『ゼノビア(恒常サーヴァント)』FGOおすすめ性能解説

基本情報

砕けよ黄金の枷鎖、黄金の恥辱オーセンティック・トライアンフ
アーツ属性 単体攻撃宝具
自身の攻撃力をアップ(1ターン)

&自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵全体に強力な『王』特攻攻撃

スキル1効果
僭称のアウグスタ[B]

CT9-7

自身のアーツカード性能アップ(3ターン)

&毎ターンNP増加付与(3ターン)

&毎ターンスター獲得付与(3ターン)

スキル2『強化後』効果
東方の女王(EX)

CT8-6

自身にガッツ付与(1回・3ターン)

&「ガッツ発動時に味方全体のNPを増やす状態」を付与(1回・3ターン)

&スター集中度アップ付与(1ターン)

+スター獲得

スキル3効果
栄行くパルミラ(A)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

&被クリティカル発生耐性アップ(3ターン)

強い点

アーツ属性の全体攻撃宝具はNPリチャージ性能が高く、毎ターンNP獲得状態もあるため、キャストリア×2のシステム周回適正が高いです

宝具ダメージを伸ばす火力バフは、宝具ダメージ前の攻撃力アップ、スキル『攻撃力アップ、アーツカード性能アップ』と揃っています。また宝具は『王』属性特攻攻撃で、固有の第3アペンドスキルは『対バーサーカー攻撃適正』のため、特定対象にはダメージが高いです

クラス補正でスター集中度が高いアーチャークラスで、スキル『スター獲得&スター集中度アップ、毎ターンスター獲得状態』でクリティカルが狙いやすく、宝具発動時の『クリティカル威力アップ(3ターン)』でダメージを伸ばせます。

耐久スキル『ガッツ(1回・3ターン)、被クリティカル発生耐性アップ』でそこそこ打たれ強いです。またガッツ発動時に最大20%のNP支援ができます。

弱い点

即時NPチャージスキルを持たず、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスで即宝具が撃てません(変則周回で宝具を1騎ずつ撃つ編成で扱いづらい)。

『王』属性は単体で登場しがちで、全体攻撃宝具との噛み合いがイマイチです。

ガッツ発動時にNP付与を持つが、任意のタイミングで使えないため、発動すればラッキー程度(周回では使うには、生贄宝具を持つ『陳宮』が必須)。

耐久関係のスキルが『ガッツ、被クリティカル発生耐性アップ』とダメージを0にするものではなく、スキルのチャージタイムもやや長いため、長期戦では耐久支援が必要です

引くべきか

キャラクターが好きな人は、引いたら使い道があります。

星4サーヴァントながらシステムアタッカー適正が高く、攻撃有利のセイバー×3に対して、概念礼装フリーで宝具3連射が狙えます。オーダーチェンジを駆使すれば、マスター礼装フリーやNP回収量が低いバーサーカー相手でも宝具連射が可能です。

高難易度でも、システムアタッカーとして特攻宝具の連射を狙いつつ、クリティカルで攻撃できます。

難点は、システムアタッカー以外の役割に向かないこと

イベントの最後に解放されるフリークエスト(90+以上)では、敵の数が3-2-1など不規則になりやすく、敵の数がNP回収量に直結するアーツ属性の宝具連射システムは構築難易度が高いです(不可能ではない)。

そのため敵の数が不規則な変則周回では『アタッカー3騎で宝具を1発ずつ撃つ編成』が多様されるがNPチャージスキルが毎ターンNP獲得状態のため、イベント時によく配られる初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルで即宝具が撃てません(NP支援なしだと宝具を撃てるのは3ターン目)。

『王』特攻も刺さる場面はそれなりにあるが、『王』属性が3体並ぶことは稀です。また星5アーチャーには、『ギルガメッシュ二コラ・テスラドゥルガー』など高火力かつ特攻範囲が広いサーヴァントが揃っています。

火力支援スキルや特攻宝具など、星4の周回アタッカーとしてはかなり良いモノが揃っているが、上記強豪を押しのけて編成するにはパワー不足です(ゼノビアが弱いというよりは、上記強豪が強すぎる+長所を活かせない環境に変わったのが悪い)。

総じて、敵の配置が3-3-?のような、宝具連射システムを組めるクエストなら活躍します。それ以外の宝具連射システムを組めないクエストだと、編成する魅力が薄れるサーヴァントです。

アーチャーのシステムアタッカーが欲しいマスターは、引く価値があります。

アーチャーもしくは代用できるクラスの周回アタッカーを育成しているマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはアーチャー

カード構成は、アーツ2枚、クイック2枚、バスター1枚

カード性能は、アーツが優秀だが、クイックはhit数が低くイマイチ。

ステータスはレベル80時に、HP11695、ATK9831。

星4アーチャーの中では、ATKがかなり高く、HPはやや低め。

クラススキル効果
対魔力(D)自身の弱体耐性を少しアップ(約12%)
単独行動(B)自身のクリティカル威力をアップ(約8%)
騎乗(B)自身のクイックカードの性能をアップ(約8%)

対魔力はランクが低く、弾ければラッキー程度。

単独行動はランクが高く、クリティカル関連スキルも豊富なため腐りづらいです。

騎乗もランクが高く、クイックカードのダメージとスター生産力にプラス補正が入るが、クイックカードの性能がイマイチで切りづらいです。

固有の第3アペンドスキルは、対バーサーカー攻撃適正。攻撃有利を取れるため、解放する価値があります。ただシステム周回にせよ変則周回にせよ、第2アペンドスキルを解放しておくと編成難易度が下がるため、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、人属性、秩序属性、善属性、人型、女性、騎乗、愛する者、王、ヒト科のサーヴァント。

宝具

砕けよ黄金の枷鎖、黄金の恥辱オーセンティック・トライアンフ
アーツ属性 単体攻撃宝具
自身の攻撃力をアップ(1ターン)

&自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

+敵全体に強力な『王』特攻攻撃

攻撃力アップは10%固定。倍率は低いが持続1ターンと続くため、追撃にも影響します。付与のため、強化無効を受けていると付与されません。

クリティカル威力アップはオーバーチャージ依存で、50~100%。オーバーチャージ1から倍率が高く、持続も3ターンと長いため、宝具連射するほどクリティカルダメージが伸びます。

『王』特攻攻撃は約1.5倍固定。サーヴァント、一般エネミーの両方に対象はそれなりにいるが、3体並ぶことは稀です。

全体4hitするので、キャストリア×2の支援があれば、NP回収量が標準のセイバークラスなら『20~30%×1~3(スキル1で+20%)』ほどNPリチャージします(NP回収量が低いバーサーカークラスだと『16~24%×1~3(スキル1で+20%)』)。

~宝具ダメージの目安~

非特攻対象……約3万6千宝具レベル16万宝具レベル5。星4アーチャーの中では低めのダメージ。

『王』特攻込み……約5万4千~9万。同じ宝具レベルの星5アーチャー(非特攻宝具)と同程度。

スキル

スキル1効果
僭称のアウグスタ[B]

CT9-7

自身のアーツカード性能アップ(3ターン)

&毎ターンNP増加付与(3ターン)

&毎ターンスター獲得付与(3ターン)

アーツカード性能アップは最大30%。持続3ターンとしては、優秀な倍率です。

毎ターンNP獲得状態は最大20%。第2アペンドスキル解放+初期NP50%付与礼装なら、3ターン目に宝具が撃てます

毎ターンスター獲得は最大10個。アーチャーはクラス補正でスター集中度が高く、多少のスター供給支援があれば、クリティカルを狙えます。

難点はチャージタイム最短7ターンと長いこと。与えるダメージに直結するスキルのため、スキルの切れ間はダメージが大きく落ちます。

スキル2『強化後』効果
東方の女王(EX)

CT8-6

自身にガッツ付与(1回・3ターン)

&「ガッツ発動時に味方全体のNPを増やす状態」を付与(1回・3ターン)

&スター集中度アップ付与(1ターン)

+スター獲得

ガッツの回復量は最大3000。回復量は多いが持続3ターンと短く、早めに使うと効果が切れます。

ガッツ発動時に味方全体のNP増加は最大20%。自力でガッツを発動できないため、生贄宝具を持つ『陳宮』などの補助がなければ、腐りやすい効果です。

スター集中度アップは同クラスからスターを奪えます。

スター獲得は最大20個。スター集中度アップが同時に発動するため、このスキル1つでクリティカルが狙えます

スキル3効果
栄行くパルミラ(A)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

&被クリティカル発生耐性アップ(3ターン)

攻撃力アップは最大20%。高ランクのカリスマ系スキルと同じ倍率です。

被クリティカル耐性アップは最大30%。クリティカル発生率アップのバフやクリティカル発生率を高く設定されていない限りは、クリティカルがほとんど発生しません

運用方法

周回

キャストリア×2の宝具連射システムに対応しています。セイバークラス(3体)が相手なら、初期NP0%付与の概念礼装でも、マスター礼装の支援やオーバーキル次第で宝具連射が可能です。

初期NP付与礼装やオーダーチェンジを活用すれば、『NP回収量が低いバーサーカー』『敵の数が不規則な変則周回』でもシステム構築が狙えます

変則周回で宝具を1騎ずつ撃つ編成では、『特攻が刺さりづらい』『第1~2WAVEで宝具を撃つにはNP支援が必要』と扱いづらいが、火力支援スキルを持っているのが利点です。

クリティカル殴り編成では、宝具連射でクリティカルダメージを伸ばす性質上、ダメージ面で不安が残ります。またクラス補正やスキルでスターを回収するため、他クリティカルアタッカーの邪魔になりやすいです

高難易度

宝具連射しやすく、宝具連射するほどクリティカルダメージも伸びるシステムアタッカー。

セイバーなど、攻撃有利を取れるクエストが適正です。

アタッカーとしての動かし方はシンプルで、『敵が倒れるまで宝具連射する』こと。

スキル構成は毎ターンNP獲得やクリティカル誘発スキルなど、宝具連射を支える効果が多いです。そのため宝具とスキルでNPリチャージしつつ、クリティカルでも大幅なNP回収を狙いましょう。

宝具連射できればクリティカルダメージも伸びるため、通常攻撃でもダメージが稼げます。

難点は、単独だと宝具連射力を維持できないこと。

宝具連射力を強化するスキル1は、チャージタイム最短7ターンで持続3ターンとスキルの切れ間が長く、その間は宝具連射力が大きく落ちます。

スター生産力も、アーツ主軸のカード構成でクイックカードの性能がイマイチと安定せず、スター獲得系スキルもそれほど多くない数です。

また宝具発動そのものを封じるギミック『宝具封印、宝具耐性、NP吸収』に弱く、ほぼ無力化されます。必中、無敵貫通といったスキルもないので、宝具連射で解決できないクエストは苦手です。

編成では、上述したゼノビアの欠点を解消しつつ長所が伸びるアーツサポーター『キャストリア玉藻の前レディ・アヴァロン』と組みましょう。アーツサポーターは耐久支援が得意なため、耐久スキルが『ガッツ、被クリティカル発生耐性アップ』のみな部分も改善されます。

低レアサーヴァントなら、耐久支援ができる『マシュ』。クリティカル関連を強化できる『アンデルセン』。アーツサポーターとして動ける『徐福、パラケルスス(ガッツ付与可能)』が候補に入ります。

概念礼装は、宝具ダメージを伸ばす『宝具威力アップ、アーツカード性能アップ』。宝具連射力を強化する『NP獲得量アップ、毎ターンNP獲得』が候補に入ります。味方には『毎ターンスター獲得系』を持たせると、クリティカル威力アップが腐りにくいです。

敵として出てきた場合

チャージゲージが短いアーチャークラスで、チャージゲージ増加スキルを持っているのが厄介です。

必中・無敵貫通などはないので、回避・無敵でしっかり攻撃を受けながら戦いましょう。

まとめ

・システムアタッカーとして、かなり優秀なサーヴァント。ただFGOの周回環境がシステム向けではなくなったため、編成頻度は落ちました(宝具連射システムが有効なクエストでは、まだまだ現役)。

FGOにおけるゼノビア

3世紀、現在のシリア付近に存在したパルミラ帝国(王国)の女王。東方世界最大の女傑にして、最高の美女と呼ばれた。

貞淑な女性であり、色恋沙汰にはちょっと弱い。露出度とモラルの高さに因果関係がないことをその姿で示してくれる。

パルミラは元はローマ帝国の一部であったが、当時のローマ帝国各地の混乱に合わせるように勢力を強め、独立する形となった国家。

勢力の拡大によりシリア・アラビア・エジプトなどを支配する一大国家となっていたが、当時のローマ皇帝アウレリアヌス帝が討伐軍を率いて親征し、パルミラ軍を打ち破って混乱を平定。

ゼノビアは捕縛され、アウレリアヌス帝がローマに凱旋した際、黄金の鎖や宝石などで飾られた屈辱的な姿で馬車の前を歩かされたという。

サーヴァントとしての彼女は、その屈辱を晴らすために存在している。敗北の屈辱自体をなかったことにするのではなく、乗り越えることこそが必要と考え、彼女はその最も屈辱的な姿で現界します。

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