『シュヴァリエ・デオン(恒常)』FGOおすすめ性能解説

基本情報

百合の花咲く豪華絢爛フルール・ド・リス『強化後』
アーツ属性 サポート宝具
敵全体に確率で魅了状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>

&敵全体の攻撃力をダウン(3ターン)

&敵全体の防御力をダウン(3ターン)

スキル1効果
心眼「真」(C)

CT8-6

自身に回避状態付与(1ターン)

&防御力アップ(3ターン)

スキル2『強化後』効果
白百合に輝きを(A+)

CT7-5

自身の弱体状態解除

&弱体耐性大アップ(3ターン)

+味方全体のアーツカード性能アップ(3ターン)

&強化解除耐性をアップ(3ターン)

スキル3効果
麗しの風貌(C)

CT7-5

自身にターゲット集中状態付与(3ターン)

&HP回復

強い点

チャージタイム最短5ターンで持続3ターンのターゲット集中を持つパーティの壁役です。ターゲット集中で集めたダメージは、『回避&防御力アップ、HP回復』で軽減します。

弱体解除&最大100%の弱体耐性アップを持ち、デバフに強いです(ターゲット集中で集めた単体対象のデバフも無効化できる)。

味方全体に付与する最大100%の強化解除耐性で、3ターンの間、味方のバフが解除されません。

味方全体アーツカード性能アップで火力支援が可能です

弱い点

宝具効果の魅了付与が『オーバーチャージ依存:30~70%』とかなり低確率で、ランサークラスは『対魔力』持ちが多いこともあり、ほぼほぼ外れます。成功しても敵全体のチャージゲージ管理が乱れやすいため、宝具を撃つタイミングに注意しましょう。

魅了と同時に付与する攻撃力ダウン&防御力ダウンは宝具レベル依存のため、宝具レベル1だと10%(3ターン)と微々たる数字です。

また『NPチャージスキルがない』『初期サーヴァント特有のカード性能の低さ』で宝具回転率が悪く、『宝具連射で魅了付与チャレンジ』『デバフの維持・重ねがけ』ができません。

スキルのほとんどが耐久方面の自己強化で、壁役以外の役割を持てません(アーツチェイン要員や火力支援はできるが、わざわざデオンでやる意味は薄い)。

引くべきか

引かなくていいです。

『デオン』の役割は大きく分けて2つあり、『ターゲット集中で味方を守る壁役』と『3ターン続く回数無制限の強化解除耐性アップで、味方バフを強化解除から守るギミック対策要員』です。

そのためFGOでもっともプレイする周回に向いておらず、主戦場は高難易度です。

『ターゲット集中で味方を守る壁役』としては、きちんとその役割を果たせます。しかし、低レアサーヴァントに優秀な壁役が多いです

コスト0で編成できる『マシュ』。デオンと同じ持続3ターンのターゲット集中を持つ『ゲオルギウス』。宝具・スキルにターゲット集中を持つ『レオニダス』。火力・NP配布・耐久支援もこなせる『陳宮』など、『デオン』と同等以上の壁役が、星4サーヴァントより低コストで編成できます。

これら競合との差別化が難しく、コストの低さは編成の幅にも繋がるため、『デオン』を壁役として編成する理由が乏しいです

高レア(星4~5)と比べても、攻撃と壁役を両立できるサーヴァントが多く、壁役しかできない『デオン』より使い道があります。

もう1つの役割『3ターン続く回数無制限の強化解除耐性アップで、味方バフを強化解除から守るギミック対策要員』は、2024年12月現在だと唯一無二です。味方全体に強化解除耐性アップは持続1ターンや1回・3ターンがほとんどで、味方全体に持続3ターンかつ回数無制限は所持者がいません。

強化解除は遭遇したくないギミックの1つで、『短期決戦で終わらせたいのに火力バフを消される』『回避・無敵・対粛正防御状態などを解除されて全滅する』など、対策しないとクエストクリアの成否に直結します。それを3ターンの間、対策できるのは強力です。

強化解除耐性アップを付与した後は、ターゲット集中で即退場が狙えます(味方の邪魔にならない)。

ただし、問題が2つあります。

強化解除耐性アップで確実に強化解除を防ぐには、スキルレベルマックスが必要です。『デオン』に入手個数が限られている伝承結晶を使うのは、かなり悩みます(無駄ではないが、もっと優先度の高い使い道が多い)。

また持続3ターンの強化解除耐性アップが輝く、『強化解除が3ターン連続で飛んでくる高難易度ギミック』は遭遇頻度が低いです。なぜならば毎ターン強化解除が使用されれば、基本的にマスターサイドは何もできず全滅します。

総じて、『味方全体に持続3ターンの強化解除耐性アップ付与』という唯一無二の役割を持てるが、ピンポイント起用になりがちです

あらゆる高難易度ギミックを対策しておきたいマスターは、1騎だけ引きましょう。

それ以外のマスターはスルーして構いません。

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ステータス

クラスはセイバー

カード構成は、アーツ2枚、バスター1枚、クイック1枚

カード性能は、初期サーヴァントらしく凡庸。

ステータスはレベル80時に、HP13256、ATK8765。

星4セイバーの中では、HPが星5サーヴァント並に高く、ATKは最底辺。

クラススキル効果
対魔力(C)自身の弱体耐性を少しアップ(約15%)
騎乗(B)自身のクイックカードの性能をアップ(約8%)

対魔力を持ち、そこそこデバフを弾きます。

騎乗はランクが高く、クイックカードのダメージとスター生産力にプラス補正が入るが、クイックカードの性能が低いため恩恵を感じづらいです。

固有の第3アペンドスキルは対アサシン攻撃適正。攻防等倍でNPチャージスキルを持たないため、第2アペンドスキルが選択肢に入ります。ただ宝具効果の魅力が乏しいため、第5アペンドスキルでスキル回転率を上げるのも選択肢の1つです。

属性は、サーヴァント、人属性、中立属性、中庸属性、人型、性別不明、騎乗、ヒト科のサーヴァント。

宝具

百合の花咲く豪華絢爛フルール・ド・リス『強化後』
アーツ属性 サポート宝具
敵全体に確率で魅了状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>

&敵全体の攻撃力をダウン(3ターン)

&敵全体の防御力をダウン(3ターン)

魅了付与の確率はオーバーチャージ依存で、30~70%。オーバーチャージ1の倍率がかなり低く、オーバーチャージ5でも確定にならないため、オーバーチャージ段階を強化する意味は薄いです。

攻撃力ダウンは宝具レベル依存で10~30%。宝具レベル5の状態でスキル1『防御力アップ』と合わせれば、被ダメージがほぼ半分まで落ちます

防御力ダウンも宝具レベル依存で10~30%。味方全体の火力を引き上げます。

宝具レベル5だと強力なデバフ効果だが、宝具レベルを上げないと微々たる効果なのが難点です。

スキル

スキル1効果
心眼「真」(C)

CT8-6

自身に回避状態付与(1ターン)

&防御力アップ(3ターン)

回避(1ターン)は固定。無敵ほどではないが、敵の宝具・チャージ攻撃対策に有効です。

防御力アップは最大16%。倍率が低く、これだけで攻撃を受けるのは危険です。宝具『防御力アップ』や味方の耐久支援スキルと合わせましょう。

スキル2『強化後』効果
白百合に輝きを(A+)

CT7-5

自身の弱体状態解除

&弱体耐性大アップ(3ターン)

+味方全体のアーツカード性能アップ(3ターン)

&強化解除耐性をアップ(3ターン)

弱体解除はデバフ対策に有効です。真っ先に発動するため、強化無効や強化成功率ダウンが付与されていても、以下の効果が安定して発動します(スキル封印を除く)。

弱体耐性アップは最大100%。クラススキル『対魔力』があるので、スキルレベル8でも合計100%を超えます。

味方全体のアーツカード性能アップは最大20%。味方全体のアーツカードのダメージとNP回収力を引き上げます。

味方全体の強化解除耐性アップは最大100%。スキルレベルマックスで確定です

スキル3効果
麗しの風貌(C)

CT7-5

自身にターゲット集中状態付与(3ターン)

&HP回復

ターゲット集中は3ターン固定。3ターンの間、単体が対象の攻撃・デバフを引き付けます。スキル1『回避&防御力アップ』や宝具『攻撃力ダウン』と併用すれば、3ターンの間、生き延びることが可能です(毎ターン宝具を受けるのは厳しい)。スキル2『強化解除耐性アップ』があるので、ダメージ前に強化解除が発動する宝具でも耐えられます。

HP回復は最大2500。フィールドに出てすぐ使いたいターゲット集中と複合のため、恩恵は感じづらいです。

運用方法

周回

アーツカード性能アップで火力支援ができるが、『ダメージが出ないサポート宝具』『攻撃関係のバフが皆無』と適性がないです

高難易度

持続3ターンのターゲット集中と強化解除耐性アップで味方全体を守る壁役

ギミックで強化解除が発動するクエストに適性があります。

ターゲット集中のみに注目して編成する場合は、『デオン』ならではの強みを活かさないと、上述した競合と差別化ができません。星4サーヴァントならではの高HPと優れた弱体耐性で、3ターン以上生き延びたり、デバフ効果¹を受けないのが特徴です。

¹……スリップダメージで即退場したり、強化解除でターゲット集中が解除される。ということが起きない。

3ターン以上生き残る場合は、アーツチェイン要員として動きつつ、サポート宝具で支援しましょう。3ターン以内に退場したい場合は、オーダーチェンジで引っ込めたり、宝具やスキル1を使わないのも選択肢の1つです。

強化解除耐性アップに注目して編成する場合は、強化解除が発動するタイミングに合せて、前衛・後衛どちらに編成するか選択しましょう。持続3ターンのターゲット集中があるので、『オーダーチェンジで後衛から前衛に出す→強化解除耐性アップを付与して即退場or味方が受ける攻撃・デバフを複数ターン引き受ける』ことが可能です。

編成は、通常の編成『メインアタッカー+サブアタッカー、サポーター』に『デオン』を追加する形です。前衛に配置するか、後衛に配置するかは、クエストのギミックを確認しましょう。

概念礼装は、耐久力を引き上げる『防御力アップ、ダメージカット、無敵・回避付与、ガッツ』。壁役として動けるターンを伸ばす『ターゲット集中付与』。味方を支援する『毎ターンスター獲得系』など、選択肢は幅広いです。

敵として出てきた場合

持続3ターンのターゲット集中が厄介です。

回避持ちでデバフ耐性も高いため、必中・無敵貫通を用意すると倒しやすいです。

まとめ

・持続3ターンのターゲット集中は便利だが、低レアサーヴァントに所持者が多いです

・味方全体に強化解除耐性アップ(3ターン)付与という唯一無二の能力を持っているが、それが役立つ高難易度はあまりにも難しいため、起用頻度が低いです

FGOにおけるデオン

女であり男、男であり女、として語られる十八、九世紀フランスの伝説的人物。

文武両道の剣士にして文筆家(筋力A)。

列強各国を相手に立ち回る機密局のスパイとして活躍し、全権公使、竜騎兵連隊長等を務めた。

英霊であろうと生きていようと、自分の肉体が男であろうと女であろうと道はただひとつ。白百合の騎士で在り続けること。フランス王家に、そしてマスターに、デオンは己が忠誠を捧げ続ける。

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