのがこのアニメの強みです。
③ CHiCO with HoneyWorksのOPが神曲
OPテーマ「君のせいで愛してる」はCHiCO with HoneyWorks(チコハニ)が担当しています。甘酸っぱいラブコメを得意とするHoneyWorksらしい、疾走感のあるポップなナンバーで、タイトルの「愛してる」という言葉をダイレクトに使った歌詞が本作の世界観にぴったりです。EDテーマ「リトルワルド」はPompadollSによるしっとりとした楽曲で、余韻をそっと包み込むような締めくくりになっています。
④ モノローグの多さが「共感」を最大化する
本作の原作は、ふたりそれぞれの内面描写(モノローグ)がとにかく豊富です。「可愛すぎる」「どうしよう」「絶対に負けない」といった心の声が惜しみなく出てくるため、読者(視聴者)はキャラクターの気持ちを常にリアルタイムで共有できます。アニメでは声優さんの演技でそのモノローグに命が吹き込まれることで、共感とキュンが同時に押し寄せてくるという独自の体験が生まれています。
声優インタビュー
石川界人(優希也役)
優希也について石川さんは、周りから見ると恥ずかしいようなことを本人が照れながら必死に頑張っている姿に応援したくなる気持ちが抑えられなかったと語っています。「負けられない戦い」に不器用に挑む優希也の等身大の魅力を、石川さん自身も強く感じていたことが伝わってきます。
伊藤美来(みく役)
伊藤さんは「あらゆるキュンが詰まっている」という言葉でこの作品への印象を語っています。少女漫画的なシチュエーションが豊富な一方、「愛してるゲーム」のせいでふたりがうまくいかないというもどかしさが普通のキュンとは違う新しい面白さになっていると感じたそうです。
演じるうえではディレクターからのアドバイスもあり、みくがはしゃいでいる場面と、ふと大人っぽい母性のようなものが出る場面の両方を意識したといいます。照れるシーンでは思い切り振り切ることも意識しており、コメディ的な可愛さがアニメ化によってより際立っています。
こんな人におすすめ!
- 両片想いの恋愛が好きな方
- じれったいラブコメが大好きな方
- 幼なじみカップルを応援したい方
- 「氷の城壁」「霧尾ファンクラブ」が好きな方
- ゲーム・駆け引き要素のある恋愛ものが好きな方
- キャラのモノローグが多く感情移入しやすい作品が好きな方
まとめ
「愛してる」と言い合うゲームという、シンプルだからこそ無限の可能性を秘めた設定――それが『愛してるゲームを終わらせたい』の強さです。
両片想いでありながらゲームというルールがふたりの間に立ちはだかり、告白ひとつを言い出せないもどかしさが、巻が進むごとに感情的な熱量を増していきます。「早く言ってよ!」と思いながらも、ずっとこの関係性を見ていたいと感じさせる不思議な引力が、この作品の本質です。
アニメは2026年春に放送中。原作は2021年の連載スタートから既刊8巻まで出ており、アニメから入った方が続きを読みたくなっても電子書籍でスムーズに追えます。
ぜひアニメと一緒に原作も手に取ってみてください。
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