『エアシャカール（ウマ娘）』ストーリーネタバレ・上
『理解不能？ 上等だ。ロジックはオレが証明してやる』の紹介文から始まるエアシャカールについて記事にしました。
見た目も中身も人を寄せ付けないガラの悪さですが、数字の信奉者と言われるほどガチガチの理系ウマ娘です。
絶対的に信じているデータが突き付けてくる敗北という運命に抗うため、意地を張り続けます。
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プロフィール
誕生日は２月２６日
身長は１６８ｃｍ、スリーサイズはＢ７７・Ｗ５６・Ｈ８５ 体重は測定不可能
学園は高等部 所属寮は栗東寮 ルームメイトはメイショウドトウ
逆立てた髪と亀裂が走ったようなギザギザの生え際、視線も歯も鋭く、見た目からして近寄りがたい風貌です。
外見だけでなく口が悪いうえに怒りっぽい性格で、いつもイライラしているような態度でトレーナーに対してもメンチを切るため、後輩から怖がられています。
その一方で、常に大量のステッカーが貼られたノートＰＣを持ち歩き、トーレニング中やレース前後の控室でもデータを集めては打ち込んでいる理論派です。頭のキレは鋭く、栄養学、スポーツ工学など、トレーナーに必要なすべての理論を頭に入れているため、トレーニング中は周囲からどっちがトレーナーかわからないと言われていました。
実際にファン感謝際では、企画の１つ『１６００ｍ走』に出るトレーナー（エアシャカールをファン感謝際に参加させるために出走）を、『トレーナー・エアシャカール』として鍛えています。
そのため自分の肉体面に関する管理は完璧で、データをもとに淡々と物事を進めるタフさもあり、トレーナーを必要としていません。しかしデビューするにはトレーナーの存在が必要不可欠なため、お互いに邪魔しないビジネスライクな関係を望んでいます
普段持ち歩くノートＰＣは自作しており、データ分析プログラム『Parcae（パルカイ）』を制作して組み込んでいます。プログラミング技術は本職顔負けで、『Parcae』は正確なデータを入力すれば、レースに誰が出場するか、そしてその結果まで正確に予測します。
ロジカル
口が悪く誰に対してもメンチを切り、静かな場所でデータを入力したいので門限ギリギリまでネットカフェに通うなど、お世辞にも素行が良いとは言えません。さらに中堅トレーナー相手でもロジカルではない余計なことをさせるなら、一方的に契約解除するため、トレーナーが寄り付かない存在です。他のウマ娘たちも怖がっており、一緒に走りたくないと逃げてしまいます。
協調性がなく独善的と評判はかなり悪いですが、豊富な知識量を活かせるほど頭が良いです。なおかつ勝利という結果を出しているので、誰もが口を閉ざしていました。
結果的に孤立することが多く、数学者の父親については不明ですが、元バーの歌姫である母親は『そういう子だから構わないで大丈夫、刺激しないで』と理解を諦めています。
エアシャカール自身も効率と実利を重要視して、ロジカルに正しことを伝えても話が通じない周囲の反応に対話を諦めており、ノイズとしてシャットアウトしていました。母親に対しても『母からの仕送りの箱は開けた事が無い』など関係が悪いです。
これらの経験から入力されたデータを分析し、正しい答えを導くプログラミングこそ意思疎通可能な唯一の言語としており、『Parcae』を相棒と呼ぶ状況に至っています。この状態にトレーナーは、『１人で処理できない壁にぶち当たった時、いつか他人が必要となった時、どうしようもなくなってしまう』と心配しています。
性格が悪いわけではない
ぶっきらぼうな一面は確かにありますが、他人の言うことを聞く前から跳ね除けているのではなく、自分を納得させるロジックがあるなら聞き入れます。
一般論であったり、個々に合わせず『大勢がそうだから』と同調させようとしてくる言論を毛嫌いしているだけで、話の筋が通っているなら対話も拒みません。
またお人好しな一面もあり、ルームメイトのメイショウドトウや同期のライバルであるアグネスデジタルが悩んでいる時にアドバイスを送り、普段は冷たくあしらっている（あしらいきれない）ファインモーションのことも何かと気にかけています。
機嫌が良い時は後輩ウマ娘に声をかけることもあり、他人を恐れる、また嫌っているわけではありません。
他人からの頼まれごとに関しても、イベント『リーニュ・ドロワット』ではシンボリルドルフの依頼に対して、返事は保留しながらも裏で準備を進めていました。テイエムオペラオーの舞台に『音響、照明、演出などの裏方』として参加した時は、親切心ではなく『芸術』の場で自分のロジックが通じるか試したいだけと言いながら何度も練習に付き合っていました。
育成ストーリーラストでも、ウマ娘界の発展に大きく寄与するプログラムを匿名かつ無料で公開しています。
自分のことを気にかけるトレーナーや好いてくれるファンの扱いはぞんざいですが、その見返りを求めない想いに対しては、理解できないながらも無下にすることはなく不器用ながらも応えています。嘘の出現情報に踊らされながらも、根性でエアシャカールまで辿り着いたファンの話を聞き、トレーナーがクリスマスプレゼントを用意した時は、気づかれないように飴を贈っていました。
ただ他人との付き合い方に慣れていないため、トレーナー以外に何も言わず数日間姿を消すという暴挙に出ています（静かな場所で作業するため）。後日、心配したファインモーションたちから、なにも『わかっていない』悪い子としてお仕置きを受けました。
取材に対しては消極的で、ファンに対しても何かをすることが少ないため『元貴族』『某国のエージェント』『レアだから捕まえるとレベルアップする』など、事実無根のバックボーンが流れています。
一度首を突っ込めば最後まで付き合い、上辺だけではない心からの行動に対しては応えようとするため、シリウスシンボリから『見た目ほどキマッてねぇなぁ？』と言われました。
好きなモノ、嫌いなモノ
『頭の中のモンを消すのに、音楽はちょうどいい』として音楽を好んでいます。
音楽に対する造詣は深く、ファインモーションにオーケストラに誘われた際は、ヴァイオリンの音の伸びに数学的な計算が含まれていることを感じ取っていました。
食事は栄養摂取という観点のみでサプリやシリアルを選んでおり、嗜好品はほぼ口にしません。ただガリガリとかみ砕く食感が好きらしく、ブドウ糖を持ち歩いてよく齧っています。チョコも同様の理由で口にしていました。
ゲームほど素直な遊びはないとして、ＦＰＳやスマホゲームにも手を出しています。
ロジカルじゃないモノが苦手で、マンハッタンカフェの周りで起こる不可解な現象については『ロジックで説明できねェ現象を起こすな』と苦い顔をしています。ウマよんでは肝試し中にファインモーションから怪談話をされて、『こいつわざとなのか』と青ざめています（ファインモーションはただの天然で話していた）。
ただ悪魔については、存在自体は荒唐無稽だが、『獰猛、邪悪』というイメージは悪くないと語っています。
また行列を嫌っており、並ぶとイライラすると言っていました。
他にも『アブラゼミ』を苦手なこととして上げています。
カリスマトラックメイカー『!monad』
ＳＮＳのアカウント名で、アイコンは数式。
本人は隠していますがフジキセキにはバレており、シリウスシンボリからはアイコンとノートＰＣのステッカーが類似していることから、カマをかけられる形で見抜かれました。
データ分析のガス抜き程度にトラックメイカー（ボーカルが入っていない演奏楽曲の作曲や編曲）をやっており、満足いくモノができた時は売りに出しています。
バズったことはありませんが、制作依頼が来たり、ファンが付く程度には評価されていました。トレセン学園内部にもファンがおり、『!monad』名義にＤＪ依頼が届いています。
『他人のために曲を作る気はない』と言いますが、やる気がないのではなく手慰みで曲を作っており、中途半端な出来になることを嫌がっているのが理由です。そのため依頼に応えた時は、ずっと頭を悩ませており、音楽業界に知り合いがいるファインモーションの伝手を頼るなど、真剣に取り組んでいます。
また制作依頼を出したアーティストが出演するイベントに行き、ＣＤも購入していました。貰ったフライヤー（チラシ）をこっそり掲示板に貼って宣伝するなど、エアシャカールなりに応援しています。
勝負服
信頼できるデザイナー探しから始まり、素材選び、隕鉄の細かなディティール、全て満足いくまで徹底的に関わっていました。
『本当に美しいプログラムは、それ自体が目立たず機能していること』という考えがあり、計算して布地を削ぎ、スカーフもクセを意識してつけています。
『勝負服について』の取材を受けて記事になった時は『繊維一本一本が数字となり、完璧に編まれた式が走るというシンプルな解を示す。パドックではエキセントリックさを、レースでは研ぎ澄まされた美を見せる。その勝負服は正しくsuitだ』と書かれました。
ライブ衣装については、着るのを逆らったら『余計に面倒だ』としておとなしく着ています。ただヒラヒラしているように見えて、見映えするように設計されているのは感心しました。
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https://putirafa.com/airshakur-two/に続く
