
原作: 九井諒子(KADOKAWA「ハルタ」)
巻数: 全14巻・完結(最終巻は2023年12月15日発売)
アニメ: 2024年1月〜・連続2クール全24話(アニメーション制作: TRIGGER)/第2期は2027年10月
ダンジョンの深奥で、妹がレッドドラゴンに食べられた。すぐにでも助けに戻りたいのに、金も食料も迷宮の底に置いてきてしまった——。そこで冒険者ライオスが出した答えが「食料は迷宮内で自給自足する」でした。『ダンジョン飯』は、この無茶な一言から始まる冒険を、9年半かけて描き切った漫画です。
2024年1月からアニメーション制作TRIGGERでアニメ化され、原作は2023年に全14巻で完結。シリーズ累計は1400万部を突破しています(デジタル版含む)。この記事では、魔物を食べるという突飛な設定がなぜ最後まで成立しているのかを整理したうえで、アニメ組がぶつかる「続きはどの巻の何話からか」を確定させます。
アニメ第24話(最終話)のサブタイトルは「ダンプリング2/ベーコンエッグ」。原作8巻には第50話「ダンプリング-1-」から第56話「バイコーン」までが収録されているので、到達点は8巻の第52話「ベーコンエッグ」、つまり巻の途中で止まっています。
続きは9巻ではなく、同じ8巻の第53話「地下1階にて-1-」から。9巻を買ってしまうと、8巻の91ページ目から先——1冊200ページのうち100ページ以上を丸ごと飛ばすことになります。原作は全14巻で完結済み、第2期は2027年10月放送が公式発表済みです。
第1期の全24話が見放題で配信中です。Huluは定額の見放題サービスで、対象作品は1話ごとの追加課金なしで視聴できます。U-NEXTは初めての方なら31日間無料トライアルから始められます。※配信が確認できたもののみ掲載しています(本ページの情報は2026年8月時点のものです)。
※配信状況は変動します。最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。
『ダンジョン飯』ってどんな作品?
ジャンルはファンタジー+グルメ、そして迷宮探索。剣と魔法の世界で魔物を倒し、その魔物をさばいて食べながら地下へ潜っていく——という、字面だけ見ればかなり無茶な設定の物語です。
それでも読み口が乱暴にならないのは、料理のたびに「なぜそれが食べられるのか」が毎回きちんと説明されるからです。可食部はどこか、下処理に何が要るか、栄養は偏っていないか。倒す描写と食べる描写のあいだに、必ず理屈が一本通っています。
作者の九井諒子さんは、連載にあたってテーマを「食育」に置いたと述べています。作中の料理に栄養価がいちいち書き込まれているのは、その名残です。意外なのは、その動機がポジティブなものではなかったこと。九井さんは子どもの頃から極度の偏食で、食事の時間そのものが苦痛だったと明かしており、食への罪悪感だけが残った、と振り返っています。「食も人間関係も苦手なものだから描いている」という創作の姿勢が、そのまま作品の骨格になっているわけです。
連載は『ハルタ』(KADOKAWA)で2014年から2023年まで。当初は5巻ほどで終わる想定だったものが、最終的に全14巻まで伸びました。折り返し地点でレッドドラゴンを倒す予定が、4巻でようやくその戦いに入ったところで「あれ、終わってないじゃん」と気づいた、というのが本人の弁です。結果として、1話ごとに1品を仕留めて食べる序盤から、後半は世界の成り立ちそのものに手が届く物語へと、切れ目なく広がっていきます。
評価の広がりも本作の特徴です。現役のマンガ編集者が投票する2015年度のコミックナタリー大賞で第1位、『このマンガがすごい!2016』(宝島社)ではオトコ編の1位。さらに完結してアニメが放送された2024年には、SF作品を対象とする第55回星雲賞のコミック部門も受賞しました。グルメ漫画としてもファンタジーとしても、そしてSFとしても読まれてきた作品です。
主要キャラクター紹介
ライオス(CV:熊谷健太郎)
フルネームはライオス・トーデン、種族はトールマン。優秀な剣士で、迷宮についての知識が豊富なパーティーのリーダーです。魔物への関心が強すぎて周囲が引くレベルという人物で、調べるうちに魔物の「味」にまで興味を持つようになった、というのが物語の出発点です。
宮島善博監督は、ライオスを「異様なくらい魔物への関心がある」「パーティを率いる頼もしいリーダー」「妹思いの兄」という3要素を自然に溶け込ませる必要のある難役だったと語り、オーディションは最後まで難航したと明かしています。決め手になったのは、すでに決まっていた3人のキャストとのかけ合いで、熊谷さんだけが一定の距離を置いて接していたこと。その距離感に「ライオスらしさ」を見たそうです。
マルシル(CV:千本木彩花)
フルネームはマルシル・ドナトー、種族はハーフエルフ。パーティーでは攻守にわたって活躍する魔術師です。生真面目で素直な性格ゆえ、皮肉屋のチルチャックとは口論になることもしばしば。そしてゲテモノが苦手で、魔物を食べることにかなりの難色を示します。
監督は、料理の絵を出すだけでは「どのくらい美味しいのか」までは伝わらない、誰かが食べてリアクションを取って初めて味が伝わる、と話しています。読者といちばん価値観が近いのがマルシルで、彼女に分かりやすく反応させることで料理の味が読者に届く——その役割を担っているキャラクターです。
チルチャック(CV:泊 明日菜)
愛らしい外見の超毒舌なハーフフット。五感が優れており、建物の構造や罠の所在をいち早く察知する、迷宮攻略の生命線です。宝箱や扉の開錠もお手のもの。
見た目が幼いので子ども扱いされますが、実際には立派な大人という難しい役回りで、中博史さんは座談会で「たぶんいちばん頑固」「子どものわがままみたいに見えるけど意思は固い」と評しています。
センシ(CV:中 博史)
種族はドワーフ。迷宮内での自給自足にこだわり、長年にわたって魔物食を研究してきたスペシャリストです。軽率に魔物を調理するライオス一行を見かねて、料理番として同行することになります。食事の作法や魔物食にこだわるあまり、常識がずれている部分も。
監督いわく、センシがやたらと食べさせようとするのは押し付けではなく、10年以上魔物食を研究してきた本人なりの目的があってのこと。
ファリン(CV:早見沙織)/そのほかの面々
ファリンはライオスの妹で、強化や回復、除霊を担う魔術師。ダンジョンの奥深くでレッドドラゴンと交戦中、兄をかばって食べられてしまいます。物語はこの一点から動き出します。
ほかに、ライオス一行と別行動を取る若手パーティーのリーダー・カブルー(CV:加藤 渉)、猫耳と尻尾を持つ獣人の少女イヅツミ(CV:神戸光歩)、そして「狂乱の魔術師」と呼ばれるダンジョンの主・シスル(CV:小林ゆう)など、迷宮の内と外で立場の違う人物が少しずつ交差していきます。
ここがすごい!『ダンジョン飯』おすすめポイント5選
① 「食べられる理由」が最後まで途切れない
この作品の背骨は、魔物食が一度も雰囲気で処理されないことです。どこが可食部なのか、なぜそこは食べられるのか、下ごしらえに何が必要か——毎回そこが埋まっているから、荒唐無稽な題材なのに読んでいて置いていかれません。
監督が原作でとくに印象に残ったエピソードとして挙げているのが、1巻の最後に収録された「動く鎧」の回です。それまで有機物を食べてきた流れで、ついに無機物に挑む。しかもその可食部の作り方が理にかなっていて、ファンタジーに対する造詣の深さに驚かされた、と語っています。「魔物を食べる」という方向性が本当に何でもありなのだと決定づける回で、単行本1巻の締めがこのエピソードなのも見事な配置です。
② 仲良くなりすぎない4人の距離感
妹を助けるという大目標のもとに集まってはいるものの、4人はそれぞれ別の信念と優先順位で動いています。魔物を食べる過程で協力し、少しずつ心を通わせていくものの、必要以上にベタベタしない。監督はこの距離感を「大好き」と表現し、キャストにも「距離が少しずつ近くなるように」と指示したと語っています。
ライオス・マルシル・チルチャックはもともと一緒に冒険していた仲で、そこに後からセンシが加わる。この立場の違いが会話を生みます。罠解除のプロであるチルチャックと、魔物食のプロであるセンシのかけ合い。打ち解けてはいないのに会話だけは通じているマルシルとセンシ。関係が完成していないからこそ、日常会話がずっと面白いままです。
③ 説明しない、という世界の作り方
九井さんは、ファンタジーで気持ちが挫けるのは「横文字の連発」だと考え、町の名前は「隣町」、回想のキャラはフルネームではなく「おじさん」と言い換えるなど、説明せずに伝わる書き方を徹底しています。魔法も、絵を見ればどんな魔法か分かる程度の描写にとどめる。
さらに踏み込んで、あえて決めない領域も設けています。「数字」と「言語」は触りたくない設定の筆頭で、たとえば誕生月を決めるだけで「この世界には月がある」「重力もある」「1年は365日周期だ」と芋づる式に確定してしまう。通貨レートを決めれば、読者は読みながら換算を強いられる。だから読みやすさを優先して決めない、という判断です。
エルフの国をもっと描いてほしいという編集の要望に、それは描きすぎだと返したエピソードも残っています。「なにかがありそうに見えるライン」を守り、その先は読者の想像に預ける。世界が広く感じられるのは、描き込んだからではなく、描かなかったからです。
④ 「まずそう」から「おいしそう」への落差
材料はモンスターです。だからアニメでは、調理段階ではまずそうに、食べる段階ではおいしそうに、という基本の流れが徹底されました。監督は、このギャップを大きくすることに日々試行錯誤したと振り返ります。
そのために起用されたのが、料理イラストを専門に描いてきたもみじ真魚さんによる「料理デザイン」という役職です。魔物感を残したまま、いかに美味しく見せるか。料理の内容を伝えてから2週間ほどでラフが上がり、web会議で画面を共有しながら意見を出し合ってリアルタイムで仕上げていったそうです。原作でも屈指の見せ場である完成皿のカットが、アニメで一枚絵として立ち上がるのは、この工程があってこそでした。
⑤ 迷宮に流れる「無国籍な」音楽
音楽を担当したのは光田康典さん。菊島憲文プロデューサーが推薦した人選で、幅広い音楽性ならこの世界観を表現できると考えたと語られています。
発注のキーワードは「無国籍な音楽」でした。『ダンジョン飯』の舞台はさまざまな人種と文化が入り混じった世界なので、特定の国や地域を連想させる音楽にはしたくなかったのだそうです。相談の結果、中世古楽の楽器をポイントで用いる方向が決まりました。どこの国の音楽とも言えない響きが、迷宮という閉じた空間の空気をつくっています。
アニメ『ダンジョン飯』情報
| 放送期間 | 第1期:2024年1月4日より連続2クール・全24話 |
|---|---|
| 放送局 | TOKYO MX・BS11・AT-Xほか全国28局 |
| 配信 | Hulu・U-NEXTで全24話が見放題 |
| 原作 | 九井諒子「ダンジョン飯」(KADOKAWA ハルタコミックス・全14巻) |
| 監督 | 宮島善博 |
| シリーズ構成 | うえのきみこ |
| キャラクターデザイン | 竹田直樹 |
| モンスターデザイン/料理デザイン | 金子雄人/もみじ真魚 |
| 音楽 | 光田康典 |
| アニメーション制作 | TRIGGER |
| 主題歌 | 第1シーズン(第1期の前半クール) OP「Sleep Walking Orchestra」BUMP OF CHICKEN/ED「Party!!」緑黄色社会 第2シーズン(第1期の後半クール) OP「運命」sumika/ED「キラキラの灰」リーガルリリー |
| 第2期 | 2027年10月放送予定 |
エンディングのイラストは、原作者の九井さんによる描き下ろしです。宮島監督からのリクエストで実現したもので、当初は数枚の予定だったところ、最終的に13枚もお願いできることになったとプロデューサーが明かしています。連載を完結させた直後の多忙な時期にもかかわらず、快く引き受けてもらえたそうです。
アニメはどこまで描いた?続きは8巻の53話から
アニメ第24話のサブタイトルは公式サイトの表記で「ダンプリング2/ベーコンエッグ」、第23話は「グリフィンのスープ/ダンプリング1」。この2話ぶんのサブタイトルを、原作8巻の収録話と並べると到達点がはっきりします。
| 原作8巻の収録話 | アニメ第1期での扱い |
|---|---|
| 第50話 ダンプリング-1- | 第23話で放送済み |
| 第51話 ダンプリング-2- | 第24話で放送済み |
| 第52話 ベーコンエッグ | アニメ第1期はここまで |
| 第53話 地下1階にて-1-(91ページ) | ★続きはここから |
| 第54話 地下1階にて-2- | 未映像化 |
| 第55話 地下1階にて-3- | 未映像化 |
| 第56話 バイコーン | 未映像化 |
つまり8巻は、前半3話がアニメで放送済み、後半4話が未映像化という状態で分かれています。第53話が始まるのは91ページ目。8巻は全200ページなので、未映像化なのは巻の半分以上という計算になります。この先は、読者のタイプ別に3つのルートで案内します。
① 続きから最速で追いたい人 ── 8巻の53話から
最終話の先だけを知りたい場合も、入口は9巻ではなく8巻になります。前半3話はアニメで観た範囲なので飛ばして構いませんし、同じ場面を漫画で確かめてから先へ進んでも構いません。
原作を読むのが初めてなら、8巻だけを買い足すより1巻から揃えたほうが、価格でも読み心地でも得をします。その話は③にまとめました。

第53話「地下1階にて-1-」は、この巻の91ページから。アニメの続きを飛ばさずに読むなら、9巻ではなくこの1冊が入口です。
② アニメと原作の違いも味わいたい人 ── 配信で見返しながら読む
宮島監督は、原作が1話区切りで進む作品である点を生かしたいと考え、アニメ1話に原作2話分のエピソードを収める方式を基本にしたと語っています。実際、全24話が到達したのは原作の第52話でした。
この方式は、原作を一話でも多くアニメ化したいという意図から選ばれました。とにかく最高の原作なので、アニメを観た人にはもっと先が知りたいと思って原作を読んでほしい——そのためにある程度のテンポでストーリーを見せたかった、というのが監督の説明です。
裏を返せば、2話分を1話に収める過程で削られたコマや間が必ず存在します。アニメで一度観た範囲を漫画で読み直すと、同じ場面に付いていた表情やモノローグが増えて見えるはずです。配信で見返しながら該当の巻を開いていくと、この差が拾いやすくなります。
③ 最初から全部読みたい人 ── 全14巻まとめ買い
『ダンジョン飯』は、序盤の1話完結グルメ漫画から、後半にかけて物語の射程がじわじわ広がっていく作品です。前半で何気なく食べていた魔物の生態が、後半では世界の成り立ちを説明する材料になる。伏線というより、積み上げた知識が効いてくる構造なので、通しで読んだときの手応えがまるで違います。
しかも本作は最終巻まで刊行が済んでいます。次の巻を何ヶ月も待つ必要がなく、連載が途切れる不安もありません。14冊という量も、何十巻も続くシリーズに比べれば十分に現実的です。1冊ずつ買い足すより、まとめて手元に置いたほうが、終盤の加速に乗ったまま最後までたどり着けます。
1巻から14巻まで、結末まで刊行済みです。電子でまとめて揃えるならKindle、紙で本棚に並べるなら楽天の全巻セットが手軽です。
第2期は2027年10月放送。それまでに追いつくなら今
2026年7月5日、公式サイトで『ダンジョン飯 Season2』の放送時期が発表されました。2027年10月放送予定で、各種配信サイトでも順次配信されることが公式に告知されました。北米最大級のアニメイベント「Anime Expo」のTRIGGERパネルで解禁され、あわせてティザービジュアルも公開されました。
放送までは1年以上あります。裏を返せば、原作14巻ぶんを読み切るにはこれ以上ない助走期間です。第1期の続きにあたる8巻の後半から読み始めても、結末までは6巻ちょっと。アニメが2期でどこまで描くにせよ、原作を先に読んでおけば、放送時には「あの場面がどう動くのか」を待つ側に回れます。
先に第1期を見返しておきたい方は、こちらからどうぞ。
2期に備えて1話から追い直すなら、見放題の2サービスが便利です。定額制で、対象作品は1話ごとの追加課金なしで視聴できます。原作の該当巻を横に置いて、削られた間や表情を探しながら観るのもおすすめです(本ページの情報は2026年8月時点のものです)。
※配信状況は変動します。最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。
よくある疑問に答えます
Q. Amazonプライムの見放題で観られますか?
2026年8月時点では、プライム会員の見放題対象ではありません。Prime Videoで観る場合は、別料金の追加登録かレンタルが必要です。追加料金なしで全24話を観られるのはHuluとU-NEXTの2つで、この記事の配信ボックスはその2つに絞っています。
Q. 原作は全何巻ですか?
全14巻で、すでに結末まで刊行されています。『ハルタ』での連載は2014年から2023年まで。最終14巻は2023年12月15日発売で、九井さんの描き下ろし漫画10ページも収められています。
Q. アニメと原作、どちらから入るのがいいですか?
順番は問いません。監督は「原作を読んだことがない方にもぜひアニメを見てほしい」「『ダンジョン飯』の入り口として最高のものになっている」と話しており、アニメは新規の入り口として作られています。一方で原作は1話完結の読み味が濃く、アニメで削られた小ネタも残っています。時間が取れるならアニメ全24話を先に、じっくり派なら1巻からどうぞ。
Q. 第2期の前に原作を先に読んでも大丈夫ですか?
問題ありません。むしろ本作は、料理や魔物の理屈を積み上げていくタイプの物語なので、先に原作で流れを把握しておくと、アニメで「この設定がここに効いてくるのか」と分かる楽しみが増えます。原作既読で観ることが損になりにくい作品です。
Q. 「ダンジョン飯」というタイトルには意味があるのですか?
担当編集の広井優さんは、このタイトルがふざけた響きであること自体に意味があったと指摘します。読者は最初の時点で「この作品はそんなに難しいことは言ってこないはず」というマインドセットになる。だからこそ、細かい説明を省いても読者が構えずについてこられた、という分析です。設定を説明しない作りとタイトルは、地続きになっています。
Q. 九井諒子さんの他の作品も読めますか?
『ダンジョン飯』より前に描かれた短編を集めた作品集『竜の学校は山の上』が、イースト・プレスから2011年に刊行されています。宮島監督が九井作品を知ったのもこの1冊で、SFとファンタジーが混ざり合った不思議な世界観に惹かれたのだそうです。

『ダンジョン飯』の連載が始まる前に描かれた短編が並ぶ1冊。長い連載とは違う、短い尺で世界をまるごと立ち上げる手つきが味わえます。
こんな人におすすめ!
- 設定の理屈がきちんと通っているファンタジーを読みたい人
- 倒す描写より、倒したあとの手順を丁寧に描く物語に惹かれる人
- キャラ同士が仲良くなりすぎない、距離のあるパーティものが好きな人
- 世界の全部を説明されるより、行間から広さを感じたい人
- 最終巻まで出ている作品を、途中で止まらずに読み切りたい人
- ゲームのダンジョン探索が好きで、その空気を漫画で味わいたい人
まとめ
『ダンジョン飯』が9年半も走り切れたのは、「魔物を食べる」という一発ネタに見える設定を、最後まで理屈で支え続けたからだと思います。食べられる理由を毎回きちんと埋め、説明しすぎない線を守り、キャラクター同士を安易に仲良くさせない。そのどれもが作者の好き嫌いから出発しているというのが、この作品のいちばん面白いところです。苦手なものだから、そこに向き合うだけの時間を注げた——インタビューでの本人の言葉は、そう読めます。
アニメ第1期は原作8巻の52話まで、全24話をかけて丁寧に映像化しました。ですが原作にはその先が6巻ぶん以上残っています。しかも続きは9巻からではなく、同じ8巻の53話から。ここを間違えると、100ページ以上をまるごと読み飛ばしてしまいます。
第2期の放送は2027年10月。原作で先を知ってから待つか、知らないまま待つか。どちらを選ぶにしても、最初の一冊は8巻です。
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「なぜそれが作れるのか」を毎回きちんと説明してから進む物語という点で、いちばん近い読み味の作品です。こちらも原作は全27巻で完結済み。
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入口は2つ。最初から読むなら1巻、アニメの先だけ知りたいなら8巻です。14巻とも刊行済みなので、どちらを選んでも行き止まりはありません。
第1期の全24話は見放題で配信中。第2期の放送は2027年10月なので、いま追いついておけば余裕を持って待てます。
※配信状況は変動します。最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。

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