『イナリワン(ウマ娘)』ストーリーネタバレ『前』

『粋でいなせな江戸っ子娘! イナリワンたあ、あたしのことさ』の紹介文から始まるイナリワンについて記事にしました。

下町生まれの下町育ち、大井印の粋なウマ娘ってのは、あたしのことよ

これより語られるは波乱万丈物語、一世一代の大喧嘩道、トゥインクル・シリーズの大祭り

最後の最後まで、目ん玉かっ開いてみててくんなぁ

プロフィール

誕生日は5月7日

身長は139cm、スリーサイズはB85・W50・H74(リニューアル前B87・W51・H74) 体重は増減なし

学園は高等部 所属寮は美浦寮 ルームメイトはツインターボ。

下町生まれ下町育ち、大井印の粋でいなせな江戸っ子であり、義理人情に厚いウマ娘です。

べらんめえ口調で喋り、小柄でありながらも堂々とした立ち振る舞いが特徴です。右耳側にかぶっている狐の小さなお面がトレードマークで、決めポーズとして歌舞伎などで見られる大見得を切るポーズや、狐のハンドサインをよくやっています。

愛称は『イナリ』。トレーナーのことは『ダンナ(男性トレーナー)』もしくは『アネゴ(女性トレーナー)』と呼んでいます。

 

地方出身の江戸っ子

元々は『地方ウマ娘全国協会(NAU)』が管轄するレース、ダートレースを主にしている『地方』でデビューする予定でした。しかし、トレセン学園を見学しに来た際にオグリキャップとスーパークリークの併走が目に留まり、猛者が集う中央に魅了される形で転入してきました

地方から来たということで、値踏みの視線を向けられますがこそばゆい程度と気にした様子はなく、転校生が珍しいのは事実と納得しながらも『実力を示せば勝手に黙るだろう』と言い切っています。

家でちびっ子ウマ娘たちに走り方を教えていた、懐が広い親方の背を見て育ちました。その気風に憧れ、町の皆と家族のように育ったことが、粋でいなせなイナリワンの人柄に繋がっています。

江戸っ子らしく豪快でワイルド、どんな困難にも威勢よく啖呵を切ってぶつかっていき、泣き言も言いません。祭りも喧嘩も江戸の華がピッタリな言動で、祭りがあれば飛び込んで全ての出店を巡って楽しみ、喧嘩が起きれば我先にと見物しに行きます。またトレセン学園では色んな人に勝負をふっかけることから『イナリの喧嘩勝負』と名物になっていました。

ただしそれらはイナリワンらしい思いやりと気遣いから来る行動です。

出店巡りは祭りを盛り上げるためで、地元の祭りに参加した時は、店主から初めて屋台を出した奴がいるから覗いてほしいと頼まれています。

小さい頃から祭りの準備に参加しており、トレセン学園のウマ娘に神輿の担ぎ方を教え、キタサンブラックやツインターボと一緒に夏祭りの手伝いも行っていました。ファン感謝祭では生徒会直々の指名で飲食系屋台の指揮をしており、急なトラブルにもしっかりと対応しています。

トラブル解決も思いつきやとっさの機転でどうにかするのではなく、大きな祭りほど準備が肝要と考えています。みんなが楽しめるために色々と考えて起こりうる問題を予測し、事前に用意した解決策で的確に指示出ししていました

喧嘩を見物しに行くのは、やり過ぎないように見張るためです。当人たちの話し合いで終わらない場合や手が出そうになった時は、危険を顧みずに割り込んでいきます。

喧嘩の仲裁は慣れており、名裁きと言われるほど拗らせません

しかし解決方法はイナリワンらしく豪快です。わざと大げさに言って衆目を集めることで尻込みさせたり、ウマ娘なら全力で走らせてへとへとになったところで腹を割って話させるなど、余計な口出しはしませんが当人たちに体を張らせます。

『イナリの喧嘩勝負』も相手を見てふっかけています。主に声をかけるのは調子が上がらず、伸び悩んでいる相手です。まずは身体を動かせ、というイナリワンのカラッとしたノリが、周りの支えになっていました

 

面倒見の良い姉御

普段から後輩に走り方を指導したり、落ちたコンタクトを一緒に捜したり、捨て猫の里親探しを手伝ったり、ご飯をご馳走したり、練習時にコースを譲ったり、棚を修理したり、と面倒を見ているのでとても慕われています。そんな日頃の行いから、バレンタインでは溢れんばかりのチョコが詰まった袋を数個抱えていました。

お礼に受け取った食べ物はきちんと全部食べており、ひとつずつもらった相手が誰だったか確認しながら丁寧に食べています。

また中央に来てからも地元の子分たちを可愛がっており、子分たちが中央まで遊びに来ることになった時は、案内するためにいろいろと下調べしていました。

ファンへの対応も粋であり、送られてきたお守りを身につけてテレビのインタビューに答えています。

お祭り騒ぎが好きで、江戸っ子らしい言動から気が早く大雑把な印象を受けますが、気遣い上手で面倒見の良い姐御肌です。その明るさや気さくさ、頼りになる粋な雰囲気が多くの人を惹きつけています。

トラブルに自ら飛び込むのは、見ず知らずの相手でも困っているなら見過ごせない、という正義感からです。ただなんでも1人で解決しようとしているわけではなく、『祭りは1人ではできない』という考えを持ち、自分にできないことがあった時は、素直に他人を頼っています(中央の地理がわからなかった時はトレーナーに道案内を頼み、洋菓子を作る際はスーパークリークに師事を請い、人手がいる力仕事や祭りの運営を手伝う時は無理せず人を呼んでいます)。

一方で自分にできることなら、他人の想いや期待に無理をしてでも応えようとする節があります。特に世話になった人たちのためなら倒れるまで努力をしたり、自分の本心を隠すなど義理堅い一面が強いです。

この点に関してはトレーナーから心配されており、親方からも『隠し事なんて無粋な真似はよせ』とたしなめられました

 

弱点

無粋な真似や曲がったこと、特に嘘が苦手で、無粋だと感じたことは例え不利益になったとしてもやりません。

スーパークリークが『無差別甘やかし罪』で全国指名手配され、バンブーメモリーに追いかけられていたところを匿った時は、誰が見てもバレバレな嘘でレースより気疲れしていました

子供たちがトレーニングを見学しに来た時は、前日に大雨が降ってコースが泥だらけの危険な状態だったにも関わらず、『走る姿が見たい』という子供たちのお願いで走っています。

隠し事も苦手で、親方には逐一見抜かれていました。

背が低いことについては『(気にするのは)くだらない』と言い、デカさは心意気次第と語っています(リニューアル前は『小さい』が禁句)。ただタマモクロスと水族館に行った時に、スタッフから2人揃って小学生扱いされたのは、さすがに憤慨していました。

またお化けが苦手で、ホラーゲームも苦手です。夏合宿で肝試しに参加した時は、途中で恐怖のあまり(一緒にいたタマモクロスと)ゴールまで全力疾走しました。

 

好きなモノ

畳を昔馴染みと言うほど好み、寮の部屋やトレーナー室にも敷いています。イグサの匂いが好きで、畳の匂いを嗅ぎながらの昼寝は格別と言うほどです。雑誌の写真撮影も畳の上を指定しています。その理由は様々な思い出を畳と共に過ごしてきたことから『イナリワンは今も昔も相も変わらず畳の上でデカい夢を語っている』と地元の皆に伝えるためでした。

またヒミツ紹介では、畳職人に憧れていることが明かされています。

父親の影響で日曜大工が十八番で、愛用のノコギリを持っていました。『ちょっとしたもんが入り用になったら言ってくれれば作る』というその腕前は机作りに始まり、商店街の大工仕事を手伝えるほどです。クリスマスではトーレナーに狐の彫刻が施された鍵付きの小物入れをプレゼントしており、店の棚に置かれていても違和感のないレベルと驚かれていました。

料理も得意そうな描写が多く、自分で蕎麦を打ち、スーパークリークに手伝ってもらったとはいえ狐のチョコを手作りしています。

好物はおいなりさん、風呂上りにはフルーツ牛乳です。食べ放題では、好きなモノから食べます。

早食いが得意で、一度あのオグリキャップに勝利したことがあります。ただオグリキャップは趣旨を理解しておらず(途中でお茶を貰いに行った)、勝つには勝ちましたが直後にぶっ倒れました。

体に気遣っているとは本人の弁ですが、食堂のおあげの仕入れ先が変わった時はおあげ関係のメニューを全制覇しています。

また『食べ方がリスみたい』とスーパークリークに言われたこともありました。

勝負服は火消しが着る火事装束をイメージしています。駆けつける姿を見れば、誰もが頼りに思い、誰もが活躍に胸躍らせる。だからこの服を纏っている時は、全力で駆け、全力で楽しませたいと語っていました。

 

関連ウマ娘

同じ背格好でツッコミ気質の『タマモクロス』、同時期にデビューして永世三強として語られる『オグリキャップ』『スーパークリーク』との絡みが多いです。

タマモクロスとは、なにかと衝突することが多く『タマが浪花代表なら、こちとら華のお江戸代表』として身体測定や大食い大会で勝負したり、カラオケで最初に何を歌うかなどで揉めていました。ただ2人で食べ放題に出かけたり、貯金するために学内で協力してたこ焼きを売り(もちろんエアグルーヴに怒られた)、学園農作業ボランティアに参加するなど一緒に行動することが多いです。

また口ではなんやかんや言っていますが、タマモクロスこそ『日本一の白い稲妻』だと認めています。

オグリキャップのことは、『普段のぼけっとしてたのが嘘みてぇに、走る時は泥臭ぇ意気を見せる』『くいっぷりが気持ちいいから奢りたくなる、できればだが』と語っていました。オグリキャップからも同じ地方の出ということで親近感を覚えられています。

スーパークリークのことは、『底が見えない。走る姿を見ているだけで呑み込まれそう』『下町の遊びは過激だから、見られると倒れそうで心配』と語っていました。スーパークリークからは、タマモクロスと同様に甘やかされそうになっています(誰に対してもですが)。

4人でカラオケに出かけることもあり、オグリキャップとスーパークリークとは初日の出を見に行き、クリスマスも一緒に過ごすほど仲が良いです。しかしレースとなれば、バチバチに火花を散らす善きライバルになります。

他にもルームメイトであるツインターボに懐かれており、イナリワンも素直な性格であるツインターボを甘やかしがちです。

バンブーメモリーからは狭義心の塊として慕われており、人付き合いに少し難があるゴールドシチーとも放課後の寄り道として色んな場所に連れて行き、彼女の表情をほぐしています
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『イナリワン(ウマ娘)』ストーリーネタバレ『後』に続く