低糖質、生クリーム無しでトロトロ豆乳プリン
ゼラチンと寒天の両方を使うこで、生クリームを使わずに口の中でとろけるプリン
🍮トロトロ豆乳プリン🍮
脂質が気になって生クリームを使いたくない人向けです。
ゼラチンのみの弾力が強い食感と、寒天のみの歯切れがいい食感ではなく、トロトロな食感になっています。
電子レンジでチンして混ぜるだけ、簡単レシピです。
糖質ゼロの甘味料やシロップを使えば、糖質も低くなります。
レシピ3~4人分
材料 ・砂糖100g(糖質が気になる方は、糖質0の甘味料でも可) ・ゼラチン10g(このレシピでは、ふやかし不要なモノを使用) ・豆乳1L
・水300ml ・寒天2g
※お好みの味付け(本レシピでは以下を使用) ・抹茶粉末5g ・きなこ お好み ・ゼロカロリーシロップ お好み |
作り方
①電子レンジ可能な容器にゼラチン、砂糖、牛乳を入れて軽く混ぜてください。
②電子レンジ可能な容器に寒天、水を入れて軽く混ぜてください。
③①をラップをせずに、電子レンジ(600w)で5分加熱します。
※加熱後、軽くかき混ぜてゼラチンが残ってるいるようなら、30秒ずつ追加で加熱してください。
※沸騰させるとゼラチンが固まらなくなるので注意、目安としてはほんのり湯気が上がるまで。
④②をラップをせずに、電子レンジ(600w)で4分加熱します。
※加熱後、沸騰していなければ1分ずつ追加で加熱してください(寒天は沸騰させないと、冷やした時に固まりません)。
↓加熱中に、ぶくぶくと泡が立っていれば大丈夫です。
⑤温かいうちに③と④を合わせて、混ぜてください。
⑥抹茶など、お好みの味付けをしてください。
⑦こし器などを使いながら、容器に移してください。
※こし器を通すことで食感が滑らかになり、豆乳や寒天の屑も除去できるので舌触りも良くなります、
⑧余熱を取ってから、ラップなどで蓋をして、冷蔵庫で6時間ほど冷やし固めれば完成です。
※お好みできな粉やシロップをかけてください。
補記
・半量で作る場合は、各材料を半分にして、電子レンジ(600w)3分から加熱してください。
・豆乳だと糖質と脂質が低い代わりに、かなりアッサリ目に仕上がります。牛乳でも美味しいです。
・抹茶以外にも、バニラエッセンスなどでも美味しく仕上がります。
・寒天は必ず沸騰させてください。
雑記
ゼラチンの素はコラーゲン(動物性タンパク質)です。
本来コラーゲンは水に溶けませんが、加熱することで水に溶けやすいタンパク質『ゼラチン』になります。
ゼラチンは温めると水に溶けます(ゾル化)。
これを冷やすと、溶けたタンパク質が元に戻ります。この時に水分を中に閉じ込めるため、ゼリー状の物体ができあがります(ゲル化)。
ゼラチンを使用する際の注意点はいくつかあり、まず加熱し過ぎるとタンパク質は熱に弱いため、変性して固まらなくなります。
お鍋でゼラチンを溶かす際は、沸騰する前に火から降ろしましょう。
またパイナップル¹のようなタンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)を持っている果物を生のまま使うと固まらなくなります。
¹酢豚にパイナップルを入れるとお肉が柔らかくなるのと同じ原理
これらの果物を使う際は、一度火を通して酵素を変性させるか、熱処理されている缶詰などを使いましょう。
そして、固める際は必ず冷やす必要があります。
寒天はテングサ(天草)、オゴノリが主原料であり、ほぼ食物繊維です。
水に溶かすとゼリー状に固まる原理は、ゼラチンと同じになっています。
ゼラチンと違い、常温ですぐ固まる性質を持っています。
また酸に弱く、レモンなど酸性の食品と一緒に加熱すると固まらなくなるため、加える時は加熱を止めた後です。
牛乳やジュースなど不純物が多い液体に入れると寒天が溶けにくい場合があるため、まず水で寒天を溶かして寒天液を作ってから入れると失敗しません。ただ後から入れる液体の温度が低いと、冷たいモノが触れた部分から寒天が固まってしまうため、人肌程度に加熱しましょう。
ゼラチン | 寒天 |
・動物性タンパク質(100g:343キロカロリー) ・溶ける温度40~50℃ ・固まる温度10℃以下 ・常温で溶ける ・タンパク質分解酵素を含む食品がNG(パイナップルを含む柑橘系の果物) ・柔らかく口の中で溶ける。 ・消化吸収されます | ・食物繊維(100g:3キロカロリー) ・溶ける温度90℃以上 ・固まる温度65℃以下 ・常温で溶けない ・酸性の食品がNG ・歯ごたえがあり、口の中でほろりと崩れる。 ・消化吸収されません(便通に良い) |
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