『ヤマトタケル』FGOおすすめ性能解説

基本情報

絶技・八岐怒濤ぜつぎ・はっきどとう
アーツ属性 単体攻撃宝具
敵単体のアーツ攻撃耐性をダウン(1ターン)

+敵全体に強力な攻撃

&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

スキル1効果
血塗れの皇子(EX)

CT8-6

自身にガッツ付与(1回・3ターン)

&NP増加

&『味方がやられた時にNPが増える状態』付与(3ターン)

スキル2効果
神魔鏖殺(A)

CT8-6

自身に『神性』特攻付与(3ターン)

&『魔性』特攻付与(3ターン)

&クリティカル威力アップ(3ターン)

スキル3効果
魔力放出『水』(B+)

CT8-6

自身のアーツカード性能アップ(3ターン)

&宝具威力アップ(1ターン)

&NP増加

強い点

宝具ダメージ前に付与率500%かつ倍率50%のアーツ耐性ダウンが入り、スキル『アーツカード性能アップ&宝具威力アップ、「魔性」&「神性」特効付与』もあるので、強化済み宝具並の瞬間火力が出ます。

宝具は多段hit宝具で、NPリチャージ性能はセイバートップクラス。NPチャージスキルも合計で最大50%と高く、キャストリア×2のシステム周回に対応しています。

スキル『味方がやられた時にNPが増える状態(25%固定)』があるので、自爆や生贄効果を持つ『アーラシュ、ハベトロット、陳宮』のような周回向けサーヴァントと相性が良いです

弱い点

宝具のNPリチャージ性能が高い反面、通常攻撃のNP回収・スター生産力が低く、『宝具連射が途切れる=宝具が撃てない』状態に陥ります。

クリティカル威力アップを持っていますが、アーツ主軸でスター生産力が低く、スター獲得系スキル・スター集中度アップもないので活かせません。

耐久関係のスキルがガッツのみで、必中・無敵貫通といった高難易度向けのスキルがないです

引くべきか

キャラクターが好きな人は、引いて損がない性能です。

周回アタッカーとして優れており、敵の数が不規則な変則周回や、NP回収量の低いバーサーカー相手でもキャストリア×2の宝具連射システムが組めます。

アーツ耐性ダウンを付与した敵に対する宝具ダメージは強化済み宝具並で、対象範囲が広い『魔性&神性』特効付与でさらに伸ばせます。

NPチャージスキルが2つに分かれているのも、変則周回時に2WAVE担当させやすい利点です。

宝具周りは強力な反面、通常攻撃の性能が低く、スキルの効果が切れると目に見えて宝具回転率が落ちます。

高難易度向けのスキルも乏しく、弱体無効ギミックや火力でゴリ押せないクエストとは相性が悪いです。

またスキルが全て自己強化で、周回アタッカーに持っていてほしい火力支援スキルを所持していません

総じて、『宝具連射力が高い』『敵の数が不規則な変則周回でも宝具連射システムが組みやすい』『高ATK+火力バフの総量が多い』『対象範囲が広い特効持ち』など、周回アタッカーとしてはセイバーでトップクラスの性能です。その反面、『火力支援スキルを持たない』『通常攻撃周りが脆弱』『宝具威力アップが持続1ターンと短い』『アーツ耐性ダウンの対象が敵単体』『高難易度向けのスキルが皆無』と明確な弱みもあるので、評価が分かれやすいです。

競合の星5セイバーと比べた場合、同じアーツ属性宝具の『千子村正』より宝具ダメージは出る¹が、高難易度適正は劣ります。バスター・クイック属性も含めると、特攻対象に対するダメージは高いが、非特攻対象相手だと抜きん出てはないです(未強化宝具でこのダメージが出ること自体はおかしい)。

¹……お互いに非特攻対象を攻撃した場合は、『ヤマトタケル』が上(キャストリア×2+オベロンの支援があっても同じ)。宝具3連射目の場合は、宝具連射ごとに火力バフが増える『千子村正』が上。

セイバークラスの周回アタッカーが欲しいマスターは、引く価値があります。

セイバーもしくは代用できるクラスの周回アタッカーが育っているマスターは、スルーして構いません。

ステータス

クラスはセイバー

カード構成は、アーツ2枚、バスター2枚、クイック1枚

カード性能は、アーツ・クイックともにNP回収力が低めです。

ステータスはレベル90時に、HP13498、ATK12526。

星5セイバーの中では、ATKがトップクラスに高く、HPは最底辺。

クラススキル効果
対魔力(A)自身の弱体耐性をアップ
騎乗(A)自身のクイックカード性能をアップ
神性(D)自身にダメージプラス状態を付与

対魔力はランクが高く、それなりにデバフを弾きます。

騎乗もランクが高く、クイックカードのダメージとスター生産力に大きなプラス補正が入りますが、1枚構成なのが惜しい。

神性は敵の特効に引っかかりやすいので注意しましょう。

固有の第3アペンドスキルは、対セイバー攻撃適正。攻防等倍のため、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、天属性、中立属性、善属性、人型、騎乗、神性。

性別不明扱いですが、『黒髭の紳士的な愛』や『メアリー・アニングの海百合のカリスマ』の対象に入ります。

宝具

絶技・八岐怒濤ぜつぎ・はっきどとう
アーツ属性 単体攻撃宝具
敵単体のアーツ攻撃耐性をダウン(1ターン)

+敵全体に強力な攻撃

&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

アーツ耐性ダウンは50%固定。対象は敵単体ですが、付与率が500%と高く、弱体無効以外は、特殊なギミックがない限り確定付与です。

防御力ダウンはオーバーチャージ依存で、20~40%。敵全体に3ターン付与するので、味方全体の火力支援に繋がります。宝具連射力が高いので、重ね掛けも容易です。こちらの付与率は基本確定で、弱体耐性・弱体無効の影響を受けます。

特効が片方でも入れば、未強化の星5セイバー・非特攻・単体攻撃宝具並のダメージが出ます。

全体8hitするため、NPリチャージ性能が高いです。

スキル

スキル1効果
血塗れの皇子(EX)

CT8-6

自身にガッツ付与(1回・3ターン)

&NP増加

&『味方がやられた時にNPが増える状態』付与(3ターン)

ガッツの回復量は最大3000。回復量が多めで、スリップダメージもある程度は耐えます。

NP増加は最大30%。初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスなら、即宝具が撃てます。

『味方がやられた時にNPが増える状態』は25%固定。回数制限はないです。獲得タイミングはサーヴァントが退場した瞬間で、例えば『アーラシュ』なら宝具を撃った直後、『ハベトロット』ならスキル3使用後のターン終了時と獲得タイミングが違います。そのため『宝具発動でNP消費→ターン終了時に味方が退場→NP獲得』といった動きも可能です。

スキル2効果
神魔鏖殺(A)

CT8-6

自身に『神性』特攻付与(3ターン)

&『魔性』特攻付与(3ターン)

&クリティカル威力アップ(3ターン)

『神性』『魔性』特効ともに最大50%。『神性』はサーヴァントに多く、『魔性』は一般エネミーに多いです。『神性』&『魔性』属性のサーヴァントは、2024年現在10騎のみ。このうち攻撃有利を取れるのは、『水着伊吹童子、ラムダリリス』と少ないが、攻撃等倍でも攻撃有利2倍並のダメージが出ます。

クリティカル威力アップは最大30%。3ターン持続としては標準的な倍率です。スター獲得スキルやスター集中度アップもないため、上手く活かせません。さらに通常攻撃のNP回収力が低めで、アーツクリティカルを無理に狙うより、宝具でNP回収したほうが手っ取り早いのも難点。

スキル3効果
魔力放出『水』(B+)

CT8-6

自身のアーツカード性能アップ(3ターン)

&宝具威力アップ(1ターン)

&NP増加

アーツカード性能アップは最大30%。持続3ターンとしては優秀な倍率で、メインカードを強化します。

宝具威力アップは最大20%。持続1ターンと短く、倍率もほどほどです。

NP増加は最大20%。スキル2と合わせれば最大50%と高いです。

運用方法

周回

NPチャージが合計50%と高く、イベントでよく配られる初期NP50%付与礼装で宝具が撃てます。

火力バフの総量が多く、非特攻対象でもダメージは強化済み宝具並です。そこから『魔性』『神性』特効が加わるので、特攻対象には高いダメージが出ます

ただし、『スキル3の宝具威力アップが持続1ターン』『宝具のアーツ耐性ダウンは敵単体が対象』という問題を抱えており、『最大火力を叩き込めるのは敵1体のみ』です。

キャストリア×2のシステム周回適正が高く、NP回収量が低いバーサーカー・アサシン相手でも、概念礼装の補助なしで宝具3連射が狙えます。概念礼装やマスター礼装、オーダーチェンジなども含めれば、敵の数が不規則な変則周回も対応可能です。

変則周回時に宝具を一騎ずつ撃つ編成では、NPチャージが20・30と分かれており、自爆・生贄宝具でNP回収可能と悪さができます。

ただし、火力支援スキルを持たないので、他WAVEは味方に丸投げです

クリティカル殴り編成では、クリティカル関連スキルが乏しく、扱いづらさが目立ちます。

高難易度

高火力かつNPリチャージ性能が高い宝具で攻めるアタッカーです。

ランサーなど、攻撃有利を取れるクエストに適正があります。

NPリチャージ性能が高い宝具を主軸に戦い、敵が倒れるまで宝具連射したいです。アーツサポーターで支援すれば、固定のNPチャージ手段も豊富なため、宝具連射のハードル自体は低いです。

ただ各スキルの効果や支援が途切れると、通常攻撃のNP回収力が低いため、一気に苦しくなります。スキル切れ間は、『宝具が撃てない→NP回収できない→宝具が撃てない→……』と負のループに入るため、『支援効果が途切れづらいサポート宝具』『概念礼装』『スター集中度が低いクラスと組んで、強引にスターを集めてクリティカル誘発』などで補助しましょう。

宝具さえ撃てれば、スキルの切れ間でも『アーツ耐性ダウン、防御力ダウン』があるので、ダメージ低下を抑制できます

難点は、高難易度向けのスキルを所持していないこと。

耐久手段はガッツのみで、敵の攻撃を軽減・無効化できません。必中・無敵貫通といったスキルもないので、ギミック対応力は皆無です

天敵は弱体無効や宝具封印。宝具発動時のアーツ耐性ダウンを封じられると、宝具ダメージは星4セイバー並まで落ち込みます。また宝具発動そのものを封じられると、長所が潰れるため苦しいです。

編成は、火力・NP・耐久支援で宝具連射が狙えるアーツサポーター『キャストリア、玉藻の前、レディ・アヴァロン』と組みたいです。『キャストリア、玉藻の前』はスター集中度が低いので、『ヤマトタケル』にスターを集めやすいです。『レディ・アヴァロン』のスター集中度はセイバークラスと同じで、スターが散りやすいです。

火力・NP支援ができるサポーターを随時投入できる『ミス・クレーン水着クロヱ』もおすすめです。

低レアサーヴァントなら、アーツ主軸で耐久支援ができる『マシュ』。スター供給ができる『アンデルセン、アマデウス、徐福』。アーツサポーターとして動ける『パラケルスス』が候補に入ります。

概念礼装は、宝具ダメージを伸ばす『宝具威力アップ』。宝具回転率上昇の『アーツカード性能アップ、NP獲得量アップ』などがおすすめです。

敵として出てきた場合

チャージゲージ増加スキルを複数持っているのが厄介です。

必中・無敵貫通といったスキルがないので、回避・無敵で攻撃を受けながら戦いましょう。

まとめ

・セイバークラスの周回アタッカーとしてはトップクラスに優秀だが、セイバークラスは主人公格が多く(ヤマトタケルもだが)、やたら強化されている競合が多いです(それらに劣っているわけではないが、劇的に勝っているわけでもない)。

・本質的には、アーツ主軸のサーヴァントらしく宝具連射力が高いサーヴァントで、非特攻対象に対する宝具ダメージは飛び抜けて高い部類ではないです(未強化宝具にしてはかなり高いが)。

FGOにおけるヤマトタケル

英雄にして悲劇の皇子。

古代日本にて、父たる大王の命を受け、列島各地を平定した大征服者にして神剣使い。

水に覆われた剣を振るう、優美の剣士。見ようによっては女性にも男性にも見える。(女性として見る人間が多いようではある)が、本人の自己の性別について口にすることはない。

謎のヒロインX曰く、「髪の一部パーツにやや近いものはありますがアルトリア顔ではないですね……セーフ!」

技術体系としての剣術が未だに成立していない古代にあって、世界に比しても神秘の色濃く残る日本列島に跋扈する超常の妖物魔物を斃し、軍勢の殲滅し、時には神性をも単身にて斃す戦闘の天才で、人間の領域を遙かに超えています。