『パラケルスス(恒常)』FGOおすすめ性能解説

基本情報

元素使いの魔剣ソード・オブ・パラケルスス『強化後』
アーツ属性 全体攻撃宝具
敵全体にやや強力な攻撃

&敵全体の攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

スキル1効果
高速詠唱(A)

CT10-8

自身のNPをすごく増やす
スキル2効果
エレメンタル(A+)

CT9-7

味方全体のアーツカード性能をアップ(3ターン)
スキル3『強化後』効果
賢者の石(A+)

CT10-8

味方単体にガッツ状態を付与(1回・3ターン)

&NP獲得量をアップ(3ターン)

強い点

55~80%のNPチャージスキルを持ち、初期NP50%付与礼装や礼装フリー(第2アペンドスキルレベルマックスが必要)で宝具が撃てます。

味方全体にアーツカード性能アップ、味方単体に最大50%のNP獲得量アップを付与できるので、『味方の宝具連射力を強化する/アーツ・クイックサポーター』の真似事が可能です。

弱い点

宝具は強化済みだが、火力バフが最大20%のアーツカード性能アップと乏しく、宝具ダメージはキャスタークラス最底辺です(星1バーサーカー『バニヤン』に劣るレベル)。同様の理由で、通常攻撃でもダメージが稼げません。

アーツ・クイックサポーターの真似事ができるが、NP支援はできないため、支援相手のNPリチャージ性能に依存します(『キャストリア』のように、『宝具でのNPリチャージが100%に届かない→NP支援で強引に宝具を撃たせる』動きはできない)。

育てるべきか

育てなくても使えます。

スキルレベル1でも55%のNPチャージスキルを持ち、イベント時によく配布される初期NP50%付与礼装で宝具が撃てます。

火力支援スキル『味方全体のアーツカード性能アップ』もあるため、変則周回時に宝具を一騎ずつ撃つ編成の適性が高いが、宝具ダメージが伸びません

攻撃有利2倍のアサシンクラスに対して、攻撃有利1.5倍の低レアサーヴァントよりダメージが出ないため、要求火力に届きにくいです。敵のHPが低いWAVEを担当させることで、ある程度は誤魔化しが利くが、クエストの難易度が上がる90++に近づくほど倒しきれない場面が増えます。

コストが低い星3サーヴァントで、NPチャージスキルと火力支援スキルを持っている点は優秀だが、低火力という明確な欠点があります。

一方で、火力の低さを度外視できるサポーター運用が可能です。

アーツカード性能アップと高倍率のNP獲得量アップを付与できるので、NP回収力の強化ができます。『キャストリアスカディ水着スカディ』を使った宝具連射システム時に、『要求火力以上のダメージが出ている』『NPリチャージ量が130%など超過している』場合は、パラケルススと交代できる可能性が高いです。

キャストリアスカディ水着スカディ』を使うより宝具ダメージは下がるが、編成コストが下がります。普段のシステム編成に『パラケルスス』を足すのも悪くないです¹。

¹……『システムアタッカー、キャストリア×2、パラケルスス』で、システムアタッカーを支援して、オーダーチェンジで交代する形。それ以降は、普段のシステムと同じ。

難点は、星3サーヴァントの競合に『徐福』がいること。

NP獲得量アップの倍率は勝るが、『徐福』は味方単体に最大30%のNP支援ができます。イベントの最後に解放されるフリークエストは、敵の数が不規則な変則クエストが多いため、NP支援できる『徐福』の方が使いやすい場面は多いです。

同様の理由で、変則クエストでは宝具連射システムを組みにくいため、起用頻度が下がっています。

徐福』とは違って攻撃宝具を持つが、上述したように低火力が悩みです。

総じて、第1WAVE要員やサポーターの代用として編成できます。しかし、低火力と変則クエストが増えているのが悩みです。

育成優先度としては、育成素材に余裕があるなら『最終再臨』を目指しましょう。サポーターの代用として編成する場合は、最終再臨後に解放される強化クエストのクリアが必要です(強化クエストクリアでNP獲得量アップが追加される)。

スキルレベル上げは、初期NP50%付与礼装で宝具を撃つだけなら、スキルレベル育成の必要がないです。アーツカード性能アップやNP獲得量アップも、上げるに越したことはないが、世界は大きく変わりません²。

²……アーツカード性能アップは10~20%、NP獲得量アップは30~50%の変化量。

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ステータス

クラスはキャスター

カード構成は、アーツ3枚、クイック1枚、バスター1枚

カード性能は、アーツ3枚構成の宿命で、NP回収力がかなり悪いです。クイックとバスターのhit数が低く、スター生産も期待できません。

クラススキル効果
陣地作成(A)自身のアーツカードの性能をアップ(約10%)
道具作成(EX)自身の弱体付与成功率をアップ(約12%)

陣地作成はランクが高く、アーツカードのダメージとNP回収力に大きなプラス補正が入ります。NP回収力については、プラス補正が入っても低いです。

道具作成は最高ランクで、『対魔力弱体耐性アップ』持ちにもデバフが入りやすいです。

固有の第3アペンドスキルは、対セイバー攻撃適正。最大80%のNPチャージスキルがあるので、セイバーが登場するクエストの第1WAVE要員として編成する場合は、解放する意味があります。

属性は、サーヴァント、人属性、混沌属性、善属性、人型、男性、愛する者、霊衣を持つ者、ヒト科のサーヴァント。

宝具

元素使いの魔剣ソード・オブ・パラケルスス『強化後』
アーツ属性 全体攻撃宝具
敵全体にやや強力な攻撃

&敵全体の攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

敵全体の攻撃力ダウンは、オーバーチャージ依存で10~30%。オーバーチャージ段階強化の上り幅は5%刻みとイマイチだが、味方全体が受けるダメージをやや軽減します。

宝具ダメージは、宝具レベル5で約2万5千。キャスタークラス最底辺の宝具ダメージで、星4の配布キャスター『エリザベート・ハロウィン(宝具レベル1)』よりダメージが出ません。

※強化済み宝具で『やや強力な攻撃』という表記は、悪い意味で珍しいです。強化済み宝具の『強力な攻撃』と比べると、ダメージは約3分の2。

敵全体に3hitするので、多少のNPリチャージが可能です。

スキル

スキル1効果
高速詠唱(A)

CT10-8

自身のNPをすごく増やす

NP増加は最大80%。第2アペンドスキルレベルマックスなら、礼装フリーで宝具が撃てます。スキルレベル1でも55%と高く、初期NP50%付与礼装でも即宝具が撃てます。

20%のNP支援を受けられるなら、スキルレベル7(70%)+第2アペンドスキル解放(10%)で、宝具発動が可能です。

スキル2効果
エレメンタル(A+)

CT9-7

味方全体のアーツカード性能をアップ(3ターン)

味方全体のアーツカード性能アップは最大20%。アーツカードのダメージだけでなく、NP回収力も強化されます

同系統のスキルの中では、チャージタイム最短7ターンと長いです。

スキル3『強化後』効果
賢者の石(A+)

CT10-8

味方単体にガッツ状態を付与(1回・3ターン)

&NP獲得量をアップ(3ターン)

ガッツの回復量は最大3000。回復量が高く、ある程度のスリップダメージや追撃を耐えます。

NP獲得量アップは最大50%。倍率、持続ともにトップクラスの性能です。スキル2と併用すれば、アーツカードのNP回収力が1.8倍になります。

難点は、チャージタイム最短8ターンで持続3ターンとスキルの切れ間が長いこと。

運用方法

周回

・アタッカーとして編成する場合

最大80%のNPチャージスキルを持ち、礼装の自由が高いです。イベント時によく配られる初期NP30~50%付与礼装でも宝具が撃てます。

要求火力に届くなら、宝具でWAVE突破しながら火力支援『アーツカード性能アップ』と、変則周回時に宝具を1騎ずつ撃つ編成で理想的な動きができます。

しかし、強化済みとはいえ非特攻宝具かつ火力バフが『支援寄り』なのでダメージが出ず、敵のHPが高いWAVEは担当できません

火力の低さを『キャストリア』×2で補う宝具連射システムは、不可能ではないが、概念礼装の指定が厳しいです(NP100%スタートや初期NP付与+アーツカード性能アップなどが必要)。また火力支援を受けても、要求火力に届くかどうか怪しいです。

・サポーターとして編成する場合

宝具攻撃でNPリチャージして、再度宝具を撃つアタッカーのサポートができます。

NP回収力の強化は高レアサポーターにも引けを取らないが、NP100%リチャージできなかった時に、NP支援で帳尻合わせができません。

そのため敵の数が不規則で、NPリチャージが難しい変則クエストと相性が悪いです³。

³……火力支援の倍率が並で、『変則クエスト=難易度が高い=敵のHPが多い』という意味でも相性がイマイチ。

極端な一例(わかりやすさ重視で、実際の数値は異なる)。

パラケルススが支援すれば、敵1体からNP40%リチャージできる。敵が3体いるなら、NP120%回収して宝具が撃てます。

しかし、敵が2体しかいない場合は、80%しかNP回収できない。パラケルススはNP支援できないため、宝具連射が止まる。

パラケルススより支援性能が下がる徐福だと、敵1体からNP35%しか回収できないが、NP30%配布できます。敵が3体なら105%、2体でも『70%+NP30%配布』でNP100%です。

高難易度

味方のNP回収力を強化するサポーター。

サポーターとして編成するなら、どんなクエストでも適正があります。

攻撃宝具を持つが、アタッカー運用は厳しい部分が多いです。

最大80%のNPチャージスキルはあるが、チャージタイム最短8ターンと長いです。通常攻撃のNP回収力も低いので、2回目以降の宝具発動はアーツチェインに依存しています

火力バフはチャージタイムが長く、宝具ダメージの表記が『やや強力な攻撃』と厳しいです。通常攻撃を強化するスキルも皆無で、あらゆる攻撃行動でダメージが稼げません。

※『キャストリア』の支援によって上述の問題は解消できるが、それは『キャストリア』が強いからであり、『パラケルスス』である必要はない。

そのためアタッカーではなく、サポーター運用が適正だが、支援し続ける動きが苦手です

各スキルのチャージタイムが長く、スキルの切れ間はアーツカード3枚でアーツチェイン要員以上の動きができないため、『支援して宝具で雑魚蹴散らし→オーダーチェンジで引っ込める』のもアリです。

編成は、宝具と通常攻撃のNP回収力が高いアタッカー+火力・耐久・NP支援ができるアーツサポーター『キャストリア玉藻の前レディ・アヴァロン』と組みたいです。

NP獲得量アップはカード属性を選ばないため、クイック属性のアタッカー+『スカディ水着スカディ』も候補に入ります。スキルでガッツ、宝具で敵全体に攻撃力ダウンを付与するので、『スカディ水着スカディ』が苦手な耐久支援も可能です

低レアサーヴァントなら、耐久支援をこなせる『マシュ』。クリティカル関連の支援ができる『アンデルセン』。アーツサポーターとして動ける『アマデウス、徐福』が候補に入ります。

概念礼装は、即宝具を撃つ『初期NP付与礼装』。メインカード強化の『アーツカード性能アップ』。宝具ダメージ強化の『宝具威力アップ』。味方に恩恵がある『登場時スター獲得、毎ターンスター獲得状態(クラス補正でスター集中度が低いので、味方に渡しやすい)』がおすすめです。

敵として出てきた場合

チャージゲージ増加スキルを持っているのが厄介です。

攻撃性能は高くないが、不意の一撃で前線が崩壊しないように注意しましょう(どのタイミングで宝具が飛んできてもいいように、回避や無敵を用意しておくなど)。

まとめ

・最大80%のNPチャージスキルと火力支援スキルを持っているが、宝具ダメージが低いです

・アーツサポーターとして動けるが、NP支援はできないため、アタッカーのNPリチャージ性能に依存しています

FGOにおけるパラケルスス

伝説的な医師にして錬金術師。十六世紀、ルネサンス期の人物として知られる。

「四元素(五元素)の再発見」「三原質の再発見」を始めとして数多の功績と書物とを残した。人類史と魔術史の双方に名を残す稀有な人物。

理知的で物静か。気性は温和で戦闘を好まない。人の情愛は何より尊いものであると説く。あまねく現代の魔術師たちは自らの教えを継ぐ弟子たちの裔とみなし、等しく慈しむ。――世界が、それ(愛)を許す限りにおいては。

強力な魔力集積結晶である「賢者の石」をはじめ、エレメンタルと呼ばれる五属性に対応した人工霊、複数体同期思考能力を有する人造人間、等々――道具作成EXを有する彼は多彩な道具を作成する。

宝具はアゾット剣の原典そのもの。パラケルススの魔剣。超々高密度の「賢者の石」で構成された魔術礼装。