『光のコヤンスカヤ』FGOネタバレ性能解説

基本情報

霊裳重光・79式擲禍大社イズトゥーラ・セブンドライブ
バスター属性 全体攻撃宝具
自身の攻撃力アップ(1ターン)

+敵全体に強力な攻撃

&敵全体のチャージを減らす

+味方全体のNPを少し増やす<オーバーチャージで効果アップ>

スキル1効果
イノベイター・バニー(A)

CT10-8

味方単体のNP増加

&スキルチャージを2進める

+味方全体のHPを1000減少【デメリット】

スキル2効果
殺戮技巧『人』(A)

CT8-6

味方単体に『人間』特攻状態付与(3ターン)

&『人の力を持つ敵』特攻状態付与(3ターン)

&『バスター通常攻撃時に自身のNPを増やす状態』付与(3ターン)

+スター獲得

スキル3効果
NFFスペシャル(A)

CT8-6

味方単体のバスターカード性能アップ(3ターン)

&バスターカードのクリティカル威力アップ(3ターン)

&バスターカードのスター集中度をアップ(3ターン)

強い点

スキル1『味方単体にNP最大50%チャージ&スキルのチャージタイム2つ短縮』で、光のコヤンスカヤ×2による宝具連射システムが構築できるアサシンです。

サポーターとしては、上述以外にも『バスターカード性能アップ、人属性特攻、人間特効』を付与できます。

即時スター獲得(最大20個)、バスターカード限定のスター集中度アップ&クリティカル威力アップといったクリティカル支援も可能です。

『バスター通常攻撃時にNP最大10%増加』の付与により、付与された味方はバスターで攻撃しながらNP回収できます

アタッカーとしては、豊富な火力バフに加えて、クラススキル『宝具威力アップ(20%)』があるためアサシン内ではトップクラスの宝具ダメージです。また敵全体に確定のチャージ減少、味方全体に対してオーバーチャージ依存のNP配布(10~30)ができます。

弱い点

火力支援が『バスターカード性能アップ、人属性特攻、人間特効』と限定的で、クリティカル支援もバスターカード中心です。そのためバスター主軸のサーヴァント以外を上手く支援できず、バスター主軸だとしても、特攻が乗らなければ火力支援は『バスターカード性能アップ』のみと多くありません(チャージタイム短縮の支援により、アタッカーが持つスキルを重ねがけさせたい)。

耐久支援もできないどころか、NP支援のデメリット『味方全体HP減少1000』があるため、アタッカー・サポーターどちらの運用でも長期戦が苦手です

NP支援のチャージタイムが最短8ターンと長く、スキル1『チャージタイム2つ短縮』を自分に使えば気になりませんが、サポーターとして味方に付与すると2度目の使用まで大きく間が開きます

引くべきか

引きましょう。

NP50%チャージ以上¹を持つサーヴァントなら、光のコヤンスカヤ×2で宝具3連射が狙えます。『キャストリア、スカディ(水着)』×2を使った宝具のNPリチャージで3連射するものとは違い、固定のNPチャージスキルでNP100%にするため、敵の数に関係なく宝具3連射が可能です

¹……宝具後にNPチャージ効果を持つ『アルトリア』なども含む。

NP支援と同時に、スキルのチャージタイムを2つ短縮するため、支援相手のスキル再使用が狙えます。これにより、3ターン持続の自己強化バフを持つサーヴァントなら、スキルの重ねがけでダメージが伸びます。

さらに、スター獲得&バスターカード限定『スター集中度アップ&クリティカル威力アップ』で、強力なバスタークリティカル追撃が可能です

その代わり、『概念礼装は初期NP50~100%、メインアタッカーはNP50%以上のチャージスキル持ち、マスター礼装はアトラス院(チャージタイム短縮)orカルデア戦闘服・決戦用カルデア制服(オーダーチェンジ)が必要』²と編成を選びます。

²……宝具2連射に妥協して、残り1発を違うアタッカーにすれば、編成ハードルは下がります。

また宝具ダメージに関わる火力バフが『バスターカード性能アップ、相手を選ぶ特効』のみなので、非特攻対象には、メインアタッカーの自己強化スキルを重ねがけさせないとダメージが伸びません

サポーターとしてはスキルのチャージタイムが長く『スキル1は10~8、スキル2と3は8~6』、耐久支援もできないため、長期戦では扱いづらさが目立ちます

そういった欠点はありますが、敵の数が不規則な変則周回で宝具3連射のシステムを構築できるのは優秀です。強力な火力・NP支援ができる『オベロン』とも相性が良く、2騎の支援により『一撃で勝負を決めたいレイド戦』『高難易度の短期決戦編成』で高いダメージを出せます。

アタッカーとしても、アサシンの中では特効・非特攻対象問わず、宝具ダメージは高い部類です

宝具レベルは、サポーターとして運用するなら宝具レベル1で構いません。アタッカーとして運用する場合は、ATKにマイナス補正が入るアサシンクラスのため、それ以上の宝具レベルが望ましいです。ただし、光のコヤンスカヤ×2で支援できないのが欠点です。

変則周回、高難易度に力を入れたいマスターは、引く価値があります。光のコヤンスカヤ×2の宝具3連射システムは、片方を違うサポーターで代用することはできない²ため、『自前の光のコヤンスカヤ』が必要です。

²……クー・フーリン(術)を除く。

『周回、高難易度』に苦戦していないマスターは、スルーするのも選択肢の一つです。

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ステータス

クラスはアサシン

カード構成は、バスター2枚、クイック2枚、アーツ1枚

カード性能は、アーツのNP回収力がトップクラスに高く、クイックもNP回収・スター生産に期待できます。その代わりアーツ1枚構成のため、スキルを全て味方に使う場合は、マイティチェインやアーツクリティカルによるNP回収が必要です。

ステータスはレベル90時に、HP13081、ATK11616。

ATK偏重型で、星5アサシンの中ではややHPが低く、ややATKが高いです。

クラススキル効果
騎乗(B)自身のクイックカードの性能をアップ(約8%)
単独行動(EX)自身のクリティカル威力をアップ(約12%)
単独顕現(C)自身のクリティカル威力を少しアップ(約6%)

自身の即死耐性をアップ(約6%)

自身の精神異常耐性をアップ(約6%)

変化(A)自身のアーツカード性能をアップ(約10%)

自身のスター発生率をアップ(約10%)

女神変生『銃』(B)自身の宝具威力をアップ(約20%)

騎乗により、クイックカードのダメージとスター生産率にプラス補正が入ります。変化にスター発生率アップが含まれているため、スター生産力は高めです

単独行動、単独顕現にクリティカル威力アップを持ち、クリティカルダメージに大きなプラス補正が入ります

即死耐性、精神異常耐性は倍率が低く、無いよりはマシ程度。

変化のアーツカード性能アップは、高ランクの『陣地作成』並に高く、アーツカードのダメージとNP回収力にプラス補正が入ります。

女神変生『銃』による宝具威力アップは、高ランクの『軍略』並の倍率で、どのタイミングで宝具を撃っても最低限の火力バフが入ります。

固有の第3アペンドスキルは、対アーチャー攻撃適性。攻防等倍のため、宝具を撃たせたいなら、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、獣属性、秩序属性、悪属性、人型、女性、騎乗、神性、魔性、ケモノ科のサーヴァント。

『獣属性』は、『星属性』のサーヴァントに対してお互いダメージが1.1倍されます。また『天・地・人』の3すくみとは異なるため、ダメージが変動しません

宝具

霊裳重光・79式擲禍大社イズトゥーラ・セブンドライブ
バスター属性 全体攻撃宝具
自身の攻撃力アップ(1ターン)

+敵全体に強力な攻撃

&敵全体のチャージを減らす

+味方全体のNPを少し増やす<オーバーチャージで効果アップ>

攻撃力アップは20%固定。1ターン持続するため、追撃にも影響します。クラススキルの宝具威力アップとは乗算関係のため、数値以上にダメージは伸びます。

敵全体のチャージ減少は確定です。敵全体を足止めします。

味方全体のNP増加はオーバーチャージ依存で10~30%。味方全体の宝具回転率を支援します

未強化宝具ながら『クラススキルの宝具威力アップ。ダメージ前の攻撃力アップ』により、スキル未使用で比較した場合、アサシン内でトップクラスのダメージです。バスターカード性能アップを自分に使った場合は、アサシンの非特攻宝具の中でトップクラス、さらに特効(人or人間)が乗ればアサシンの特効宝具の中でも上位です。

スキル

スキル1効果
イノベイター・バニー(A)

CT10-8

味方単体のNP増加

&スキルチャージを2進める

+味方全体のHPを1000減少【デメリット】

NP増加は最大50%。初期NP50%付与礼装で宝具が撃てます。

スキルチャージを2進めるは、サポーターの『光のコヤンスカヤ』と併用した場合、チャージタイム最短5ターンのスキルが次ターンに使えます。スキルにチャージタイム短縮を持つサーヴァント(水着伊吹童子エジソンなど)やマスター礼装『アトラス院(スキルチャージを2進める)』の場合は下記参照。

1ターン目に再使用可能2ターン目に再使用可能3ターン目に再使用可能
チャージタイムを2短縮CT2以下のスキルCT3のスキルCT4のスキル
チャージタイムを4短縮(光のコヤンスカヤ×2)CT4以下のスキルCT5のスキルCT6のスキル
チャージタイムを5短縮(光のコヤンスカヤ×2+水着伊吹童子など)CT5以下のスキルCT6のスキルCT7のスキル
チャージタイムを6短縮(光のコヤンスカヤ×2+アトラス院)CT6以下のスキルCT7のスキルCT8のスキル

自分に使用した場合は、本スキルもチャージタイムが短縮されてCT8-6で使えます。

デメリットのHP1000減少は固定。チャージタイムが長く、長期戦かアタッカーとして運用(スキル1を自分に使用)する以外は複数回の使用が難しいため、影響は少ないです。

ただし、光のコヤンスカヤ×2の場合は味方全体のHP2000減少なので、HPが1~2割減る点には注意しましょう。HP1000未満で使っても、HPは1残ります。

スキル2効果
殺戮技巧『人』(A)

CT8-6

味方単体に『人間』特攻状態付与(3ターン)

&『人の力を持つ敵』特攻状態付与(3ターン)

&『バスター通常攻撃時に自身のNPを増やす状態』付与(3ターン)

+スター獲得

『人間』特効は最大50%。サーヴァントは対象外です(シナリオに登場するサーヴァントではないが同名のキャラクター『例:英霊剣豪七番勝負に登場する清姫やおたま玉藻の前』は除く)。

『人属性』特攻は最大50%。対象が多く、また『人間』属性は『人属性』持ちが多いため、ダメージが跳ね上がります。

『バスター通常攻撃時に自身のNPを増やす状態』は最大10%。宝具は対象外です。宝具BBEXならNP20%、BBBEXならNP30%チャージできます。

スター獲得は最大20個。アサシンのスター集中度は標準(セイバーと同じ)のため、編成によってはスターが散ります

スキル3効果
NFFスペシャル(A)

CT8-6

味方単体のバスターカード性能アップ(3ターン)

&バスターカードのクリティカル威力アップ(3ターン)

&バスターカードのスター集中度をアップ(3ターン)

バスターカード性能アップは最大50%。3ターン持続の任意付与としてはトップクラスの倍率です。

クリティカル威力アップは最大50%。バスター限定ですが、3ターン持続としてはトップクラスの倍率です。

バスター限定のスター集中度アップは倍率が高く、バーサーカーがライダーからスターを奪えます

全ての効果がバスターカード限定で、アーツ・クイックには一切の強化が入りません

運用方法

周回

~アタッカーとして~

NP50%チャージを持ち、イベント時によく配布される初期NP50%付与礼装で宝具が撃てます。

ただ宝具を撃つだけでも『宝具威力アップ、攻撃力アップ』と乗算される火力バフが入るため、敵のHPが低い第1WAVEの要求火力に届くなら、スキル2~3による火力支援が可能です。

~サポーターとして~

スキル1『味方単体にNP50%配布&スキルのチャージタイムを2短縮』で、光のコヤンスカヤ×2による宝具3連射が可能です。

敵の数に左右されませんが、アタッカーに要求するモノが多く、概念礼装やマスター礼装もほとんど固定化されます

パターン①(基本形)

光のコヤンスカヤ×2+初期NP100%付与礼装(初期NP80%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスでも可)+マスター礼装『アトラス院』¹+CT7のNP50%チャージスキルを持つアタッカー²。

¹……NPチャージスキルがCT5なら、マスター礼装は自由。

²……宝具後にNP20%リチャージを持つアルトリアなども含む。

WAVE1……そのまま宝具を撃つ

WAVE2……アタッカーのNPチャージスキル→光のコヤンスカヤAのスキル1

WAVE3……光のコヤンスカヤBのスキル1+アトラス院)→アタッカーのNPチャージスキル(2度目)

パターン②(イベント時に配布される初期NP50%付与礼装の6積み時など)

光のコヤンスカヤ×2+初期NP50%付与礼装+マスター礼装『オーダーチェンジできるもの』+CT6以下のNP50%チャージスキルを持つアタッカー+NP50%支援ができるサーヴァント。

WAVE1……アタッカーのNPチャージスキル

WAVE2……光のコヤンスカヤ×2のスキル1

WAVE3……アタッカーのNPチャージスキル+オーダーチェンジで出したサーヴァントのNP50%支援

※NP50%支援ができるサーヴァントがオベロン(最大70%のNP配布可能)なら、『CT6以下のNP30%チャージ+第2アペンドスキルレベルマックス』のアタッカーでも可能です。マスター礼装はオーダーチェンジ固定。

パターン③(例外『タイプ:アース、クー・フーリン(術)』)

タイプ:アースは、光のコヤンスカヤ×2+マスター礼装『アトラス院』orチャージタイムを1短縮できるサーヴァント(オーダーチェンジ使用)でシステムが組めます。

WAVE1……タイプアースのNPチャージスキル

WAVE2……光のコヤンスカヤ×2のスキル1

WAVE3……マスター礼装orチャージタイムを1短縮のスキル

クー・フーリン(術)は、光のコヤンスカヤ×2+第2アペンドスキルレベルマックスでシステムが組めます。

WAVE1……クー・フーリン(術)のNPチャージスキル(30%)+第2アペンドスキル(20%)+光のコヤンスカヤAのスキル1

WAVE2……クー・フーリン(術)のNPチャージスキル(80%)+光のコヤンスカヤBのスキル1

WAVE3……クー・フーリン(術)のNPチャージスキル(30%+80%)

 

総じて、システムを組むためのハードルが高いです。宝具2連射やどこか1WAVEをバスタークリティカルで突破する場合は、編成難易度が下がります。

高難易度

~アタッカーとして~

特効スキルを持ち、宝具回転率も悪くないアタッカーです。

ライダーなど、攻撃有利を取れるクエストに適正があります。

全てのスキルを自分に使えば、火力バフの切れ間がほぼなくなります。『NP50%チャージ、バスター通常攻撃時にNP増加、宝具後のNP配布』で宝具回転率も悪くないです。

相手が特効対象なら、宝具・通常攻撃のダメージも安定します。

しかし、相手が非特攻対象の場合、宝具以外でダメージを稼ぐのは厳しいです。スキルの火力バフはバスター限定で、アーツ・クイックは宝具を使用したターン以外は強化されません。

またバスター限定のスター集中度アップを使うと、アーツ・クイッククリティカルによるNP回収が狙いづらいです。

耐久スキルを持たず、デメリットにHP1000減少があるので、長期戦では耐久支援が必要です

編成は、短期決戦なら『光のコヤンスカヤ(サポーター)、オベロン』、長期戦なら『マーリン』と組みたいです。ただし、『オベロン・マーリン』はクラス相性が悪いため注意しましょう。

バスターバフやケモノ科に支援ができる『闇のコヤンスカヤ』も候補に入ります。

概念礼装は、手早く宝具を撃つ『初期NP付与礼装(+α)』がおすすめです。

~サポーターとして~

バスター限定の火力・クリティカル支援ができます。

チャージタイム短縮でメインアタッカースキルの重ねがけ=ダメージ上昇が可能です。

バスタークリティカルも狙いやすくなり、宝具BBクリティカルEXで、一気にダメージを稼ぎます。同時にNP回収させて、宝具再使用を早めます。

しかし、耐久支援ができず、中~長期戦のサポーターとしては扱いづらいです

アーツカード1枚構成のため、アーツチェインが組みづらいのも長期戦では足を引っ張ります。

そのためサポーターとして編成する場合は、『光のコヤンスカヤ(×2)+オベロン+バスター主軸のメインアタッカー』で宝具連射による短期決戦を狙いたいです。カード運は絡みますが、高威力のバスタークリティカルで追撃しやすいため、1ターンに出せるダメージは高いです。

概念礼装は、『即時スター獲得、毎ターンスター獲得』『九首牛魔羅王(味方全体バスターカード性能アップ)』がおすすめです。

まとめ

・サポーターとしては、火力支援が非特攻対象だとそこまで伸びず、付与する味方のスキル構成(チャージタイム短縮で重ねがけできるかどうか)に左右されます。

・光のコヤンスカヤシステムは敵の数に関係なく宝具3連射できますが、システムを組めるサーヴァントは限定的です。また概念礼装、マスター礼装もほぼ固定化されます。

・編成難易度は高いですが、条件が揃えば、『周回・高難易度・レイド戦』とクエストを選ばないサポーターです。

FGOにおける光のコヤンスカヤ

空気を読める女として、6周年を記念して一足先にカルデアに現れた謎のサーヴァント。

その力、その魅力、いまだ謎に包まれたS・P・Y。ただの万能美人秘書(光)です、と本人は語っているが?

西暦2017年に頭角を現すや否や、わずか一ヶ月で世界有数の民間軍事会社となったNFFサービスの最高経営責任者にして実力・実績ナンバーワンのエージェント。

『自由奔放な野性』をポリシーとし、妖艶に人間を手玉に取る魅惑の美女。

人間の行い全てを汚らしい、と評するが、汚いから嫌いというワケでもない。汚いからこそ楽しいものもある。そう娯楽、遊戯、経営である。

野生に生きる者としてのプライドが高い為、『相手が誰であれ、もらった利益は必ず利益で返す』『約束は必ず守る』という律儀さがあります。人間社会で企業経営コンサルタントとして活動し、成功していたのはこの性格によるもの。

マスターへの態度は、表面的な欲望を叶えてあげながら、本質的な希望(将来の夢、理想の自分等)を甘く踏みにじる。というスタンス。このコヤンスカヤと契約した人間は、その日から成功者であり毎日が楽しいものになるが、最終的には何もかも奪われ、絶望し、やる気をなくしてダメ人間になります。

しかし、甘やかされすぎて理想の自分になれなかった、気がついたら機会を失っていた、と気がついて絶望していくマスターの落ち込み具合を見る事自体に生き甲斐を感じてしまったコヤンスカヤは、またその生き甲斐を味わう為、マスターを元の状態に立ち直らせようと奔走します。

かくして挫折→奮起→挫折→奮起という無限ループが始まるのであった。最終的にどちらが得をしてどちらが損をするのかは、そのマスターの人間力にかかっています。