『スティルインラブ(ウマ娘)』ストーリーネタバレ・中

の続き。




勝負服について

目の覚めるような鮮やかな紅色を基調として、中に空色のドレスを着込んだ勝負服です¹。ドレスは後方で白いリボンに結ばれて、二つ結びのように分かれています(逆さにすると巨大なハートに見える)。

¹……モチーフ馬の馬主『ノースヒルト(北海道新冠町に拠点を置く、競走馬生産・育成牧場及び馬主法人)』の勝負服(水色、赤十字襷、赤袖)が再現されている。

胴回りに水色のリボン、白いアームカバーの手首と黒のストッキングには赤いリボンが結ばれており、赤い靴もリボンを思わせるデザインが施されています。腰の左右や尻尾下に、蹄鉄風の大きなハートマークが金色で刺繍されているのも特徴です。服の前から首の後ろを繋ぐストラップ吊り紐の合間にも、金色のハートに空色の宝石が埋め込まれた装飾品を身に着けています。

私服は肌の露出が皆無だったのに対して、ホルターネック状で肩や背中が大きく露出しており、本人いわく『少しだけ大胆』

また、左手の薬指に赤いマニキュアを塗っています²。

²……薬指は「愛情」や「パートナーシップ」を象徴する指で、この指にネイルアートを施すことは、愛情や絆を深めたい願いが込められている。

落ち着いた雰囲気の中に、どこか情熱を感じる衣装に仕上がっているのは、『控えめな私』と『衝動を求めるワタシ』、どちらの声にも耳を傾けたからです。

静かで、控えめ』と、始めから理想のイメージがあったものの、スティルインラブは勝負服のデザインにひどく悩んでいました。彼女のノートに描かれていたのは、目を惹くほど紅く、露出が多い大胆なデザインです。

デザインを描いたのは、『衝動を求めるワタシ』でした。『走って、競って、喰らい合う。狂宴には相応しい衣装が必要』と考えており、デザインを考える度に、『そんなのじゃ足りない。風を感じるための肌、血を滾らせるための紅を。もっと、もっと曝け出して』と囁いてきます。

『はしたない姿だから』と『控えめな私』は何度も振り払うが、頭から離れない。どこか惹かれる部分がある。彼女自身、控えめなだけのデザインには迷いがありました。

思い悩むスティルインラブに、トレーナーは助言します。全部、取り入れる必要はない。大切なのは、どちらのスティルインラブにも嘘がないこと

衣装に袖を通した時に、ちゃんと『いい』と思えなければ、気持ちに迷いが生まれます。だから、彼女たちは話し合いました。どちらの自分にも嘘のない、私『たち』らしい、たったひとつの勝負服を作るために。

お菓子とコーヒー

お菓子があると幸せ。コーヒーもあると、もっと幸せです。

お菓子は作るのも食べるのも好きで、語りだすとやや饒舌³になり、とても幸せそうな顔で口にします

³……チョコレートについて、「たかがお菓子と思われるかもしれませんが……チョコは……本当にすごいんです……。ひと口含むだけで、甘味が体中に染み渡り……渇きが癒え……心の深い部分が満たされる。求めている何かを見つけたような……運命の人に出会えたような、多幸感――」と熱弁。

おもてなしとして、誰かのために用意する時も喜んで準備しており、相手の口に合うと幸せを感じます。ウマ娘の公式Xで公開されたカレンダー『10月にトレーナーさんと食べたい美味しいもの』でも、和菓子洋菓子問わず、日替わりで様々なお菓子を用意していました(食べない日がない)。

レース前の一週間は低糖質クレープや豆乳プリンなど、カロリーに配慮しており、レース当日はショートケーキでした(内なる紅がレースに反応したのか、その上に殴り書きのような太文字でレースと書いている)。レース後は『はちみー+サンドクッキー、モンブラン』など、カロリー高めのお菓子が選ばれています。

ホーム画面のハロウィンボイスでは、『皆さんに美味しいお菓子を配れるのは、何より素敵なことです』とコメントしています。4.5周年のアニバーサリーストーリーでも、『スティルのおすすめおやつ』という動画を投稿していました。

和菓子or洋菓子、手作りor既製品に強いこだわりは感じられず、相手や状況に合わせています(こだわる時はこだわるが、周囲にそれを強要することはない)。

コンビニでノーリーズンからコーラに合うお菓子を訊かれた時は、コーラの炭酸とバナナの甘さを合わせる『バナナ&チョコボール』、甘みとバランスをとれる『にんじんクラッカー』を勧めていました。

時々スイーツ巡りをやっているようで、スイーツビュッフェや『季節に合わせたアレンジのチョコレートを提供する、ある有名ホテルのラウンジ』に通っています。

お菓子作りのスキルはかなり高く、バレンタインイベントでは、色々なカカオをブレンドしてオリジナルチョコを作っています。実家で家族と食べるクリスマスケーキもスティルインラブのお手製です。

誕生日のお祝いにはお菓子を贈ることが多く、ホッコータルマエに『クリームビスケット(素朴な味でありながら、熱狂的なファンもいるあの名品を、自分なりにアレンジした一品)』、ネオユニヴァースに『おからクッキー⁴』を渡しています。

⁴……食べてみたいお菓子は『DRYでSOFT』『もそもそ』という情報から推理して手作りした。スティルインラブは『お誕生日ならもっと派手なもののほうが……』と不安になったが、ネオユニヴァースはとても喜んだ。

コーヒー好きが集まる会⁵で持ち寄るお菓子として、リンゴのサンドクッキーを自作した時は、『りんごのやわらかな酸味と、ほんのりスパイスの香りが広がる。甘すぎず、どこか引き締まった味わい』と試食したトレーナーを唸らせました。

そのクッキーは、一緒に味わうグアテマラコーヒーとのペアリングを意識しています。コーヒーのフルーティな酸味とチョコレートやナッツのようなコクに寄り添う、計算されたおいしさです。

⁵……マンハッタンカフェ、ドリームジャーニー、シンボリルドルフ、エイシンフラッシュなどが参加。

そこからもわかる通り、コーヒーも、こだわるときはしっかりこだわります。基本的には豆から淹れており、甘いお菓子に合う、濃いコーヒーが好みです。

コーヒーについては、『ほっとして満たされる。穏やかで、優しい気持ちで。だからこそ、こだわりたい。より深く、満たされるように』とコメントしています。

味だけでなく、ミルクのラテアートなど、特別な体験として楽しめるのも好きな理由です。

『甘いお菓子に、濃いコーヒー…素敵なおもてなしに欠かせない、魔法の道具、ですね。ふふ』

お菓子以外の料理も得意で、おせち料理では筑前煮やだし巻き卵など家庭的な品を手作りしています。食欲がないトレーナーのために、食べやすいお弁当を手作りしたことも。

また、見た目が赤いモノをよく作っているようです。得意なことに『赤い果実のジャムづくり』を上げており、同室のネオユニヴァースが『ラブラブでギトギトな真っ赤な甘酒を作れるウマ娘が部屋にいる』と言及しています。

両親について

小説家である母の影響か、図書室によく通うほど読書が好きです。とくに歴史小説を好んでいます。

『書の海で心を空想に遊ばせるのが好きで……特に歴史小説は古の時代に私を連れていってくれます』

母の新刊が出たら買いに行ったり、父とよく歴史談義するなど、家族仲は良好です。

日差しが苦手なスティルインラブのために、両親がベールを贈ってくれたことを、大切な思い出として心にしまっています。

『家族に何かをしてあげられる……幸せなことですよね』

好きなこと、苦手なこと

得意なことは、ボビンレース(レース織り技術の一つ)。トレーナー室をお正月仕様に飾ったり、お手玉の自作など、手先が器用です

苦手なことは、大きな姿見、香りの強い食べ物、満月。

一日の始まりに心が清らかになるような気がして、朝に掃除をするのが好きです(毎朝早起きできるネオユニヴァースが羨ましいと言っているので、早起きが得意というわけではない)。

遊園地のお化け屋敷は昔から平気で、気がつけば出口にたどり着いています。お人形が急に喋り出しても、びくともしません。竜巻のようなスクリューが魅力の絶叫コースターも平気です。

むしろ遊園地という場所そのものに、若干の苦手意識を持っています。人混みが苦手で、迷子になるのも怖いらしく、幼い頃から何となく遠ざけていました。

お菓子が好きなことからもわかるように、超が付くほどの甘党です。レシピ間違えか、焼きそばソースがドロ甘のベトベトで周りが食べられない中、これならいくらでも食べられると食べ続けています。

公式動画【ウマ娘の日常】「同期のランチミーティング」編でも、クリスマスパーティで『クリスマスケーキ、ジンジャーブレッド、 プディング、ブッシュドノエル』をすべて並べようとしました(ネオユニヴァースいわく“メガストラクチャー規模がとても大きい人口建築物”)。

ただし、味を確かめるように噛みしめるため、食べるのが遅いです。お昼ご飯にはタイマーが必須で、じっくり味わっている間に休憩時間が終わります(気をつけないと一時間以上かかる)。

好きなお菓子『アイス』を食べきる前に溶かしてしまうため、本人も改善したいと思っているが、根本的に早食いには不向きなようです。早食いしようとして『かわいいリス』になったり、大食い競争で急かされてもペースを変えられません。

日差しが得意でないため、私服は長めの丈と濃い色を選んでいます。『濃い色は陽の光を集め、肌を保護してくれる…この服は、とっても頼りになる相棒さん…ですね』とのこと。走りやすい服だと、内なる紅が起きてしまう可能性も考慮しています。

ゼンノロブロイから誕生日プレゼントに歴史に名を刻んだウマ娘たちの名勝負を描いた大河小説』を贈られた時も、冒頭の血の滲むような素晴らしいレースシーンに内なる紅が反応してしまい、数ページしか読めませんでした。

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