『殺生院キアラ』FGOネタバレ性能解説

基本情報

強い点

NP50%チャージを持ち、アーツ属性の全体攻撃宝具でキャストリア×2のシステム周回に対応したアルターエゴです。

宝具発動時に最低でもHPを5000回復することが可能であり、クラススキルにより人型からの攻撃を低減するので生存能力が高く、高難易度にも適性があります。

弱体耐性ダウンとアーツ耐性ダウンがセットになっており、他にも防御力ダウンなど、デバフによってダメージを上げていくサーヴァントです。またスキルの敵全体強化解除で敵を丸裸にし、宝具は1ターンの無敵貫通付与と防御無視攻撃なので、確実にダメージを与えることが可能です

NP50%チャージを持ち、アーツカードの性能と3hitする全体攻撃宝具のNPリチャージ性能は平凡ですが、持続1ターンですがスキルによるNP獲得量アップを持っており、素の宝具回転率は悪くない部類になっています。

クラススキルとスキルでそれぞれクリティカル威力アップを持っており、クリティカルアタッカーとして動くことも可能です。

宝具発動時にオーバーチャージ依存のHP回復(5000~10000)があるため、攻撃を等倍で受けることがほとんどのアルターエゴにも関わらず耐久力が高いです。さらに回復量を上げるHP回復量アップ、敵の攻撃を遅延する敵全体チャージ減少(確定)、ダメージを0にする無敵(1ターン)、最大50%の弱体耐性を持っており、さらにクラススキルで人型からのダメージを低減することができます。

クラススキルによりルーラーに対して攻撃有利を取れるため、アルターエゴの攻撃有利の範囲が広い特徴も相まって、連れて行けるクエストの範囲が広いです

主な活躍場所は周回と高難易度になります。

弱い点

火力バフが乏しく、編成難易度が高いことです。

ダメージを上げるスキルがデバフしかなく、また防御力ダウンを除くと持続が1ターンであり、チャージタイムも全て最短6ターンと微妙に取り回しが悪い部分があります。

NP効率もあくまで悪くない部類なので、クリティカルを絡めないとNPを回収し辛いです。そしてクリティカルアタッカーとして動けるもののスター集中度が低く、スター生産能力がない問題を抱えています。

これらの問題はスター生産系の概念礼装、そしてキャストリアを始めとするアーツサポーターで解決可能です。

特にキャストリアはキアラが持たない攻撃バフを全て補えるうえに、微妙なNP効率も改善できます。またキアラサイドもキャストリアができないHP回復とデバフを行えるので、相性は良いです(キャストリアと相性が悪いサーヴァントがそもそもいない)。

概念礼装やサポーターに頼らざる得ないを要素が多く、これらが欠けるとダメージが出ずジリ貧になったり、宝具の回転率が落ちて回復が間に合わないといった問題が出てきます。

引くべきか

キャラクターが好きな人は引いて損はない性能です。

周回と高難易度、どちらにも適性があるのと同時に、少なからず欠点を持っています

キャストリア×2を使った周回では『2004年の断片』などNP面の補強を行えば、バーサーカークラスに対してもオーバーキル次第でシステム周回が可能です

ただバーサーカークラスや他のエクストラクラス(アヴェンジャー、フォーリナー)と較べると、三騎士に攻撃不利など劣る点はあります

高難易度では耐久力の高さと強化解除、無敵貫通といったギミック破壊スキルが揃っており、アーツサポーターで火力支援とNP支援を行えば、クエストクリア時にHPが満タンのまま終わるといった状況も少なくはないです。

しかしスキルのチャージタイムが長い割に持続ターンが短いといった取り回しの悪さや瞬間的に火力は出るもののダメージが低いターンが続くなど、攻撃面が安定しない問題を抱えています。

アーツサポーターが揃っており、アーツパーティで高難易度を堅実に戦いたい、4騎士(殺・騎・術・狂)に対する周回用サーヴァントが欲しいマスターは引く価値があります。

アルターエゴの代用ができる周回用サーヴァントが揃っており、高難易度においてもメインアタッカーが既にいるマスターはスルーして構いません。

ステータス

クラスはアルターエゴ

カード構成はアーツ2枚、バスター2枚、クイック1枚

カード性能は総じて平凡なため、状況に合わせて切るカードを選択する必要があります。

ステータスはレベル90時に、HP14606 ATK11668

クラススキル効果
獣の権能(D)自身のクリティカル威力をアップ(約8%)
単独顕現(E)自身のクリティカル威力を少しアップ(約2%)

自身の即死耐性をアップ(約2%)

自身の精神異常耐性をアップ(約2%)

ロゴスイーター(C)自身の『人型』の敵からの攻撃に対する防御力をアップ(約15%)
ネガ・セイヴァー(A)自身に『ルーラー』クラスに対する攻撃優位状態を付与

クリティカル威力にプラス補正が入っていますが、スター生産が得意ではないため、活かす場合はスター供給が必要になります。

即死耐性と精神異常耐性(魅了・恐怖・混乱・魅了耐性ダウン・幻惑・睡眠)は微小ですが、ないよりはマシです

人型特防状態ともいえるロゴスイーターは、防御有利とはいかないまでも数値に明確な影響を及ぼします

※効果対象ではないサーヴァントは水着BB、伊吹童子』のみ(2022年7月現在)。

ネガ・セイヴァーは相手がルーラークラスならば、攻撃有利を取ります。ただし被ダメージは等倍です。

※パッシブスキルのためか、敵サイドのライネスにより『相性無効効果』が付与されても突破します。

またクラススキルではないですか、キアラは『獣属性』を持っており、『星属性』のサーヴァントに対してお互いダメージが1.1倍されます。

属性はサーヴァント、獣属性、混沌属性、悪属性、人型、女性、ヒト科のサーヴァントです。

固有の第3アペンドスキルは対ルーラー攻撃適性になります。ルーラークラスはクラススキルで攻撃有利を取れるため、解放する意味は大きいです(キアラはNP50%チャージを持っているので、第2アペンドスキルより先に解放する選択もあり得ます)。

宝具

快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)『強化済み』
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)

+敵全体に強力な防御力無視攻撃

+自身のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>

アーツ属性の全体攻撃宝具です

3hitするため、多少のNPリチャージが見込めます。スキルのアーツ耐性ダウンとNP獲得量アップを合わせれば、それなりにNPを回収できますが、宝具の再発動を狙う場合はクリティカルによる追撃が必要です

無敵貫通は1ターン続くため、追撃にも影響します。ゲージ効率の観点から見ても、初手に宝具を置きたいです

防御力無視攻撃は防御バフを無視してダメージを与えます。ダメージカットについてはそのままですが、スキルで強化解除を持っているので剥がすことは可能です。

自身のHP回復はオーバーチャージ依存であり、5000~10000回復できます。スキルによるHP回復量アップと合わせると、7500~15000回復可能です。スキル3のデメリットであるHP3000減少を帳消しにしたうえで回復できます。

回復量としては破格であり、クラススキルによる人型特防状態、無敵や行動阻害系スキルが揃っていることもあって、ダメージを受けた時のリカバリー能力は他のサーヴァントと較べて頭一つ抜けています。さらにアーツサポーターによるNP支援が加わると、単体攻撃宝具の直撃でHPを消し飛ばされない限り、並大抵のことでは退場しません。

スキル

スキル1『強化済み』効果
千里眼『獣)』(D+++)敵単体の弱体耐性をダウン(1ターン)

&アーツカード耐性をダウン(1ターン)

+自身のNPを増やす

弱体耐性ダウンは最大100%です。自分のデバフが入れやすくなるほか、味方の確率デバフの成功率を引き上げてくれます。ただし対魔力などを持っている相手には、弱体耐性ダウンそのものを弾かれる可能性がある点には注意が必要です。

アーツカード耐性ダウンは最大30%になります。ダメージだけでなくNP獲得量にも影響するため、宝具かアーツクリティカルを狙える時に使いたいです。

NPチャージは最大50%チャージです。初期NP50%付与礼装を装備すればワンポチで宝具が撃てます。また第2アペンドスキルをレベルマックスにすれば、初期NP30%付与礼装でも可能です。

スキル2『強化済み』効果
五停心観(A+)敵全体のチャージを1減らす

&強化状態を解除

&防御力ダウン(3ターン)

敵全体のチャージ減少は確定になります。所有者が少ない希少スキルです。

全体強化解除は攻撃バフやダメージカットなど厄介なバフを消せます。

防御力ダウンは最大30%です。唯一3ターン持続するスキルであり、味方全体のダメージを引き上げます。

スキル3効果
女神変生(EX)自身に無敵状態を付与(1ターン)

&クリティカル威力をアップ(1ターン)

&NP獲得量をアップ(1ターン)

&弱体耐性をアップ(1ターン)

&回復量をアップ(1ターン)

&HPを3000減少『デメリット』

無敵を除き、それぞれの倍率は最大50%です

クリティカル威力アップを活かすには、スターを供給する必要があります

NP獲得量アップとHP回復量アップを活かしつつHP3000減少のデメリットを帳消しにするために、宝具を発動するタイミングで使いたいスキルです

理想はスターを供給してもらい、宝具後の追撃でアーツクリティカルを狙う形になります。アーツクリティカルを出せれば、宝具の再発動も可能です。

攻撃に集中してやられては元も子もないので、無敵(1ターン)を目的に使用するのも選択肢の1つになります。

デメリットのHP3000減少は、HP3000以下で使ってもHP1残るので退場しません。

宝具を使うタイミングで使用すればデメリットを帳消しにできますが、無敵やクリティカル威力アップを目的に使う場合は、それなりに重いデメリットなのでHP管理に気を付ける必要があります。

 

運用方法

周回

NP50%チャージを持ち、キャストリア×2のシステム周回にも対応しています。

マスター礼装によるNP支援、オーバーキルなどは必要ですが、バーサーカークラス相手に対してもシステム周回が可能です

火力バフがない点も、キャストリアによる火力支援で補えます

欠点はアルターエゴクラスであるため、バーサーカーや他のエクストラクラス(アヴェンジャー、フォーリナー)ほど対応できるクエストが広くないことです

また最近(2022年7月現在)のイベントで主軸となっている変則クエストに対しては、火力バフの乏しさや味方に対する火力支援がデバフに集中していることもあって、適性が高いとは言い切れません。クリティカル威力アップを持っていますが、スター生産ができないのも厳しい点です

 

高難易度

4騎士(殺・騎・術・狂)、ルーラー、フォーリナーが出てくる高難易度で活躍できます。

火力バフの少なさと微妙なNP効率をアーツサポーターで解消できれば、宝具を回しながら攻撃と回復を行い、ほとんどHPを減らさずに高難易度を突破することが可能です

無敵貫通、防御無視攻撃、強化解除などギミックを突破する要素も揃っています

3騎士が混ざっていないなら混成クエストにも対応可能です

 

ただデバフ主軸なのでダメージが安定しないという問題を抱えており、またダメージに影響するスキルが少なく、ほとんどが持続1ターンであることもあって、宝具レベルによってはアーツサポーターの火力バフが入っていたとしても要求火力に届かない場合があります

アルターエゴクラスは相性有利が広いとはいえ、攻撃有利の倍率が1.5倍であることやATKにプラス補正が入っていないなど、ダメージ面での不安要素が多いです。

 

総じて耐久面は安定していますが、攻撃面で不安を抱えているサーヴァントになります。

欠点自体は明確なので、概念礼装やパーティメンバーで補うことで、強力な効果を持つスキルを活かしながら不沈艦のごとく戦うことは可能です

 

敵として出てきた場合

無敵貫通・防御無視攻撃が非常に厄介なため、できるだけ早く倒す必要があります。

宝具を受ける場合は、対粛正防御状態が確実ですが、無い場合は攻撃力ダウンやダメージカットを重ね掛けすることで軽減することは可能です。

 

まとめ

・度重なる強化により、高性能なスキルの獲得とチャージタイムが改善され、持続ターンの短さによる鈍重さはあるものの強力なサーヴァントに仕上がっています。

・ただ攻撃バフが足りていないことがアルターエゴクラスであることと相まって、重い欠点です。

 

FGOにおける殺生院キアラ

FGOでの初登場は『深海電脳楽土 SE.RA.PH』

いつの間にかカルデアに召喚されていたような、いなかったような、認識が曖昧になるサーヴァントです。

他者からは徳の高そうな佇まいを評価されますが、正体を追求されることはありません。

そんな謎のサーヴァントであり、時々『私も同行いたしましょう』と言ってついてきます。殺生院(原文ママ)。

童話が好きですが、もう大人なのでいつまでも好きではないと本人は言っています。あとおはぎが好物。人間も好き(棒)。

年齢についての話題は地雷原。

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