『シリウスシンボリ(ウマ娘)』ストーリーネタバレ・中

の続き

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プロフィール

群れのボスとして

取り巻きとも呼ばれる後輩たちは、彼女たちからシリウスシンボリのもとに集まってきます。

しかし、シリウスシンボリは『お前らが選んで決めたことなら何しようがどうでもいいが、テメエのことはちゃんとテメエで守れ』『道を説くのは聖人の仕事。ついてくるのは構わない、けれど手足を取って導いてはやらない』『自分のツケは自分で払わせる』と放置気味です。

威圧的で、いつも上から命令してくる態度も変わっておらず、『なぜシリウスシンボリのもとに集まるのか?』周囲から疑問に思われています。

これはトレーナーに対しても同様で、他のトレーナーから『よくトレーナーを続けられるね』と言われるほど無茶苦茶な態度を取っています。

もちろん才能はあるが、威圧的で挑発的、振り向きもしないのについていきたいと思えるのは『自分で道を切り開く生き方』を背中で示しているからです。

取り巻きの1人がトレーナーの指示通りに走っても結果を出せず、思い悩んでいた時に、シリウスシンボリは『選択しろ』と言いました。

『トレーナーも、その言うことを聞けという親も、お前の代わりには走らない。言う通りにしろ? なんのために? お前はお前の心を無視するのか? 違うだろ。

走るのはお前だ。他の誰にも、お前の道は走れねぇ。他人に踊らされて何が残る? あるのはせいぜい、腐った残骸だ。いいか、ツケってのは全部自分に返ってくる

後悔を他人のせいにするくらいなら、道は自分で選べ。茨のトゲに刺されても、その責任は自分でとれ。

周りに見捨てられたら怖い? その程度で消えるヤツらを気にしてどうする? それは楔だ。重たいだけで、役には立たない。勝手に消えるなら儲けもんだ』

その言葉は真っ直ぐで、正直、容赦がないです。すべてが正しいわけではなく、優しさも感じとりにくい。けれど、危険な香りを纏わせながらも、不思議と彼女の言葉には強さがある。信じたい、ついて行きたいと思わせるような力があります。

教官と上手くやれず、才能に限界を感じてすれて、それで学校を辞めようとする。そういうウマ娘たちを見過ごさず、自分で道を切り開けときっちり教えて来ました。他にそんな人はいなかった、だからついていきたいと思える。

シリウスシンボリを形作る『自ら強い光を放とうとする意志』『何物も恐れず自分こそがと立ち向かう強さ』。その強く迷いのない言葉に、瞳に、輝きに、心を動かされないものはいません。

強く頼りがいのある姿は、同じく群れを持つジャングルポケットから『保護者目線っつーの? クールな感じも悪くない』と評されています。

また基本的に放置するのは、シンボリルドルフいわく『可能だと判断しているから』だそうです。根は優しいとも言われており、上述した取り巻きが思い悩んでいることに、周りが気づかないなか1人だけ気づいていました(本人が言うには、あんなヘラヘラとできの悪い能面貼りつけてれば、誰でも気づく。そんな顔しているのが悪い)。

そのため放置はするが、周りのことはよく見ており、夏合宿で『炎天下に昼寝。夜中に洞窟探検』を計画する取り巻きたちに釘を刺しています。トレーナーに対しても『顔色の悪さから無理していることを何度も見抜いたり』『ちゃんと昼食は食べたか?』『支度が済んだらさっさと寝ろ』と辛口ですが、小まめに体調管理を促していました。

昼時に取り巻きたちが場所を用意していることに対して、『ピーチクパーチクやかましい』と口では言いますが、本人たちがいないところでは『自分の群れは可愛いもんだぜ』と言っています。

またシンボリルドルフと個人的に言い合うことを除けば、生徒会・学園側と揉めるのは『何か事情があって校則違反を繰り返す』取り巻きたちを守るためです。

サポートはただの他人任せと言い、一から十まで教えることはしません。ただし、自分の頭で考え抜き、答えを選び取ったが『1人ではどうにもできない事態』に直面している時は、持てる知識や力を振るいます。

『今宵、リーニュ・ドロワットで』では、追試から免れようと張り切る取り巻きたちの勉強を見ていました。

サポートカードのイベントでは、『明日はレースだが、倒れて入院した母親のお見舞いにも行きたい』後輩のために、急な外泊手続きの面倒を見ています。

夏合宿の終わりを嘆く取り巻きたちに対しては、シンボリ家のプライベートビーチなら解放できる『毎年やりたいなら、お前らが全員ババアになっても集めてやるよ』と元気づけていました。

他にも、福引きで当てた山盛りのニンジンを取り巻きたちに配る。道に迷ったらしく電話で泣きつかれ、『またか』とボヤきながらも目的地までナビゲートする。レースで取り巻きが世話になった奴を見つけても、自分はなにもせずに居場所だけ伝えて、『後はお前が決めろ』と後押しする。など、慕ってくる者への懐の深さが窺えます

トレーナーからも『面倒見がいい』と言われていますが、『アイツらが勝手に寄ってくるだけ。私は適当に答えてるだけ』と返していました。

そんな経緯から、シリウスシンボリの無茶苦茶な態度を向けられても、取り巻きのウマ娘たちは気にするどころか喜んでいます。

『シリウス先輩が行くところなら、ついていくし。先輩がいてこそのオレら』と言うほどで、育成イベントでは、『シリウス先輩がなぜすごいのか』で言い争い喧嘩していました。

サプライズやドッキリを仕掛けられるほど慕われており、海外遠征が決まった時は、法被や横断幕が作られています。おめでたいことがある度に山のような差し入れを用意してパーティを開き、我が事のように騒ぐため『嵐のようなヤツら』とシリウスシンボリは呆れていますが、その目は優しいです。

勝負服について

勝負服は世界に示す『己の象徴』。それを知識がないってだけで、他人(デザイナー)の選択に委ねるのは嫌だ。と、ランドセルを背負っている頃から考えており、彼女の実家御用達のテーラーからスーツについて学びます

その時点で勝負服はスーツを基にすると決めており、勝負服は誰もが着られるものではないが、自分は着られると確信する凄い自信家でした。もちろん自信だけでなく、実現に足るだけの様々な努力を当時からしています。

完成した勝負服は、全体的にはモダンクラシック(現代的と古典の要素をバランスよくミックスしたスタイル)。王道のモダンブリティッシュと対を成す、クセが強いイタリアのスタイルを採用しています。古臭いのはごめんらしく、スラックスはノータックかつローライズで、フォルムをシンプルに。ジャケットもサイジング。ゆとりをほぼなくし、スタイリッシュな限定的シルエットに仕上げています。

勝負服がスーツに近い正装なのは、海外に乗り込み、今から支配するというのなら正装するのが礼儀』というシリウスシンボリらしい挑発的な意味合いです。

色が緑なのは、緑はシリウスの色だと、シンボリ家と言えばシンボリルドルフと思っているヤツらの記憶を塗り替えるため。

家族関係について

幼い頃は『父さん』と呼んでいましたが、今は『親父』呼びです。

『URAの重鎮である父親と、所属する有力育成クラブとの間での対立によりレースの出走回避を強いられた』という話はありますが、家族関係はいたって良好です

親父の指導は的確で無駄がない。新しい価値観も柔軟に取り入れる。その上を行くことが私なりの礼だ、と彼女なりに敬意を払っています。

幼少期に指導を受けた『先生』とも懇意にしており、新年イベントではトレーナーと挨拶に行き、海外に向かう時も『親父たちもわざわざ見送り悪いな。着いたら連絡を』と話しています。

父親と先生からは凄く愛されており、デビュー戦の時に手紙を貰っています。シリウスシンボリがトレーナーを紹介した時は、

「我々の秘蔵っ子、手塩にかけて仕上げたウマ娘です。結果を残せないトレーナーがついたらどうしようかと思ってましたが、さすが、シリウスの選んだヒトだ。きちんとしている」by父親

「吸収力が高く教えがいのある子で。我々も惜しみなくトレーニングをつけたものです。これからも、よろしく頼みますよ?」by先生

脅していました(シリウスシンボリの『心配はいらない』という提言から、信頼は得た)。

父親と先生以外のシンボリ家に関しては、挨拶に来ても『うちの家の大抵の奴はシンボリルドルフに夢中かと思っていた』と手厳しいです。シンボリ家の方は、『シンボリルドルフに実力が劣るとは決して思わない』と期待しており、デビュー戦前から日本ダービーを取れる器と思っています。

その評価に対してシリウスシンボリは、『知らない。アイツらのために走るわけワケじゃない』とすげなくあしらっていました。

得意なこと、苦手なこと

得意なことにサバット(爪先を使った蹴り技が多い護身術)を上げているからか、足癖が悪い。トレーナーとの出会いも、怪しい青年から助けるために、壁を蹴りつけて脅したのが始まりです。

保健室イベントでも、蹴りで悪夢からの脱出を図っています。バレンタインイベントでは、蹴りでトレーナーに壁ドンしていました

また『犬のしつけ』が得意と言っていますが、字面通りなのかは不明。躾のしがいがあるから、子犬パピーの牙は鋭いほうが好みです。

小型飛行機の免許を持ち、2.5周年の記念イベントではマンハッタンカフェを乗せて飛んでいます。マンハッタンカフェいわく『とても遊び好きな操縦士』で、よほどサービスされたのか降りた後はぐったりしていました(エルコンドルパサーいわく、サルサ・ヴィダを飲み干したような顔)。

甘い物は大して好きではなく、スコーンを食べる程度。ケーキも食べて一口だけ

絶不調の時は、スパイスが効いたスープが飲みたいと言い、『あとで作れ』と命令してきます。

紅茶の好みは『ルフナティーをストレート』。子供の頃はミルクをひと匙加えるのが好きだったことを、シンボリルドルフに暴露されています。

苦手なことは『無意味な話し合い』や『おべっか』。心にもないことを言われると、途端に機嫌が悪くなります。『ダジャレ』も同様に苦手で、シンボリルドルフのダジャレに限らず、カツラギエースがノートを見せてもらうために『石が落っこちた! ストーン!』とかました時は『クソつまらねぇ』と吐き捨てました。

耳栓がないと眠れない、イライラすると尻尾をクシャクシャにする癖があるなど、神経質っぽい一面も。

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に続く