『壱与(配布サーヴァント)』FGOおすすめ性能解説

基本情報

強い点

キャストリア×2によるシステム構築可能で、連射するほど威力が上がる宝具を持ち、クリティカルダメージも高いルーラーです。

アーツ属性の全体攻撃宝具は、ダメージ前に宝具威力アップ(10%)が入り、アーツカード性能アップ、味方全体攻撃力アップを所持しているので、等倍アタッカー相応のダメージが出ます。またスキルで『神性』特攻を持つため、特攻対象にはダメージが高いです

アーツ限定のクリティカル威力アップ(最大100%×1ターン)、『猛獣』属性限定のクリティカル威力アップ(最大50%×3ターン)を持ち、1ターン持続のアーツ限定スター集中度アップで最大150%の強化が入るアーツクリティカルを出しやすいです

呪い+呪厄によるスリップダメージ要因としても運用可能で、スキルと宝具を合わせれば、オーバーチャージ1の段階で1~3ターン目は4000、4~5ターン目は1000ダメージを単独で与えます(宝具連射した場合はさらに上昇)。

クラススキルで毒・やけど無効を持ち、それらが大量に付与される高難易度ギミックに強いです。

弱い点

クリティカルアタッカーといったスキル構成ですが、アーツ主体なのでスター生産能力が乏しいです。ルーラーはクラス補正によるスター集中度が標準で、スキルのスター獲得も最大10個と少なく、スター集中度アップも持続1ターンと短いため、クリティカルを出し続けるのが苦手です

また2枚あるクイックカードを強化するバフが乏しく、クリティカルを出せない状況だと、特攻対象以外にダメージが出ません

耐久性能もルーラークラス特有の打たれ強さしかなく、敵の宝具やチャージ攻撃を受ける手段がないです。

育成すべきか

ルーラークラスは入手難易度が高く、宝具レベルを上げるのも難しいため、ルーラーのアタッカーを所持していないマスターは育成優先度が高いです。

キャストリア×2を使ったシステム運用も可能であり、アサシンやバーサーカーは厳しいですが、他のクラスはマスター礼装の補助でシステムを構築できます

ただし、攻撃等倍が多いルーラークラスなので、オーバーキルのハードルは高いです

同じ配布サーヴァントでシステム運用ができる『謎の蘭丸X、太歳星君』と比べて、前者はシステム構築の難易度、後者は三騎士に対して攻撃不利にならない点が勝っています。

バーサーカーほどではないですが、汎用性の高いシステムアタッカーが欲しいマスターは、育成優先度が高いです。

汎用性が高いシステムアタッカーを既に育成しているマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはルーラー

カード構成は、アーツ2枚、クイック2枚、バスター1枚

カード性能は、NP回収力がかなり低いです

ステータスはレベル80時に、HP11756、ATK8977

HP偏重型であり、星4ルーラーの中ではHPが高く、ATKは低いです。

クラススキル効果
対魔力(B)自身の弱体耐性をアップ(約17.5%)
陣地作成(B)自身のアーツカードの性能をアップ(約8%)
天然の肢体(B)自身に毒・やけど無効状態を付与
狗奴の呪法(C)自身のクイックカードの性能を少しアップ(約5%)

自身のクイックカードのクリティカル威力をアップ(約10%)

自身に『猛獣』特性を付与

対魔力により、それなりの頻度でデバフを弾きます。

陣地作成を所持しており、アーツカードのダメージとNP回収力にプラス補正が入ります。

天然の肢体によって、毒・やけどを常時無効化します。高難易度でこれらを付与してくるギミックに強いです。

狗奴の呪法により、クイックカードの性能とクリティカルダメージが強化されます。また『猛獣』特性の獲得により、『猛獣』特性に対して機能するスキル・特攻の影響を受けます

固有の第3アペンドスキルは、対フォーリナー攻撃適性。攻撃等倍が多いので解放する価値はありますが、第2アペンドスキルの優先度が高いです

属性は、サーヴァント、秩序属性、悪属性、人型、女性、猛獣、ヒト科のサーヴァント。

宝具

宵闇翳る月御珠(よいやみかげるつきのみたま)
アーツ属性 全体攻撃宝具
自身の宝具威力をアップ(3ターン)

+敵全体に強力な攻撃

&敵全体に呪い状態を付与(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&敵全体に呪厄状態を付与(3ターン)

宝具威力アップは10%固定です。宝具ダメージ前に付与されるので、どのタイミングで宝具を撃っても最低限の火力バフが入ります。3ターン持続するので、システムを構築して宝具連射した場合は、撃つ度にダメージが上昇します

宝具威力アップ以外にも、スキルで攻撃力アップ、アーツカード性能アップと乗算される火力バフを持ち、『神性』特攻も所持しているので、特攻対象には高いダメージを出します。ただ攻撃等倍が多いルーラーのため、特攻対象以外にはダメージが落ちます

多段hit宝具なのでNPリチャージ性能がそれなりにあり、キャストリア×2のシステムを構築可能です。NP支援なしだと、アーツクリティカルを積極的に狙う必要があります

呪い付与はオーバーチャージ依存であり、1000~3000×3ターンです。

呪厄状態は100%固定です。

スキルと合わせれば、オーバーチャージ1の段階から4000ダメージを与えるため、ガッツ潰しとして機能します。またシステム構築によって重ね掛けを狙えるので、スリップダメージしか通らないタイプの高難易度に適性があります。

スキル

スキル1効果
鬼道『滅』(B)

CT8-6

自身のアーツカード性能アップ(3ターン)

&『神性』特攻状態付与(3ターン)

+敵全体に呪い状態付与(5ターン)

アーツカード性能アップは最大30%。3ターン持続としては倍率が高く、メインカードを強化してくれます

『神性』特攻は最大50%。対象範囲が広く、サーヴァントと一部エネミー(黎明の炎腕やワルキューレなど)に有効です。

呪いダメージは1000固定。持続5ターンと長く、宝具で付与される呪厄の恩恵を受けやすいです

スキル2効果
闇の託宣(B)

CT8-6

自身のNP増加

&アーツカードのスター集中度アップ(1ターン)

&アーツカードのクリティカル威力アップ(1ターン)

NP増加は最大30%。第2アペンドスキルをレベルマックスにして、初期NP50%付与礼装を装備すれば1ポチで宝具が撃てます。

アーツカード集中度アップは、ライダークラスからもスターを吸えます。アーツ限定なので、アーツクリティカルによるNP回収を狙いやすいです

クリティカル威力アップは最大100%。アーツ限定ですが、トップクラスの倍率です

NPチャージと同時にクリティカル関連を強化するので、理想は宝具AAEXで宝具の再使用を狙う形です。

スキル3効果
終末の巫女(C)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

&『猛獣』のクリティカル威力アップ(3ターン)

+スター獲得

味方全体の攻撃力アップは最大20%。高ランクのカリスマ系スキルと同じ倍率です。

『猛獣』属性限定のクリティカル威力アップは最大50%。クラススキルの効果により、自分も対象です。『猛獣』属性のサーヴァントは数が少ないため、このスキルを軸にパーティを組むのは難しいです。

スター獲得は10個固定。数が少ないので、クリティカルを狙う場合はスキル2と併用しましょう

運用方法

周回

NP30%チャージを持ち、第2アペンドスキルをレベルマックスにして、初期NP50%付与礼装を装備すれば、単独で宝具が撃てます

攻撃等倍がほとんどのルーラークラスなので、攻撃有利でない場合は、『神性』特攻が乗らないと要求火力に届きにくいです

1騎ずつ宝具を撃っていく編成だと、攻撃等倍なら敵のHPが低い第1WAVEを任せたいです。

・システム周回

4hit宝具なので、キャストリア×2のシステム周回に対応しています

宝具を撃つ度に、宝具威力アップが付与されていくのが利点です。

6積み編成(初期NP付与なし)の場合は、マスター礼装『2004年の断片』とオーバーキルは必要ですが、NP回収量が低いアサシン・バーサーカー以外に対して、システム構築を狙えます。

イベントでよく配布される初期NP50%付与礼装なら、アペンドスキル解放でキャストリアのスキル1(NP30%増加)と自分のNP増加スキルを温存できるので、NP周りに余裕が生まれます。

ただし、バーサーカー以外は攻撃等倍となるため、攻撃有利のサーヴァントと比べてダメージが低く、オーバーキルのハードルが高いことには注意が必要です。

・クリティカル殴り編成

高倍率のアーツ限定クリティカル威力アップ、火力支援スキルを持っています。

しかし、クイックは火力バフが少ないため、ダメージを出せないカードが2枚あります

『猛獣』属性限定のクリティカル威力アップも対象範囲が狭く、スター獲得も最大10個と少ないため、クリティカル殴り編成の適性は低いです

高難易度

キャストリア×2でシステムを構築しながら、クリティカルでもダメージを稼げるシステムアタッカーです。

『神性』属性など、特攻対象がクラス混成で複数出てくるクエストに適性があります。

宝具は攻撃力アップ、アーツカード性能アップ、宝具威力アップで強化されており、スキルの『神性』特攻でさらにダメージが伸びます。キャストリア×2でシステムを構築すれば、宝具を撃つ度に宝具威力アップが重ね掛けされていくのも利点です。

アーツ限定のスター集中度アップを持ち、クリティカル威力アップの倍率もアーツのみ最大150%と高く、宝具でNPリチャージしきれなかった時に、アーツクリティカルの追撃でNP回収を狙えます

スリップダメージ要因としての適性もあり、宝具連射で呪いと呪厄の重ね掛けが可能です。

クラススキルで毒・やけどが無効のため、これらがギミックに含まれている高難易度で活躍できます。

 

欠点は、スター生産力が低く、耐久スキルを持たないことです。

クリティカル威力アップを複数持っていますが、それを活かすためのスター生産力がありません。またスター集中度も1ターンと短いため、スター供給による飽和か、スター集中度アップの支援が必要です。

また通常攻撃によるNP回収力が全体的に低く火力バフもアーツ強化がメインのため、ダメージを出しやすいバスターはともかく、2枚あるクイックが切りづらいです。

回避・無敵といった耐久スキルもないため、敵の宝具やチャージ攻撃を受けれません。

 

編成は、システムを組んで宝具連射が狙える『キャストリア』、長期戦なら『レディ・アヴァロン』も選択肢に入ります。

ルーラー同士なら耐久支援ができる『ジャンヌ・ダルク』。低レアならスター供給能力が高い『徐福』、クリティカル支援ができる『アンデルセン』が候補に入ります。

 

概念礼装は、システムを組むなら宝具回転率を強化(初期NP50%付与+αやアーツカード性能アップ+NP獲得量アップなど)or宝具威力アップの礼装。クリティカルを重視するなら、スター集中度アップor毎ターンスター獲得系の礼装がおすすめです。

味方には、毎ターンスター獲得系の礼装を持たせると、クリティカルが安定します。

敵として出てきた場合

攻撃有利を取りづらいルーラークラスであり、3ターン持続する『神性』特攻やクリティカル威力アップによる事故が怖いです

宝具とスキルによるスリップダメージも重なると無視できません。

まとめ

・配布サーヴァントの中では、システムアタッカーとしての汎用性が高く、それを所持していないマスターには心強いサーヴァントです。ただイベントの参加条件が2部4章クリアであり、育成素材も1.5部や2部の素材を使うので、そこまでクリアできているマスターだと、育成優先度は下がると思います。

・システム対応の等倍アタッカーとしては、特攻があるので使いやすいです(極級の種火クエストで特攻を活かせるのは利点)。クリティカルアタッカーとしては、スター生産力がないタイプであり、クラス補正によるスター集中度も低いため、活かすには編成を考える必要があります。

FGOにおける壱与

伝説の邪馬台国の二代女王。

卑弥呼と同様に謎が多く、はっきりとした事は今日に至ってもわかっていません。

二代女王として、よく国を治めたものの、巫女としての力は卑弥呼には及ばず、やがて邪馬台国は滅びの道を緩やかに歩みました。

「なんか全部私が悪いみたいな感じですけど、私だけのせいじゃないっていうか、卑弥呼さんがアレっていうか……。ふぇ~ん、すみませ~ん」

凄いパワーでどうにかする卑弥呼と違い、高度で繊細な魔力操作を得意とするスタイルです。

「言う事聞かない悪い人は、おもいっきり蹴っとばしちゃいますよー! 二代必殺、壱与キーックッ!」

食べても食べても体にお肉がつかないタイプ。

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