『メディアリリィ』FGOネタバレ性能解説

基本情報

強い点

宝具で味方全体に強力なHP回復、弱体解除、弱体耐性を付与できるキャスターです。

アーツ属性のサポート宝具は、スキルレベル4で100%以上のNPチャージを持つので発動しやすいです。またアーツ3枚構成で、アーツチェインが組みやすく、継続的に発動できます。

スキルにも味方単体のHP回復、HP回復量アップがあり、宝具と合わせてパーティ全体を瀕死の状態から立て直せます

スキルには3ターン持続する強化解除耐性もあり、弱体解除・弱体耐性と合わせて、一部の高難易度で有効です。

弱い点

HP回復、弱体解除、弱体耐性付与以外ができないことです。

ATKは星4キャスター内でも低く、そのうえで一切の火力バフを持たないため、アタッカーとして動かせません。

また『防御バフ、回避・無敵』といった敵からのダメージを軽減・無効化する支援スキルがないので、活躍できるクエストが限られます。

引くべきか

引かなくていいですが、持っていると便利なサーヴァントです。

宝具はスキル1つで発動できるため、1ターンの間にHP回復と弱体解除でパーティ全体を立て直せます。

礼装の自由が高く、初期NP付与礼装による宝具2連射でHP全回復+高倍率の弱体耐性付与や、ターゲット集中礼装を持たせて緊急の回復要因として控えに配置する運用も可能です。

また育成難易度が低く、スキルレベルが低くても役割を果たせます

しかし、攻撃性能が皆無で、耐久支援もHP回復・デバフ耐性と完全に回復特化の宝具・スキル構成です。そのため活躍できるのは、スーパーリザレクションクエストのような『短期決戦が難しく敵がデバフを大量に付与してくるクエスト』と限定的です。

一回に受けるダメージが高くなく、大量のデバフで動きを封じてくる『2部6章のアフロディーテ戦』のようなクエストでは最適解に近い反面、ほとんどのクエストでは受けるダメージにHP回復が追い付きません

回避・無敵・対粛正防御状態を付与できる味方と組めば、その辺りは解消できます。ただメディアリリィを編成した分、火力バフは減るので長期戦になりやすいです

一部の高難易度で、HP回復・デバフ耐性要因として活躍できるキャスターが欲しいマスターは、引く価値があります。

耐久要員の育成が済んでいたり、短期決戦を好むマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはキャスター

カード構成は、アーツ3枚、クイック1枚、バスター1枚

カード性能は、アーツ3枚構成の割に標準です

ステータスはレベル80時に、HP13070、ATK7766。

極端なHP特化型で、HPは一部星5キャスターを上回る反面、ATKは星3キャスターよりやや高い程度です。

クラススキル効果
陣地作成(B)自身のアーツカードの性能をアップ(約8%)
道具作成(B)自身の弱体付与成功率をアップ(約8%)

陣地作成により、アーツカードのダメージとNP回収力にプラス補正が入ります。

道具作成を所持しており、対魔力持ちにもデバフが入りやすいですが、宝具・スキルにデバフがありません。デバフ付与のコマンドコードや概念礼装を装備した時には、効果があります。

固有の第3アペンドスキルは、対セイバー攻撃適正。NP100%チャージを持つので、第2アペンドスキル解放の恩恵は少ないです。エクストラアタック性能アップもATKが低いので、ブレイブチェインを組むのは避けたいです。そのため回復要因としてセイバーが出るクエストに連れて行くなら、解放する意味があります

属性はサーヴァント、地属性、秩序属性、善属性、人型、女性、アルゴー号ゆかりの者、ヒト科のサーヴァント。

宝具

修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)『強化後』
アーツ属性 サポート宝具
味方全体の弱体状態を解除

&味方全体のHPを大回復

&味方全体の弱体耐性を大アップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

味方全体弱体解除が先に入るので、HP回復量ダウンや強化無効の効果を受けません。

HP回復は宝具レベル依存で、4000~6000。

弱体耐性アップはオーバーチャージ依存で、40~120%。3ターン持続で回数制限もなく、オーバーチャージ1の段階で、『対魔力+女神の神核』レベルの弱体耐性です。宝具チェインで後方に配置したり、オーバーチャージ段階引き上げの概念礼装もしくは支援を受ければ、デバフ対策として強力な効果になります

アーツ3枚構成でアーツチェインが組みやすいため、重ねがけも狙えます

スキル

スキル1効果
高速神言(A)

CT9-7

自身のNP増加

NP増加は最大150%。スキルレベル4で101%増加のため、宝具レベル1の場合や、チャージタイム短縮・オーバーチャージ2を狙う以外はスキルレベル4で止めましょう。

スキル2『強化後』効果
耐毒(A++)

CT7-5

味方全体の『毒』状態を解除

&HP回復

味方全体『毒』解除は、『毒』を多用する敵が出てくるなら活躍します。

HP回復は最大3000。

HP回復量はスキルレベル依存で、9→10の+200を除くと+100刻みのため、スキルレベル上げはチャージタイム短縮目的です

スキル3『強化後』効果
うたかたの恋(EX)

CT8-6

味方単体のHP回復量アップ(1ターン)

&強化解除耐性を付与(3ターン)

味方全体のHP回復量は最大100%。スキル2と宝具の回復量が2倍になり、味方の回復スキルも強化できます。

強化解除耐性はスキルレベル依存で、最大100%。3ターン持続で回数制限がなく、自己強化スキルに依存する味方を強化解除から守れます。また回避・無敵と合わせれば、ダメージ前に強化解除が入る攻撃も防げます

スキルレベル10で強化解除耐性が100%のため、スキルレベルマックスにしないなら、他のスキルと同様にスキルレベル上げはチャージタイム短縮目的です

運用方法

周回

攻撃宝具ではなく、低ATKで火力支援スキルもないため、適正はありません

控えに配置しておき、操作ミスで前衛が大打撃を受けた時の『立て直し要因』として、編成することは可能です。

高難易度

短い間隔でHP回復と弱体解除を発動し、高倍率の弱体耐性でデバフ対策ができるサポーターです。

HP回復か、弱体解除が高頻度で必要なクエストに適正があります。

役割は明確で『HP回復、弱体解除』による立て直しとデバフ耐性の継続的な付与です。またアーツ3枚構成のため、アーツチェインや初手アーツによるNP回収の補助ができます

毎ターンデバフが飛んできても、3ターン持続する弱体耐性で防ぎ、すり抜けても宝具の弱体解除で解除できます。

できないこともまた明確で、ダメージを稼ぐことができません。1騎分ダメージ源が減ると考えて編成しましょう。対策としては、『仕事が済んだらオーダーチェンジで引っ込める』『ターゲット集中礼装を装備させて控えに配置、前衛が半壊したらオーダーチェンジで前衛に出す』など。

また敵のダメージを無効化・軽減はできず、基本的に『ダメージ量>回復量』なので、味方の回避・無敵・防御バフなどが必須です。チャージ攻撃を回避・無敵などで防ぎ、防御バフで軽減しても、なおHPがジワジワ削られる時にHP回復は輝きます。

反対に言えば、HP回復の優先度はそこまで高くなく、敵のダメージを気にしない短期決戦ならばそもそも必要がありません。

編成は、『アタッカー+サポーター+メディアリリィ』が基本形です。火力支援ができるサポーター×2より火力は落ちますが、安定感は増します。HP回復が役割なので味方を選ばず、バスター・クイックの編成にも出張できます

アタッカーはアーツチェインでNPを稼ぎたいサーヴァントがおすすめです。ガッツ発動後のHPを全回復まで持っていけるので、『ヴラド三世(狂)』のようなガッツや防御バフ持ちのサーヴァントが候補に入ります。

また『卑弥呼モルガン』といった、オーバーチャージ段階の引き上げができるサーヴァントと組めば、高倍率の弱体耐性でパーティ全体をデバフからより確実に守れます。

サポーターは敵のチャージ攻撃に対策が打てる『キャストリア、玉藻の前、レディ・アヴァロン』を始め、耐久支援ができる『諸葛孔明ジャンヌ・ダルク、ギルガメッシュ(術)』などが候補に入ります。バスター・クイックサポーターの『マーリン、スカサハ(水着)』とも、お互いの長所を活かせるので相性が良いです。

低レアサーヴァントなら、防御バフを付与できる『マシュ、アンデルセン』が候補に入ります。

NP100%チャージを持つので礼装の自由度は高いです。HP回復量を強化するHP回復量アップ系。宝具2連射を狙う初期NP付与系。宝具回転率を強化するアーツカード性能アップ、NP獲得量アップ、毎ターンNP獲得系。パーティを支援する毎ターンスター獲得系。火力面で足を引っ張る前に退場させるターゲット集中系など、状況に合わせて選べます。

敵として出てきた場合

敵対時に宝具を撃たれても、すぐ取り返せるので、敵の行動回数が一回減ったと考えましょう。

火力バフがないのでダメージも低く、放っておいても危険度は低いです

ただ敵全体の弱体耐性が上がるため、デバフが通じづらくなることには注意しましょう。

まとめ

・2015年実装ですが、一部クエストで最適解になれるサーヴァントです。ただFGOは基本的に『ダメージ量>回復量』のため、出番は限られます

・またストーリー限定サーヴァントで入手難易度が高く、宝具レベルを上げづらいのが難点です。

FGOにおけるメディアリリィ

コルキスの王女。彼女が「魔女」と呼ばれる前、少女時代のメディア。

イアソンに籠絡される前、魔術をヘカテより学び、蝶よ花よと育てられている頃。純粋無垢、可憐な少女であった彼女に「コルキスの魔女」の面影は未だない。

攻撃的な魔術はほとんど使用できないが、治癒系の魔術に長けています。

可憐な立ち居振る舞いから誰にも愛される少女であり、イアソンさえいなければ幸福な一生を送ったとされています。

リリィは純粋で人を信じやすく、マスターに対しても最大限好意的に接します。それは裏を返せば「人を信じたい」という想いに駆られていることに他ならない。

他者への不信に満ちているのは、本来のメディアもリリィも変わらないです。

メディアさん14歳。

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