『太歳星君(配布サーヴァント)』FGOおすすめ性能解説

太歳星君のステータスや運用方法について記事にしました。

全体アーツ宝具のアルターエゴで、宝具回転率が良好です。また『スター生産、スキル封印、任意の味方に強化解除耐性や弱体無効状態付与』など、サポーターとしても器用に動けます

配布サーヴァントで宝具レベルを最大まで上げやすいので、頑張って獲得しましょう。

ステータス

クラスはアルターエゴ

カード構成はバスター1枚、アーツ2枚、クイック2枚

カード性能は可もなく不可もなく。クイックは4ヒットするので、それなりにスター生産できます。

ステータスは90レベルでHP12350、ATK9271です。

星4アルターエゴの中では、HPがトップクラスで、ATKは最底辺。

クラススキル効果
対魔力A自身の弱体耐性をアップ
道具作成C自身の弱体付与成功率を少しアップ
神性A⁻自身に寄ダメージプラス状態を付与

弱体関係のクラススキルが多く、呪いを付与しやすいので、一部の高難易度(スリップダメージしかダメージが通らないようなタイプ)に適性があります。

固有の第3アペンドスキルは、対アルターエゴ攻撃適正。攻撃有利で、更にダメージを伸ばすことができます。

属性・『サーヴァント、地属性、中立属性、中庸属性、人型、男性、魔性、神性、子供、ヒト科以外』。

宝具

太歳頭上動土(タイソエイ・アウェイクン)
アーツ属性 全体攻撃宝具
敵全体に『太歳の禍』状態を付与

〈撃破時に「味方全体の防御力をダウン(3ターン)&味方全体に呪い状態を付与(3ターン)&味方全体に呪厄状態(呪いの効果量がアップする状態)を付与(3ターン)」を発動する状態〉

&敵全体に呪い状態を付与(5ターン)

&敵全体に強力な『人の力を持つ敵』特攻攻撃<オーバーチャージで効果アップ>

『人』属性特攻は、約1.5~2倍。サーヴァント・一般エネミーの両方に特効対象がいます。

宝具ダメージ前に付与する『太歳の禍状態』は、付与された敵を撃破すると、残っている敵に『防御力ダウン(20%固定)と呪い(2000ダメージを5ターン)、呪厄(呪いのダメージを+100%する)』が付与されます。

※敵が3体いる場合に、宝具を使用して残り1体にすると、防御力ダウン×2と、毎ターン12000ダメージが入る状態を3ターン付与します。

宝具ダメージは、宝具レベル5で(攻撃有利1.5倍相手に)約6万2千。星5サーヴァントの宝具1~2程度のダメージです。

固有の第3アペンドスキル『対アサシン攻撃適正』を解放すると、約7万5千~8万1千。第3アペンドスキルの育成次第では、星5キャスター『水着ネロ(宝具レベル5)』よりダメージが出ます。

スキル

スキル1効果
木星の鏡像(A)

CT8-6

味方全体のアーツカード性能アップ(3ターン)

&NP獲得量アップ(3ターン)

+自身に毎ターンスター獲得状態付与(3ターン)

味方全体のアーツカード性能アップ、NP獲得量アップ共に最大20%並。アーツカードのNP回収率が上がるので、味方全体の宝具回転率が上がります。

毎ターンスター獲得状態は最大10個。クラス補正のスター集中度が標準なので、スター集中度アップの支援や味方のスター供給スキルと合わせないと、基本的に散ります。

スキル2効果
視肉(EX)

CT8-6

味方単体にガッツ状態付与(1回・3ターン)

&弱体無効状態付与(1回・3ターン)

&強化解除耐性アップ(1回・3ターン)

ガッツの回復量は最大3000。任意の味方に付与するガッツとしては、回復量が多いです。

弱体無効はデバフ対策に有効。

強化解除耐性アップはスキルレベル依存で最大100%。スキルレベルマックス伝承結晶投入で確定です。

スキル3効果
凶つ神(A)

CT8-6

敵全体にスキル封印状態付与(1ターン)

+自身の宝具威力アップ(3ターン)

&NP増加

スキル封印は基本確定。敵全体の厄介なスキルを封じやすい反面、『敵の火力が上がった状態でスキル封印→通常攻撃の連打で大ダメージ』というパターンも起こります。

宝具威力アップは最大30%。持続3ターンとしては、優秀な倍率です。

NP増加は最大30%、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスなら宝具が撃てます。

運用方法

周回

キャストリア』×2の宝具連射システムに対応しているが、マスター礼装や概念礼装の補助が必要です(そんなに得意ではない)。

変則周回で宝具を一騎ずつ撃つ編成では、初期NP50%付与礼装で宝具が撃ちやすく、火力支援もできます。

バーサーカーほどではないが、攻撃有利を取りやすいアルターエゴで、『道中と最終WAVEに刺さる特攻、火力支援スキル、最大30%のNPチャージ、配布サーヴァントで宝具レベルを5にしやすい』のが長所です。

なんでも器用にこなせるが、基本攻撃有利1.5倍のため、非特攻対象が相手だとダメージがかなり落ちる点に注意しましょう。

高難易度

乗算関係の火力バフを持ち、特攻が乗った場合は、高いダメージが出ます。攻撃有利2倍の『フォーリナー、バーサーカー』だけでなく、固有の第3アペンドスキルが発動するアサシンクラスにも強いです。

HPの高いボスが、HPの低い取り巻きを連れているクエスト形式に強く、『太歳の禍』で取り巻きを撃破するほどボスにデバフがたまっていきます。

ただし、宝具回転率はそこまで高くないので、宝具連射力を強化できるアーツサポーター『キャストリア玉藻の前レディ・アヴァロン』と組みたいです。概念礼装は宝具連射力を強化する『アーツカード性能アップやNP獲得量アップ』、即宝具を撃つための『初期NP付与礼装』が候補に入ります。

火力面だけでなく、スキル2『任意の味方にガッツ付与&弱体無効&強化解除耐性』で高難易度ギミックにそこそこ強いです。自分に使うだけでなく、味方に付与することもできるので、サブアタッカー運用が視野に入ります。

スキル2以外にも『味方全体のアーツカード性能アップ&NP獲得量アップ+毎ターンスター獲得状態、敵全体スキル封印』など、味方の役に立つ効果が多いです。宝具で雑魚蹴散らしするほど、ボスにデバフがたまるので、メインアタッカーの火力を強化できます。

また宝具のスリップダメージは、HPは低いものの防御力が高過ぎてまともにダメージが入らない系の高難易度(バトル・イン・ニューヨーク 2022の硬いヤドカリなど)で有効です。

まとめ

『宝具連射システムに対応、NPチャージスキル&火力支援スキル持ち、配布サーヴァントで宝具5にしやすい、高難易度適性◎』と配布サーヴァントながらハイスペックで、必ずゲットしておきたい性能を持っています。

欠点としては、基本防御等倍で耐久力がないこと。耐久関係のスキルはガッツのみなので、攻撃が集中するとアッサリやられます。

火力面も『HP特化型のステータス+基本攻撃有利1.5倍』なので、スキルや特攻が乗っていない場合は、そこまでダメージが伸びません。

FGOにおける太歳星君

太歳星君は、中国の道教に伝わる太歳(仮想の惑星)の神とされています。

太歳、太歳元帥、太歳神とも呼ばれています。

陰陽道においては八将神の一柱・太歳神と同一視されており、『地獄界曼荼羅平安京』では蘆屋道満に召喚された伊吹童子が太歳神の役を押し付けられています。

祟り神でもあり、中国の天文官達は太歳星君のもたらす災いをさけるために、その年の太歳の方位に注意したそうです。民間においても太歳星君は凶神の代表格とされており、その意味でももっとも恐れられた神格です

現在でも『太歳頭上動土(太歳の頭上の土を動かす)』『身の程を知らぬ行い』の意味で使われる諺があります。

太歳を恐れる信仰は長く、古くは後漢まで遡ります。太歳は木星の動きに合わせて土中を動く大量の眼を持った肉塊として考えられており、その上に住居を建設したり、掘り起こしたり、何らかの関与をした場合は凄まじい厄災が起こるとされています。『太平広記』では、祟りを信じず地下から掘り起こしたために一族滅亡となった説話が記されています。

一方で地中から掘り起こした肉を『肉霊芝』『視肉』という仙薬(食べても減らない、食べると不老が得られる)として扱う文献もあります。ギルガメッシュの宝物庫にも、似たような肉があるとかないとか。

この太歳の信仰に人格を付与したのが太歳星君であり、首に多くの髑髏を下げ、金鐘を手にした三面六臂の姿で語られることが多いです(童子として描かれる場合もあります)。

殷元帥、殷天君とも呼ばれており、殷の紂王の子(母親の姜皇后が巨人の足跡を踏んだことで孕み、産み落とした肉球を切り裂いたところ誕生したという逸話もある)『殷郊』が神となったものだともされています。

後に周の武王が紂王を討つのを協力したことから、玉帝によって太歳神の位に封じられました。

妲己に敵対的な反応をしているのは、『封神演義』において紂王が妲己の寵愛を受ける前の前妻の子であることが影響している模様。太公望についても文献によって敵だったり味方だったりしているので、微妙な反応をしています。