
原作: 金田陽介(講談社「マガジンポケット」連載)
巻数: 既刊15巻(2026年7月時点/連載中)
アニメ: 2026年4月12日よりCBC/TBS系「アガルアニメ」枠ほかで連続2クール放送中/Amazonプライムビデオほか配信中
「魔女見習い」なのに魔法が使えない少女と、呪いで黒猫に変えられた天才魔術師。2026年4月12日から連続2クールで放送中のTVアニメ『黒猫と魔女の教室』は、『寄宿学校のジュリエット』の金田陽介先生が「マガジンポケット」で連載中の漫画を原作とする、12星座の魔法が飛び交う学園ファンタジーです。
猫の姿の師匠と落ちこぼれ弟子の秘密の師弟契約、生まれ月で決まる星座魔法、そして問題児だらけの教室。物語が後半戦に入ったいまこそ追いつきたい本作の魅力を、キャスト陣のインタビューや原作者の言葉も交えながらじっくり掘り下げていきます。
『黒猫と魔女の教室』はAmazonプライムビデオで見放題配信中。第1話から最新話まで一気に観られるので、後半戦からの合流もいまから間に合います。月額600円・年間プラン5,900円で、初回30日間は無料でお試しできます。
プライムビデオで視聴する『黒猫と魔女の教室』ってどんな作品?
主人公のスピカ・ヴァルゴは、「魔女見習い」なのに魔法が使えない少女。憧れの魔法学校に合格するには師匠に弟子入りする必要がありますが、お金もコネもありません。そんな彼女の前に現れたのが、人の言葉を話し、魔法まで使ってみせる謎の黒猫。その正体は、「輪廻の呪い」によって黒猫の姿に変えられた天才魔術師クロード・シリウスでした。
魔術を学びたいスピカと、呪いを解きたいクロード。利害が一致したふたりは秘密の師弟関係を結びます。しかも呪いを一時的に解く鍵は「×××」にキス!? ――スピカ役の本渡楓さんはアニメイトタイムズのインタビューにて、最初に台本で「ファーストキスがお尻の穴なんて嫌!」という名言が目に飛び込んできて「これは何の漫画なんだ!?」というところから入ったと笑いながら振り返っています。この人を食ったようなツカミこそ、本作のギャグとテンポの良さの象徴です。
物語の舞台は魔法学校「王立ディアナ魔術校」。スピカが所属するのは、クロードが担任を務める、一癖も二癖もある生徒が集められたクラス――通称「クロードカヴン」です。ギャグに全力で振り切ったかと思えば、モンスターとの熱いバトルや生徒それぞれの葛藤も丁寧に描かれる振れ幅の大きさが持ち味。『とんがり帽子のアトリエ』の白浜鴎先生は原作者との公式対談で、本作を「少年漫画だけど、児童書みたいな感覚があります」と評しています。努力と友情という王道を、魔法学校という舞台で真正面から描く物語です。
主要キャラクター紹介
スピカ・ヴァルゴ(CV:本渡楓)
本作の主人公。乙女座の魔法使いで、なんとか扱えるのは植物系の魔法だけ。しかも第1話にして、師匠のクロードから「こんなに才能がないとは思わなかった」と言われてしまうポンコツぶりです。それでも彼女は諦めません。本渡楓さんは「『絶対に一等級の魔術師になってみせる!』という強い意志があって、どこまでも諦めない根性があるところがすごく大好きです」とスピカの芯の強さを語っています。ピンクの髪にリボンの可愛らしい見た目に反して中身はド根性、幼なじみのアリアや気を許したクロードには意外と口が悪いです。
クロード・シリウス(CV:島﨑信長)
スピカの師匠となる天才魔術師。在学中に先生になってしまうほどの実力者ですが、呪いのせいで普段は黒猫の姿です。島﨑信長さんはクロードについて、意外と「完成されていないところ」がいいと語ります。魔法使いとしては超一流でも、教師としてはまだ発展途上。生徒たちとぶつかりながら、彼自身も一人前の教師へと変わっていきます。スピカとの関係も一方的に守り守られるものではなく、「あくまで共犯者でありバディであり、生徒と教師でもある。すごく健康的でいい関係性だよね」とのこと。ちなみに島﨑さんいわく、序盤は「8〜9割が猫」。もちっとした黒猫がちょこまか動き回る可愛さと、ふいに見せる人間姿のギャップは反則級です。
アリア・アクエリアス(CV:和泉風花)
スピカの幼なじみで、水瓶座魔法(アクエリアスマジック)の使い手。誰に対してもフラットに接する余裕のある優等生ですが、そのスタンスが唯一通用しない相手がスピカです。大好きだからこそ負けたくない、一番でいたい――素直に言えずつい意地悪してしまう不器用な愛情が、彼女の愛おしさの源。和泉風花さんは「クールに見せかけてめちゃくちゃスポ根なキャラクターだなと思います」と、飄々とした見た目の裏にある努力家の顔を明かしています。
レオ・レグルス(CV:ファイルーズあい)
獅子座魔法(レオ・マジック)で獣人へと変身するパワフルな少女。筋肉質な見た目に反してお嬢様のような丁寧な言葉遣いで、そのちぐはぐさがかえってクセになります。ファイルーズあいさんは「己に足りないものが何なのかを理解していて、それを補うためにどうすればいいのか、自分自身にストイックに向き合える子」と評します。物語後半の第14話では父親との迫力の親子喧嘩が描かれ、彼女の内面が掘り下げられました。
ハナ・サソリジョウ(CV:渡谷美帆)
さそり座の魔法使い。自分の魔法で他人にけがをさせてしまった過去から、人と距離を取るようになった少女です。原作者の金田陽介先生は星座の性格診断をキャラ作りの参考にしており、ハナは「一人でいがちだけど、友達ができると依存しちゃう」というさそり座のイメージから生まれたそうです。スピカと共同戦線を張ったことをきっかけに少しずつ心を開いていく変化は、本渡さんも「愛おしい」と語る読者人気の高いエピソードです。
個性豊かすぎる教師陣
生徒だけでなく、ディアナ校は先生たちも一筋縄ではいきません。校長のジャンヌ(CV:花澤香菜)はクロードの師匠にあたる人物。あの弟子にしてこの師匠あり、と言いたくなる食えなさの持ち主です。薔薇とダンスを愛するナルシスト教師ペガスス・ヤマダ(CV:杉田智和)は、変人ぶりに反して指導の腕は確かで、スピカたちに魔法を教える場面もあります。教頭のジャスティス・ライブラ(CV:速水奨)をはじめ脇を固める顔ぶれも豪華で、教室の外にもクセ者が揃っています。
ここがすごい!『黒猫と魔女の教室』おすすめポイント
① 師匠が黒猫。前代未聞の師弟バディ
本作の核は、なんといってもスピカとクロードの関係です。師匠と弟子、先生と生徒でありながら、呪いの秘密を共有する共犯者でもある。守られるだけのヒロインでも、導くだけの師匠でもなく、お互いに影響を与え合って成長していく対等さが、観ていて心地よい距離感を生んでいます。しかもその師匠は基本黒猫。丸っこい猫がギャーギャー騒ぎながら授業をして、ここぞという場面では黒猫の姿のままシリアスに生徒を守る――このギャップは本作でしか味わえません。
② 「自分ならどの魔法?」と想像したくなる12星座マジック
本作の魔法は、生まれ月の星座で特性が決まる「星座魔法」。双子座は性別を行き来し、魚座は海洋生物と心を通わせ、山羊座に、さそり座……と、生徒ごとにまったく違う力を使います。金田先生はマガポケの公式対談で、「星座だったら『自分がこの世界に入ったら、この魔法を使えるのか』って、自分に当てはめて想像してもらえるなと思って、モチーフを決めたんです」と設計の狙いを明かしています。観る側全員に「自分の星座」があるからこそ、誰もが当事者になれる魔法ファンタジーなのです。アニメでは、杖で星座のマークを描いて魔法を放つ詠唱演出も見どころ。アリア役の和泉さんが「めちゃくちゃテンションが上がりました」と語るこだわりのエフェクトは、映像でこそ映えます。
③ 覚醒も無双もしない、泥臭い成長劇
スピカは最後まで「持たざる主人公」です。使えるのは植物魔法だけ、技の数も人より少ない。金田先生は対談で「数少ない技で、どうピンチを切り抜けるかを考えると、華麗な魔法でねじ伏せるみたいな展開にはできないので、自然とアイデアで乗り切る展開になるのかもしれません」と語っており、バトルはいつも工夫と積み重ねの勝負になります。1巻では、魔法の訓練のはずがいつの間にか立派なミカン畑を作り上げてしまう名エピソードも。実はこの「生活の中で魔法を修行する」描写、金田先生が愛読する『とんがり帽子のアトリエ』から影響を受けたと対談で公言しています。レオ役のファイルーズさんも「努力していく姿に共感して、パワーをもらえる」と語る、いま貴重なド直球の積み上げ型の物語です。
④ 問題児だらけの教室に、ちゃんと居場所がある
クロードカヴンに集うのは、事情を抱えた個性の強すぎる生徒ばかり。けれど本作は、彼らを笑いものにするのではなく、それぞれの学び方や成長の形を肯定していきます。白浜鴎先生が対談で「問題児って言われてる生徒達が集められてるけど、居場所があるのがいいですよね。それで救われている読者の方もいると思います」と語ったとおり、この教室の空気こそが作品の温度です。ちなみにアフレコ現場もキャスト陣が口を揃えて「学校の休み時間みたい」と語るにぎやかさで、キャストが持ち寄ったお土産にみんなで群がったり、モンスター役を買って出た浦和希さんの雄叫びが「めちゃくちゃ人間」で現場が笑いをこらえたりと、教室そのままの空気で作られています。

アニメは後半戦、原作はさらにその先へ。原作コミックスは既刊15巻(最新15巻は2026年7月9日発売)まで刊行中。アニメで描かれる範囲の先も、原作ならひと足早く読み進められます。まとめ買いなら15巻まで一気読みも。
アニメ『黒猫と魔女の教室』情報
2026年4月からスタートした連続2クールのTVアニメの基本情報をまとめました。第2クールからは主題歌も一新されています。
| 放送 | 2026年4月12日〜 CBC/TBS系全国28局ネット「アガルアニメ」枠(毎週日曜23時30分)/AT-X・BS12ほか/連続2クール |
| 配信 | Amazonプライムビデオ・ABEMA・Hulu ほか |
| 原作 | 金田陽介(講談社「マガジンポケット」連載) |
| 監督 | 龍輪直征 |
| シリーズ構成 | 後藤みどり |
| キャラクターデザイン | 小野田貴之 |
| 音楽 | R・O・N |
| アニメーション制作 | ライデンフィルム |
| オープニング主題歌 | 第1クール:ASCA「Cusp」/第2クール:ナナヲアカリ「∞劣等星」 |
| エンディング主題歌 | 第1クール:スピラ・スピカ「ちゅーんあっぷ☆」/第2クール:中川翔子「Twilight Magic」 |
放送は日曜深夜。リアルタイムで観られない週があっても、以下の配信サービスでいつでも追いつけます。
※配信状況は変動します。最新の配信状況・料金は各公式サイトでご確認ください。
よくある疑問に答えます
Q. 原作を知らなくても、アニメから楽しめますか?
はい、問題ありません。物語はスピカと黒猫クロードの出会いから丁寧に始まり、魔法のルールも順を追って分かる構成です。生徒たちが一人ずつフォーカスされていく積み重ね型の物語なので、初回から順番に観るのがおすすめ。配信ならまとめて観られます。
Q. 原作漫画は完結していますか?いま何巻まで出ていますか?
原作は「マガジンポケット」で連載中で、まだ完結していません。コミックスは既刊15巻(最新15巻は2026年7月9日発売)です。アニメと並行して原作の続きが読める、いちばん層の厚いタイミングと言えます。
Q. アニメは原作のどこまで描かれますか?
アニメは連続2クールで放送中のため、原作のどこまでが映像化されるかはまだ確定していません(全話数も未発表です)。最終回の到達点や「続きは何巻から読めばいいか」は、放送終了後に本サイトでも改めて整理する予定です。先が待ちきれない方は、原作を1巻から読み進めておけば、アニメがどこまで進んでも置いていかれる心配はありません。
こんな人におすすめ!
- 魔法学校・師弟ものが好きな人……黒猫の師匠と落ちこぼれ弟子という、他にない形のバディが待っています
- 主人公が努力して強くなる過程をじっくり見たい人……覚醒も無双もしない、工夫と根性で一歩ずつ強くなる物語です
- 星座や占いが好きな人……生まれ月で決まる12星座魔法。「自分ならどの魔法か」を考えながら観られます
- ギャグとシリアスの振れ幅が大きい作品が好きな人……全力のくだらなさと熱いバトルが同じ教室に同居しています
- 『寄宿学校のジュリエット』の金田陽介作品が好きな人……キャラの掛け合いの楽しさは本作でも健在です
まとめ
『黒猫と魔女の教室』は、魔法が使えない魔女見習いと黒猫にされた天才魔術師という凸凹の師弟が、12星座の魔法が飛び交う教室で少しずつ前に進んでいく物語です。奇抜な出会いから始まるのに、その中身は驚くほど真っすぐな努力と友情の話。問題児と呼ばれる生徒たちひとりひとりに居場所と成長が用意されているからこそ、観終わったあとに「自分も頑張ろう」と思える温度が残ります。
物語はいよいよ後半戦。生徒たちの掘り下げもバトルもここからが本番です。配信で第1話から追いつくもよし、原作15巻でアニメの先まで駆け抜けるもよし。この教室の一員になったつもりで、スピカの成長を見届けてください。
とんがり帽子のアトリエ アニメ・漫画の魅力まとめ 2026アニメ化
金田先生が愛読を公言し、公式対談まで実現した魔法ファンタジーの傑作。「誰でも魔法が使える」世界の描き込みは必見です。
ある魔女が死ぬまで はなぜ泣けるのに明るい?余命1年の魔女アニメおすすめ理由を解説
同じ2026年アニメの魔女もの。余命1年の魔女見習いが紡ぐ、泣けるのに前向きな物語をもう一本どうぞ。

『黒猫と魔女の教室』1巻から読むのが王道です。スピカとクロードの衝撃の出会いと、あの「ミカン畑」の名エピソードをまずは自分の目で。金田先生の表情豊かな作画はコマでじっくり味わう価値があります。気に入ったらまとめ買いで15巻まで一気にどうぞ。
アニメ『黒猫と魔女の教室』はAmazonプライムビデオ・ABEMA・Huluで配信中。杖で星座のマークを描く詠唱演出や魔法のエフェクト、そしてちょこまか動き回る黒猫クロードの可愛さは、動きと声がついたアニメでこそ本領を発揮します。Amazonプライムなら初回30日間の無料体験から始められます。

コメント