『マリー・アントワネット(術)』FGOネタバレ解説
目次
基本情報
強い点
味方全体へのクリティカル支援に特化しながらも、星出し性能がそれほど高くないというユニークな構成をしています。
カリスマ系スキルを持っているので味方の火力に貢献できることに加えて、毎ターンHP回復と無敵3回を持っているので居座って支援する耐久力に長けています。
アーツ全体攻撃宝具を持っていますがリチャージ性能は低く、キャスタークラスによるマイナス補正と自前の攻撃バフが乏しいため火力は出ません。
弱い点
編成難易度が高いことです。十全な機能を発揮するためには『攻撃が多段hitする男性サーヴァント』『スター生産やスター集中による管理が得意なサーヴァント』を編成する必要があり、味方を選り好みする上にスキルレベルが高くなければ効果を実感しにくいです。
引くべきか
引かなくでいいです。
火力が乏しく、アタッカーとしての運用はかなり厳しいです。
サポーターとしても半端で、無敵3回を持っているので長く居座って支援できますが、支援性能が自己完結しておらず他のサーヴァントによる補助が必須です。
条件を整えてお膳立てしても、それに見合った性能かといえば、そうでもないのが苦しい点です。
ただサポーターとして動かす場合は宝具バフのクリティカル威力アップが宝具レベルに依存していないので、重ねる必要はありません。
ステータス
クラスはキャスター
カード構成は、アーツ3枚、クイック1枚、バスター1枚。
アーツは5hitするのでNP回収能力はそれなりですが、クイックとEXアタックの性能が低く星出しは苦手です。
クラススキル | 効果 |
陣地作成(A) | 自身のアーツカードの性能をアップ |
道具作成(D) | 自身の弱体付与成功率を少しアップ |
固有の第3アペンドスキルは対アヴェンジャー攻撃適性です。
特性はサーヴァント、人属性、秩序属性、善属性、人型、女性、秩序かつ善、ヒト科のサーヴァントになります。
宝具
宝具名は『愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)』 |
敵全体に強力な攻撃&敵全体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)
+味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ> |
属性はアーツですがNPリチャージ性能は低いです。
味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)を目的に発動していくことになります。
クリティカル威力アップはオーバーチャージで20~40%になるので、宝具チェインを組む際は後ろの方に回したいです。
敵全体のクリティカル発生率をダウンは、敵クリティカルが発生しやすい対アサシン戦において間接的に味方全体を守ります。
スキル
スキル1 | 効果 |
ビーチフラワー(A+) | 味方全体の攻撃力アップ(3ターン) +味方全体(男性)のスター発生率アップ(3ターン) |
攻撃力アップは同ランクのカリスマより低いですが、ほとんど誤差です。
スター発生率アップは自分が対象外であり、味方の男性サーヴァントに星出しをしてもらうためのスキルになります。
スター発生率アップは千里眼系のスキルと同程度(約20~40%)なので、劇的にスターが出せるスキルではありません。攻撃ヒット数の多い男性サーヴァントに効果があります。
クラススキルを除いて、唯一の火力バフになります。
スキル2 | 効果 |
向日葵のきらめき(A) | 自身に毎ターンスター獲得を付与(3ターン) &毎ターンHP回復を付与(3ターン) |
毎ターンスター獲得状態は最大10個になります。
スター生産能力が乏しいマリー・アントワネット(術)が唯一安定してスターを生産するスキルです。キャスターはスター集中度が低いので、主に味方へ供給することになります。
毎ターンHP回復は最大1000×3ターンであり、無敵3回を持っているので居座り性能は高いです。
支援スキルとしてはチャージタイムが最短7ターンなのが欠点です。
スキル3 | 効果 |
麗しの姫君『海』(A) | 自身に無敵を付与(3回) &弱体耐性アップ(3ターン) |
弱体耐性は最大で50%になり、まぁまぁデバフを弾きます。
無敵3回はターン制限がなく、スキルレベルに影響しないので安定した耐久力を発揮します。
スキルレベルをマックスにしても弱体耐性は100%にならず、無敵回数も変わらないのでチャージタイムを短縮する目的でスキルレベルを上げることになります。そのため優先度は低めです。
運用方法
クリティカル関係のスキルを生かした味方支援。
『男性のスター発生率アップ』『毎ターンスター獲得状態(10個)』『宝具バフによるクリティカル威力アップ』この3つがマリー・アントワネット(術)の支援スキルになります。
いずれも味方全体に作用するので数値的には高くなく、支援を受けるサーヴァントにも『男性で多段hitする攻撃ができる』『スターを運用する能力およびクリティカル威力アップを持つ』といった能力が必要です。
『男性のスター発生率アップ』はマリー・アントワネット(術)側だけでは機能せず、支援を受ける側が多段hitする攻撃や千里眼系のスター発生率アップを持っている必要があります。
『毎ターンスター獲得状態(最大10個)』は星の数が少ないだけでなく、チャージタイムも長いので概念礼装『2030年の欠片(スター生産8個生産 最大解放で10個)』のようなスターを生産する概念礼装を装備させて補助する必要があります。またスター集中度アップのようなスターを管理運用する能力がないので、スターを溢れさせるかスター集中度に関係するスキルを持ったサーヴァントが必要です。
『宝具バフによるクリティカル威力アップ』はマリー・アントワネット(術)がNP獲得系スキルを持っていないのでアーツチェインやアーツカードを使ってNPを回収していくことになります。
それほど火力が出ないマリー・アントワネット(術)のカードを使わなければならないことや、キャスタークラスのマイナス補正でスター集中度が低いことが難点です。味方にNPを支援してもらうか、クリティカルによるNP回収率の底上げを狙っていきたいです。
高難易度
無敵3回と毎ターンHP回復を持っているので居座り性能が高く、敵全体のクリティカル発生率ダウンを持っているので事故が発生し難いです。
ジャンヌダルクやマシュなどと組ませて耐久型パーティとして運用することができます。
クリティカル関係に加えて、味方全体に攻撃バフをかけることができます。
ただ編成難易度が高く『hit数が多く星出し性能が高い男性サーヴァント』もしくは『スター生産能力が高いサーヴァント(性別不問)』が必要であり、なおかつ宝具を撃つためにアーツチェインを組みたいのでアーツカードを複数枚持っていてほしいです。
例を挙げると『アーツカード3枚で多段hit攻撃を持ち、スター発生率アップを持つギルガメッシュ(術)』『アーツカード3枚でスター発生率&クリティカル威力大アップを持つエミヤ(弓)』などが高相性です。
まとめ
クリティカル関係に特化したサポーターです。
全体攻撃宝具を持っていますが火力バフが乏しいので『アタッカー』としての運用は厳しく、スキルが自己完結できていないので『サポーター』としては物足りず、耐久関係も自己バフなので『耐久要員』としても扱いづらいです。
適当な編成に組み込むとまったく強みを生かせないサーヴァントであり、同時に編成するサーヴァントと概念礼装をしっかり選択する必要があります。
またスキルレベルが支援能力に直結しているので、最低限スキルレベルを上げないとバフが機能しません。反対に宝具レベルは威力のみなので、サポーターと限定して動かすなら宝具レベルは重要ではないです。
うまく編成を組めば、アーツパーティとは思えないほどのスター生産が可能になります。
味方を守る能力はないですが、無敵3回のチャージタイムが最短6ターンであることは地味に破格なので耐久型パーティに適性はあります。
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