
原作:西修(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載中)
巻数:既刊50巻(2026年9月時点・連載中)
アニメ:第4シリーズ 2026年4〜9月にNHK Eテレで放送(全24話)・劇場版プロジェクト始動
原作は西修先生の人気悪魔学校コメディで、シリーズ累計2000万部を突破した大ヒット作です。
2026年4〜9月には、約3年ぶりとなるアニメ第4シリーズがNHK Eテレで放送されました。
第4シリーズの中心は、問題児(アブノーマル)クラスの13人全員で位階4達成を目指す「音楽祭編」です。
2017年の連載開始から長く読まれている芯は、悪魔らしくあれと求められる世界で、主人公が優しさを手放さないところにあります。その周りで問題児クラスの面々が巻ごとに厚みを増していき、しかもそれをコメディの軽さのまま成立させている――この二段構えが、いまも続く長期連載の推進力になっています。
この記事では、その理由を5つに分けて整理しました。あわせて、第4シリーズが原作のどこを描いたのかもまとめています。
📌 第4シリーズは原作17〜24巻。アニメの先は25巻から

アニメ第4シリーズ(2026年4〜9月・全24話)は、原作17巻の「音楽祭編」から24巻までを映像化しました。原作はすでに50巻まで刊行中(第50巻は2026年9月8日発売)で、アニメの続きは25巻から読めます。最初から追うなら1巻からです。放送順と原作の巻の対応は、第4シリーズの続きの記事にまとめました。
※各シリーズの原作対応範囲は本文「よくある疑問に答えます」でくわしく解説しています。
『魔入りました!入間くん』ってどんな作品?
ジャンルは悪魔学校×ファンタジーコメディ×成長譚。両親に悪魔へ売り飛ばされてしまった人間の少年・鈴木入間が、なぜか悪魔の祖父にとても愛されながら、悪魔学校バビルスでドタバタな学園生活を送る――そんな少年漫画ど真ん中の王道作品です。
2017年から「週刊少年チャンピオン」で連載開始し、2026年3月時点でシリーズ累計2000万部突破。週刊少年チャンピオンの看板作品として長く愛されており、アニメは2019年の第1シリーズから第4シリーズまでで、原作の24巻までが映像化されています。
あらすじ
14歳の少年・鈴木入間は、強欲な両親のせいで、大悪魔・サリバンに金銭目的で売り飛ばされてしまいます。ところがサリバンは入間に危害を加えるどころか、自分の孫になってほしいと頼み込みます。
かわいい孫として溺愛されることになった入間は、サリバンが理事長を務める悪魔学校「バビルス」に通うことに。人間だとバレたら食べられてしまうという最大の秘密を抱えながらも、なぜか目立ってしまう体質と、頼まれごとを断れない性格が災いし、入間は次々と注目の的に。
個性豊かなクラスメイトたちと出会い、悪魔の世界の常識に揉まれながら、入間は持ち前の優しさと健気さで一歩ずつ成長していきます。やがて、魔界の根幹を揺るがす大きな陰謀の影も忍び寄り――。
作品の雰囲気――コメディの皮を被った、王道少年漫画
表面はにぎやかなドタバタコメディ。けれど、本作の本質は「人を思いやる優しさで成長していく主人公の物語」です。
悪魔たちに囲まれても、入間はやっぱり優しい。困っている人がいれば手を貸し、誰かを傷つけそうになれば踏みとどまる。そんな彼の在り方が、最初は彼を見下していた悪魔たちを少しずつ変えていく――この構図が、本作の核です。
笑える場面と熱い場面、コミカルなノリと真摯な人間ドラマが、絶妙な比率で配合されている。原作の西修先生は好書好日のインタビューで、「一番やさしくて、一番熱い」少年漫画を目指していると話しています。
主要キャラクター紹介
鈴木入間(すずき いるま)/CV:村瀬歩
本作の主人公。14歳の人間の少年。両親に売り飛ばされた経緯から、大悪魔サリバンの「孫」として悪魔学校バビルスに通うことになります。
頼まれごとを絶対に断れない極度のお人好し体質で、子どもの頃から両親の代わりに過酷な労働をしてきた経験から、サバイバル能力と機転は人一倍。素直で純粋、誰に対しても誠実に向き合う人柄が、悪魔たちの心を次々と動かしていきます。
目立たず平穏に暮らしたいという願いとは裏腹に、ことあるごとに目立ってしまう体質。けれどその「目立ち方」のすべてが、結果的に周囲の悪魔たちを幸せにしてしまう――それが入間というキャラの最大の魅力です。
アスモデウス・アリス/CV:木村良平
クラスメイトの大悪魔の名門・アスモデウス家の長男。入間たちからは「アズくん」と呼ばれます。初登場時は入間を見下していましたが、自ら申し込んだ決闘で完敗して心服。以来「入間様」と呼んで付き従う、入間の親友となります。
誇り高く、勉強も魔術も超一流。本作きっての美形悪魔で、入間への忠誠心が時折暴走気味なところもご愛嬌。その一方で、13冠の一人でもある母・アムリリスと魚は大の苦手、という意外な弱点も持っています。
木村良平さんはMANTANWEBのインタビューで「アスモデウスは、イケメンキャラだと思って、オーディションを受けていたんだけどね」と明かし、入間を前にしたときのアスモデウスを「オタクムーブで、ぶっ壊れムーブ」と表しています。
ウァラク・クララ/CV:朝井彩加
もう一人のクラスメイトで、本作のヒロイン的存在。家系魔術「呼び出し(複製能力)」を使う女の子。一度見た物を複製してポケットから取り出せる能力を持ち、元気で明るい半面、落ち着きがなく騒がしいムードメーカーです。
入間・アズとの3人の友情(作中の言葉では「シンユー」)が、本作の感情面の支柱です。物語が進むと、クララ自身が抱える秘密や悩みも徐々に明らかになっていきます。
木村さんは同じインタビューで「クララがいれば楽しくなるし、逆にクララが真面目な面を見せると、一気に空気がギュンと変わる」とも話しています。
プルソン・ソイ/CV:伊藤節生
第4シリーズで本格的に物語に絡む問題児クラスの13人目の生徒。家の教えで「絶対に目立ってはいけない」と育ち、これまでも教室にいながら存在感を消していた、トランペットの才能を持つ悪魔です。
物静かに見えて、本来はおしゃべりな性格。家の教えと音楽祭への出場の間で揺れるソイの姿が、第4シリーズの見どころのひとつです。
原作の西修先生は、第4シリーズの放送直前イベントの公式レポートで、ソイについて「前に出てこないので、目立ちたくないんだなと思っていて。この音楽祭というタイミングで前に出るのが一番面白いんじゃないかと」考えて引き出したと明かしています。
アムドゥスキアス・ポロ/CV:子安武人
「音魔」の異名を持つ元13冠の大悪魔で、音楽祭の審査員として入間たちの前に立ちはだかる強敵。“消失の魔王”デルキラ専属の音楽家で、デルキラが行方不明となった今も並々ならぬ想いを寄せています。
審査ではどのクラスにも厳しい点をつけながら、一人ひとりに的確な助言も送る、一筋縄ではいかない審査員です。
ギャリー/CV:松岡美里
第4シリーズ後半のアクドル大武闘会に登場する、くろむ(問題児クラスのクロケル・ケロリのアクドルとしての姿)と肩を並べる大人気カリスマアクドル。一人称は「あたし様」で、欲しいものは必ず手に入れる“強欲の歌姫”の異名を持ちます。
演じる松岡美里さんはアニメイトタイムズのインタビューで、その言葉について「これは口だけじゃないのです。手に入れるために血の滲むような努力をします」と話しています。
ここがすごい!『魔入りました!入間くん』のおすすめポイント5選
人間が通う「悪魔学校」という舞台
魔法学校はファンタジーの定番モチーフですが、本作はそれを「悪魔学校」に置き換えています。生徒も先生も悪魔で、家系ごとの魔術や位階(ランク)が物を言う――その学校に人間の入間が正体を隠して通うこと自体が、コメディの基盤になっています。
そして「悪魔の世界で純粋な人間の少年が頑張る」という構図は、入間の優しさを引き立たせる絶妙な舞台装置。悪魔だらけの環境だからこそ、彼の人間性が異彩を放つ仕組みになっています。
第4シリーズの目玉「音楽祭編」の矛盾を抱えた挑戦
第4シリーズの前半の舞台は、1年生最後の昇級試験「音楽祭」。家の教えで目立つことを許されないソイを含めた13人全員で、音楽祭の優勝を目指す――という、矛盾を抱えた挑戦が描かれます。
「クラス全員で位階4達成」という目標を掲げる問題児クラスにとって、ソイの「目立てない宿命」は本来なら大きな足かせ。けれど彼らは、その制約をハンデではなく個性として受け入れ、全員で挑む方法を探します。誰一人欠けても達成できない目標に向けて、それぞれの魔術と知恵を持ち寄っていく――その積み重ねが、音楽祭編の熱さです。
入間役の村瀬歩さんはアニメイトタイムズのインタビューで、音楽祭のエピソードは「原作では西(修)先生の絵によってドラマティックに表現されていました。でも音は想像するしかなかった」と振り返り、第4シリーズは「特に耳で聴いて楽しいシリーズ」になっていると語っています。
もう一人の入間「悪入間」と、キャラクターのギャップ
入間には、口調が荒く強気で、普段とは正反対の人格「悪入間」が現れることがあります。周りの悪魔たちからは、悪魔の衝動が高まる「悪周期」だと勘違いされていますが、頼まれると断れないお人好しなところは変わりません。
西修先生は好書好日のインタビューで「私がギャップというものに魅力を感じるので、悪魔たちの意外な一面を読者に楽しんでもらえるように意識しています」と話しています。悪入間だけでなく、入間のことになると人が変わるアスモデウスのように、キャラクターの二面性は本作のあちこちに仕込まれています。
巻を追うごとに濃くなる人間ドラマ
本作の真価は、コメディとして始まりながら、巻を追うごとに本格的な少年漫画としての熱量を獲得していくこと。収穫祭、終末試験、師団披露、大貴族会(デビキュラム)と、大きな試験や行事を越えるたびに、キャラクターたちの内面が深く掘り下げられていきます。
長期シリーズだからこそ味わえる、群像劇の厚み
本作の隠れた強みは、主要キャラクター全員に丁寧な過去と背景が用意されていること。問題児クラスの13人それぞれに、家族の事情、性格形成の理由、密かな悩みなどが描かれており、誰か1人を「メインキャラ」と決めずに群像劇として楽しめます。
読み進めるうちに、好きなキャラクターが何人も増えていく――それが本作の中毒性の正体。1人を選べないからこそ、何度でも読み返したくなる作品です。
アニメで気になった方は、原作を1巻から読むのがおすすめです。50巻までそろえるなら、まとめ買いのページから巻数を選んで購入できます。
アニメ『魔入りました!入間くん』第4シリーズ作品情報
第4シリーズの主要なスタッフ・キャスト・主題歌情報をまとめました。
| 放送 | 2026年4月4日〜9月26日(全24話) |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 話数 | 全24話(2クール) |
| 原作 | 西修「魔入りました!入間くん」(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) |
| 総監督 | 森脇真琴 |
| 監督 | 辻橋綾佳 |
| シリーズ構成 | 筆安一幸 |
| キャラクターデザイン | 原由美子 |
| 音楽 | 本間昭光・関向弥生 |
| アニメーション制作 | BNピクチャーズ |
| OP主題歌 | Penthouse「一二三(いちにのさん)」 |
| ED主題歌 | CANDY TUNE「すーぱー優勝ちゅーーん!」 |
『魔入りました!入間くん』第4シリーズは、Amazonプライムビデオならプライム会員は追加料金なしで観られます。初回30日間は無料でお試しできます。ただし、第1〜第3シリーズはプライムビデオでは観られません。
Hulu・U-NEXTでも『魔入りました!入間くん』第4シリーズを配信中。第1〜第3シリーズも見放題なので、過去シリーズからまとめて観られます。(U-NEXTの配信情報は2026年9月時点)
よくある疑問に答えます
これまでのシリーズを観ていないけど、第4シリーズから入れる?
結論から言うと、1期から順番に観るのを強くおすすめします。本作は長期連載らしくキャラクターの背景や人間関係が積み重ねで描かれており、第4シリーズだけ観てもキャラクターの魅力を十分に味わえません。
第1〜第3シリーズは合計65話(1期23話+2期21話+3期21話)。第1〜第4シリーズとも見放題のHuluかU-NEXTなら、1期から順に追えます(プライムビデオで観られるのは第4シリーズだけです)。
原作はアニメのどこまで進んでいる?
アニメ各シリーズの原作対応範囲はおおむね以下の通りです。第1シリーズ=1〜5巻、第2シリーズ=6〜11巻、第3シリーズ=11〜17巻、第4シリーズ=17〜24巻(音楽祭編・アクドル大武闘会編など)。
原作はすでに50巻まで刊行中(第50巻は2026年9月8日発売)。アニメの先は25巻から始まる2年生編で、どの巻から読めばいいかは続きの読み方をまとめた記事で詳しく紹介しています。
第5シリーズはある?
2026年9月時点で、テレビアニメ第5シリーズの発表はありません。一方で9月27日には、劇場版『魔入りました!入間くん』のプロジェクト始動が発表されています(公開時期・内容は未発表)。
完結している作品なの?
2026年9月時点で、原作は連載中です。最新の50巻の最後の話から新しい章が始まっていて、物語はまだまだ続きます。
こんな人におすすめ!
- 長期連載でじっくりキャラクターの成長を追える少年漫画が好きな方
- 『鬼滅の刃』『呪術廻戦』などのヒット作の次に読む長編漫画を探している方
- コメディとシリアスのバランスが絶妙な作品が好きな方
- 群像劇が好きで、たくさんのキャラクターの物語を追いたい方
- NHK Eテレらしい安心して観られる少年漫画アニメが好きな方
- アニメ・原作・舞台と、多方面で楽しめる大型コンテンツに浸りたい方
まとめ
『魔入りました!入間くん』は、秋田書店「週刊少年チャンピオン」の看板作品で、2026年4〜9月には第4シリーズがNHK Eテレで放送されました。「悪魔学校」というユニークな舞台で、人間の少年・入間が優しさで悪魔たちを変えていくドタバタコメディ&王道少年漫画です。
第4シリーズの目玉「音楽祭編」は本作屈指の名エピソード。問題児クラス13人の挑戦、プルソン・ソイの存在感、強敵ポロの登場、アクドル大武闘会でのくろむとギャリーの対決と、話題が山のように詰まった2クール24話の構成は、長く愛されてきた本作にふさわしいスケール感です。
1巻目から始まる入間の成長物語を、ぜひこの機会に手にとってみてください。コメディから始まって、いつのまにか胸が熱くなる――本作にはそんな魔法のような時間が、50巻分すべてに詰まっています。
魔入りました!入間くん アニメ4期の続きは原作25巻から|2年生編はここから
アニメの先を原作で読むなら、25巻からの2年生編へ。
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魔入りました!入間くん 1巻から始めるのが王道。入間とサリバンの出会い、悪魔学校バビルスへの入学、すべての始まりがここにあります。50巻までそろえるなら、Kindleのまとめ買いから巻数を選んで購入できます。
1期から順番に観るなら、HuluかU-NEXTです。1期のドタバタから第4シリーズの音楽祭まで、入間と問題児クラスの変化を続けて追えます。



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