『紅閻魔』FGOネタバレ性能解説

基本情報

十王判決・葛籠の道行じゅうおうはんけつ・つづらのみちゆき
アーツ属性 単体攻撃宝具
自身に『混沌』特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&自身に『悪』特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵単体に超強力な攻撃

スキル1効果
心眼『偽』(A)

CT8-6

自身に回避状態を付与(1ターン)

&クリティカル威力をアップ(3ターン)

スキル2効果
星の籠『大』(EX)

CT8-6

敵全体の防御力をダウン(3ターン)

&クリティカル発生率をダウン(3ターン)

&宝具封印状態を付与(1ターン)

&HPを回復【デメリット】

スキル3効果
星の籠『小』(EX)

CT8-6

味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)

&強化解除耐性をアップ(1ターン)

&NPを増やす

&HPを回復

+敵全体のHPを回復【デメリット】

強い点

宝具ダメージ前に付与される『悪』『混沌』特効状態(1ターン)で、特攻対象に対しては高いダメージが出ます。アーツ主軸のカード構成でNP回収力が高めに設定されており、宝具連射のハードルが低いです。

味方全体攻撃力アップ、敵全体防御力ダウンで火力支援ができます。

味方全体HP回復、クリティカル発生率ダウン、敵全体に宝具封印付与といった耐久支援も可能です。

アーツチェインが組みやすいカード構成、味方全体にNP20%チャージ配布で、味方全体の宝具回転率を底上げします

回避(1ターン)、常時発動するクラススキル『腹話術(スキル封印)』を持ち、高難易度適正が高いです

弱い点

NPチャージスキルが味方全体NP20%配布のため、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスでも宝具が撃てません。

カード性能は良好ですが、トップクラスに高いわけではなく、NP回収力を強化するスキル『アーツカード性能アップ、NP獲得量アップ』もないです¹。そのため宝具連射するなら、宝具AAEXやアーツクリティカルをしっかり狙いましょう。

¹……クラススキル『アーツカード性能アップ(10%)』で底上げされているが、大幅な強化ではない。

宝具の『悪』『混沌』特効を除くと、ダメージに影響する火力バフの倍率が低く(対象範囲が味方全体・敵全体と広いため)、特攻対象以外には宝具・通常攻撃のダメージが伸びませんクリティカル威力アップや高性能なクイックカードを持っていますが、『スター獲得系スキル』『スター集中度アップ』がないため、単独だとクリティカルが安定しません。

各スキルのチャージタイムが8~6と若干長く、スキルレベル育成が運用のしやすさに直結します。そのため育成難易度が高いです。

貴重な強化解除耐性持ちですが、持続1ターンと短いため、タイミングが合えばラッキー程度。

引くべきか

キャラクターが好きな人は、引いたら使い道があります。

『二重特攻宝具、豊富な支援スキル、高難易度ギミックに対応できるスキル構成』など、一見すると万能性が高いサーヴァントです。

ただし、各スキルの性能は利便性が高いものの、凶悪というほど強くないです。

攻撃性能は特効対象以外だと大きく下がり、宝具連射力も高い部類だが、『クリティカルが安定して狙えないスキル構成』『アーツカードのNP回収力を強化するスキルが皆無』ともどかしさが残ります

耐久面も『回避(1ターン)・味方全体HP回復・敵全体クリティカル発生率ダウン(3ターン)』と組み合わせは悪くないが、チャージタイムが若干長いため、敵の攻撃が激しいと耐えきれません

総じて、特攻対象が登場するなら、周回・高難易度でアタッカーとして編成できます。しかし、周回では『初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスで宝具が撃てない』。高難易度では『スキルの取り回しが悪く、宝具回転率強化や耐久支援がないと動かしづらい』など、悪くないどころか優秀な部類だが、もう一声が欲しいサーヴァントです(身も蓋もない言い方をすれば、器用貧乏以上人権未満)。

高難易度向けのセイバーが欲しいマスターは、引く価値があります。

アーツ属性のセイバー、もしくは代用できるクラスを既に育成しているマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはセイバー

カード構成は、アーツ2枚、バスター2枚、クイック1枚

カード性能は全体的に高く、1hitのバスター以外は、NP回収・スター生産に期待できます。とくにクイックは、1枚でスター10個前後生産と全サーヴァント中トップクラスの性能です。

ステータスはレベル90時に、HP13960、ATK11607

星5セイバーの中では、HP・ATKともに平均以下と恵まれていません。

クラススキル効果
対魔力(A)自身の弱体耐性をアップ(約20%)
単独行動(A)自身のクリティカル威力をアップ(約10%)
気配遮断(A)自身のスター発生率をアップ(約10%)
お宿作成(B)自身のアーツカードの性能をアップ(約10%)
腹話術(EX)自身にスキル封印無効状態を付与

対魔力はランクが高く、それなりの頻度でデバフを弾きます。

『気配遮断でスター生産力アップ→単独行動でクリティカルダメージ強化』と字面は良いが、過信はできないので注意しましょう(所詮はクラススキル)。

お宿作成は『陣地作成A』相当で、アーツカードのダメージとNP回収力に大きなプラス補正が入ります。

腹話術により、スキル封印を常時無効化します。スキル使用を妨害されないうえに、『スキル封印=スキルのチャージタイムが止まる』状態が起こらないのは、スキルの取り回しが悪い『紅閻魔』にとっては嬉しい効果です。

固有の第3アペンドスキルは、対アサシン攻撃適正。攻防等倍のため、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、地属性、秩序属性、善属性、人型、女性、子供のサーヴァント、鬼、童話、ケモノ科のサーヴァント。

宝具

十王判決・葛籠の道行じゅうおうはんけつ・つづらのみちゆき
アーツ属性 単体攻撃宝具
自身に『混沌』特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&自身に『悪』特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵単体に超強力な攻撃

『混沌』『悪』特効はオーバーチャージ依存で、40~60%。1ターン持続するため、追撃にも影響します。付与のため、強化無効を受けていると失敗します。オーバーチャージ段階強化による上がり幅は5%刻みと低く、宝具チェインで後ろに配置する恩恵は少ないです。

『混沌』かつ『悪』属性は、攻撃有利だと十数騎と限られますが、『混沌』『悪』属性どちらかなら対象は広範囲に及びます(全サーヴァントの半数近くが特効対象)。『悪』属性特攻は、『カリ、殺戮猟兵、新宿系』といった一般エネミーも対象に入ります。

宝具ダメージは、二重特攻対象ならセイバーでトップクラス(上を行くのは、対象範囲が極端に狭い『渡辺綱』や強化済みの特効宝具を持つ『シグルト』)。特攻が片方だけでも強化済み・非特攻宝具並のダメージです。非特攻対象が相手だと、星5セイバー最底辺で、弱体耐性の影響を受ける防御力ダウンが外れた場合は星4セイバーレベルまで落ち込みます。

単体5hitのため、10%前後のNPリチャージが可能です。

スキル

スキル1効果
心眼『偽』(A)

CT8-6

自身に回避状態を付与(1ターン)

&クリティカル威力をアップ(3ターン)

回避(1ターン)は敵の宝具対策に有効です。

クリティカル威力アップは最大40%。高ランクの『単独行動』と合わせれば、3ターン持続としては優秀な倍率です。

ただスター生産手段がクイック1枚で、セイバークラスのスター集中度は標準のため、クリティカルが上手く狙えません。クリティカル威力アップを活かすなら、『スター集中度アップの礼装装備』『スター集中度が低いクラスと組む』『スター供給支援を受ける』などサポートしましょう。

スキル2効果
星の籠『大』(EX)

CT8-6

敵全体の防御力をダウン(3ターン)

&クリティカル発生率をダウン(3ターン)

&宝具封印状態を付与(1ターン)

&HPを回復【デメリット】

敵全体の防御力ダウンは最大20%。敵全体に与えるダメージを底上げしますが、単体攻撃宝具のため、若干噛み合っていません。

クリティカル発生率ダウンは最大30%。クリティカル発生率アップのバフやクリティカル発生率を高く設定されていない限りは、クリティカルがほとんど発生しません

敵全体に宝具封印(1ターン)は、敵の宝具・チャージ攻撃発動を遅延します。チャージゲージの増加も止まるため、1ターン目から使えます

HP回復のデメリットは1000固定。敵のHPがMAXならデメリットなしで使えます。回復量が1000と低いため、気にせず使っていきましょう。遭遇する機会は稀ですが、与HP回復量アップやHP回復量アップの影響を受けます。

3種類のデバフは基本確定ですが、弱体耐性・弱体無効の影響を受けます。

スキル3効果
星の籠『小』(EX)

CT8-6

味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)

&強化解除耐性をアップ(1ターン)

&NPを増やす

&HPを回復

+敵全体のHPを回復【デメリット】

味方全体攻撃力アップは最大20%。高ランクのカリスマ系スキルと同じ倍率です。

味方全体に強化解除耐性付与は最大100%。回避+強化解除耐性の組み合わせで、宝具ダメージ前に強化解除が入る宝具でも防げますが、持続1ターンと短いのでタイミングを合わせづらいです

味方全体のNP増加は最大20%。味方がNP30%チャージ持ちなら、初期NP50%付与礼装で宝具が撃てます(第2アペンドスキルの代わり)。

味方全体のHP回復は1000固定。雀の涙ですが、無いよりはマシ。被ダメージを抑える回避とクリティカル発生率ダウンがあるため、『たかが1000、されど1000』になることも。

HP回復のデメリットは、スキル2と同様に1000固定。

強化解除耐性やNP配布量がスキルレベル依存のため、スキルレベル上げの優先度が高いスキルです

運用方法

周回

NPチャージが最大20%のため、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスでも、宝具を撃つには10%のNP支援が必要です

宝具のNPリチャージ性能が高くないため、キャストリア×2の支援を受けても、宝具3連射システムは組めません

『悪』『混沌』属性に対するダメージが高く、火力・NP支援できるのが長所ですが、宝具を撃ちづらいのが難点です。

高難易度

特効宝具で攻撃しつつ、支援もできるアタッカー兼サポーター。

攻撃有利を取れる『混沌』or『悪』属性か、攻撃等倍の『混沌』『悪』属性が登場するクエストに適正があります。

宝具ダメージ前に特効が付与されるため、どのタイミングで撃ってもダメージが出ます。

回避(1ターン)や『敵全体に宝具封印&クリティカル発生率ダウン』で、自分だけでなく味方全体の耐久力を引き上げることが可能です。

アーツ主軸のカード構成でアーツチェインが組みやすく、NP全体配布で味方の宝具回転率を促進します

クラススキルで常時スキル封印を無効化しており、高ランクの『対魔力』もあるため、行動妨害を受けづらいです

難点は、幅広く色々できるように見えて、全てが『そこそこ優秀どまり』なこと。

特効対象に対する宝具ダメージは高いが、スキルの火力バフは全体を対象にしているため倍率が低く、宝具発動時以外はダメージが伸びません。クリティカル関連スキルも欠けており、クリティカルでダメージアップが狙いづらいです。

アーツクリティカルが出れば宝具連射を狙えるため、宝具回転率は悪くはないものの、『宝具のみで大幅なNPリチャージができない(追撃が必要になり、カード運が絡む)』『NPチャージスキルが最大20%』『アーツクリティカルを狙いづらい』といったもどかしさが残ります。

耐久力はある部類ですが、『対粛正防御状態や無敵ほど信頼できない回避(1ターン)』『HP回復&クリティカル発生率ダウンはあくまでダメージ軽減用』『各スキルのチャージタイムが長く、受けるダメージに耐久スキルが追い付かない』など、過信はできません。

そのため編成では、アーツカード性能アップやNP獲得量アップを付与できるアーツサポーター『キャストリア、玉藻の前、レディ・アヴァロン』が候補に入ります。

宝具回転率の強化以外にも、キャストリアと玉藻の前キャスタークラスはクラス補正でスター集中度が低いため、紅閻魔にスターを集めやすいです。

上記以外だと、火力バフや弱体付与成功率アップ、スター発生率アップの支援ができる『ギルガメッシュ(術)』。低レアサーヴァントなら、クリティカル関連を強化できる『アンデルセン』。アーツサポーターとして動ける『アマデウス、パラケルスス、徐福』²が候補に入ります。

²……徐福はアーツカード強化に加えて、強力なスター供給支援も可能と性能面は相性抜群ですが、クラス相性が悪いです(アルターエゴはランサーに攻撃不利)。

紅閻魔はアーツサポーターとの親和性が高く、『アーツチェインやNP配布で、ダメージが低いカードを切らずともサポート宝具が撃てる』『サポーター全般の弱点である強化解除を、許可解除耐性で防ぐ』など噛み合う部分が多いです。

概念礼装は、自分が所持していない『宝具威力アップ、アーツカード性能アップ』。宝具回転率強化の『NP獲得量アップ』。クリティカルを狙うための『スター集中度アップ、毎ターンスター獲得』がおすすめです。

敵として出てきた場合

敵対時はスキルをガンガン使ってきます。

攻撃を避ける『回避』以外にも、敵全体宝具封印やチャージゲージ増加が厄介です。

必中・無敵貫通はないので、回避・無敵でしっかり攻撃を受けながら戦いましょう。

まとめ

・全体的に優秀だが、優秀止まりのサーヴァント。特効宝具が刺さるなら、編成候補に名前が上がります。

・器用貧乏というほど悪くはないが、トップクラスに強い! と言えるほどでもない絶妙な立ち位置です。

FGOにおける紅閻魔

日本民話に名高い『舌斬り雀』の名を冠する少女剣士にして、閻魔亭を預かるしっかり者の若女将。

なまけ者にはお小言を、正直者には激励をもって誠心誠意ご奉仕する、甲斐甲斐しい給仕さん。

本来なら召喚されるべき英霊ではないが、『子供達の願いを受け止める代表』としてサーヴァントとなった。

性格は能動的、内向的。愛らしい外見ではあるが、少女というより剣士、お役人としての性質を持ちます。生真面目で思慮深く、どんな相手であろうと卑下せず、真摯に対応。

自分の都合で生きられる性格ではないが、だからといって自由奔放な人々を嫌う事もなく、また反発する事もないです。どこまでも公正でクールな裁判官気質ですが、受けた恩義は宝物のように受け止め、これを大切に思い続ける忠義の雀。