『シバの女王』FGOネタバレ性能解説

基本情報

強い点

NP30%チャージと高性能なカードで宝具が撃ちやすく、2種類の火力支援スキルでサポートもできるキャスターです。

アーツ属性の単体攻撃宝具は、単独でも宝具回転率が良く、短い間隔で宝具を撃てます。宝具を連射できれば、付属デバフに3ターン持続の『攻撃力&防御力ダウン、HP回復量ダウン』があるため、重ねがけで敵の弱体化が可能です

倍率100%のクリティカル威力アップ(1ターン)、スター獲得(10個)を持ち、2枚あるバスターで高いクリティカルダメージが狙えます。

スキルの無敵貫通(1ターン)で、ダメージを通しやすいです。

またバッファーとして、味方全体攻撃力アップ、味方全体バスター&アーツカード性能アップと乗算される火力支援ができます

弱い点

宝具は未強化+非特攻で、ATKにマイナス補正が入るキャスタークラスのため、ダメージが伸びません。また宝具のみでNPを100%回収できません

高倍率のクリティカル威力アップを持っていますが、キャスターはクラス補正でスター集中度が低く、スキルにスター集中度アップもないです。スター獲得も10個のため、味方支援なしではクリティカルが狙えません

耐久スキルがないため、長期戦では耐久支援が必要です。

引くべきか

引かなくていいです。

変則周回では、NP30%チャージで宝具が撃ちやすく、要求火力に届くなら二重の火力支援ができます

しかし、宝具ダメージが星4キャスター・非特攻宝具のため、厳しい場面が多いです。宝具ダメージのために宝具レベルを上げたいですが、ストーリー限定サーヴァントのため機会が限られます。育成難易度も高く、スキルレベル上げに鉄杭(1.5部素材)が36個×3、愚者の鎖60個×3必要です。

高難易度でも宝具回転率は良好ですが、宝具連射には追撃が必要です。またクリティカル威力アップを持っていますが、単独ではクリティカルが狙えないなど、攻撃性能が自己完結していません。耐久スキルがないのも厳しいです。

キャスターでアーツ属性の単体攻撃宝具持ちは数が少ないため(2022年11月現在で3騎のみ)、競合は少ないですが、特攻宝具を持つ『水着コルデー』がいます。宝具ダメージは負けていますが、カード性能はこちらの方が高く、高威力のバスタークリティカルを狙えます。

単体攻撃宝具のキャスター、もしくは代用できるクラスを既に育成しているマスターは、スルーして構いません。

キャスターのアタッカーが欲しいマスターは、引く価値があります。

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ステータス

クラスはキャスター

カード構成は、アーツ2枚、バスター2枚、クイック1枚

カード性能は、全体的にhit数が多く、どのカードでもNP回収が狙えます。とくに2枚あるアーツは、アーツ2枚構成のサーヴァントの中ではトップクラスの性能です。

ステータスはレベル80時に、HP12127、ATK8629。

バランス型のステータスで、星4キャスターの中では、HP・ATKともに平均的です

クラススキル効果
陣地作成(C)自身のアーツカードの性能を少しアップ(約6%)
対魔力(A)自身の弱体耐性をアップ(約20%)

陣地作成を所持しており、アーツカードのダメージとNP回収力にプラス補正が入ります。

対魔力はランクが高く、それなりの頻度でデバフを弾きます。キャスタークラスの中では珍しい対魔力持ちです

固有の第3アペンドスキルは、対キャスター攻撃適正。

属性は、サーヴァント、人属性、中立属性、善属性、人型、女性、王、ヒト科のサーヴァント。

宝具

三つの謎かけ(スリー・エニグマズ)
アーツ属性 単体攻撃宝具
敵単体に超強力な攻撃

&敵単体の防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&敵単体の攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&敵単体のHP回復量をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

防御力ダウン・攻撃力ダウンはそれぞれオーバーチャージ依存で、10~30%。倍率は低いですが、宝具回転率の高さから重ねがけを狙えます

HP回復量ダウンもオーバーチャージ依存で、30~70%。敵が使うHP回復スキルに脅威を感じる場面は少なく、刺さるとしたらギミックで毎ターン数万回復など限定的で、活かせる場が限られます。

宝具ダメージは星4キャスター相応といったところで、攻撃有利(1.5倍)の星4バーサーカーに劣る場合が多いです

単体5hitするため、単独でも15%前後のNPリチャージが見込めます。目安としては、宝具AAEXで60%前後、アーツクリティカルが出せれば92%前後です。

スキル

スキル1『強化後』効果
女王の霊香(A)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

+自身のNPを増加

攻撃力アップは最大20%。高ランクのカリスマ系スキルと同じ倍率です。

NP増加は最大30%。第2アペンドスキルレベルマックス+初期NP50%付与礼装で、1ポチで宝具が撃てます。

NPチャージスキルとしては、チャージタイム最短5ターンと短めです。

スキル2効果
精霊の目(A)

CT7-5

自身のクリティカル威力アップ(1ターン)

&無敵貫通状態付与(1ターン)

クリティカル威力アップは最大100%。持続1ターンと短いですが、トップクラスの倍率です。バスターカードが2枚あるため、バスタークリティカルを出せれば、キャスタークラス全体から見ても高い瞬間火力が出ます

ただし、スター集中度アップがなく、スター生産力もスキルのスター獲得(10個)と少ないため単独ではクリティカルを狙えません

無敵貫通(1ターン)は、回避・無敵対策に有効です

クリティカルを狙える編成なら、バスターカードがある時に使えますが、そうでないなら宝具発動時まで温存しましょう。

スキル3効果
魔神の叡智(A)

CT8-6

味方全体のアーツカード性能をアップ(3ターン)

&バスターカード性能をアップ(3ターン)

&スターを獲得(10個)

アーツ&バスターカード性能アップは最大20%。3ターン持続としては標準的な倍率ですが、スキル1とは乗算関係のため、数値以上にダメージは伸びます

スター獲得は10個固定。自分でクリティカルを狙うには数が少なく、スター集中度も低いため、味方に流れるか散らばります

運用方法

周回

NP30チャージを持ち、イベントでよく配布される初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスで宝具が撃てます。

攻撃力アップ、バスター&アーツカード性能アップによる火力支援が可能で、要求火力に届くなら、変則周回の単体WAVE要因として理想的な動きができます。

ただし、未強化+非特攻宝具のため、要求火力に届くかは敵のHPと味方の火力支援次第です

クリティカル殴り編成では、高倍率のクリティカル威力アップを持ち、火力支援とスター供給ができます。『スター飽和orスター集中度アップの支援』がないとクリティカルは狙えませんが、スターを吸わずに味方へ回せます。

高難易度

回転率が高い宝具で敵を弱体化しつつ、クリティカルダメージも狙えるアタッカーです。

アサシンなど、攻撃有利を取れるクエストに適正があります。

カード性能が高く、どのカードでもNP回収を狙えます。NPチャージスキルもあるため宝具回転率が高く、アーツ属性の宝具でアーツチェインが途切れないのも利点です。

持続1ターンの無敵貫通である程度はギミックに対応できます

低めの火力と耐久性能はアーツサポーターで補えるため、アーツパーティが適正です

しかし、宝具連射には追撃が必要で、クリティカルを単独では狙えません。

宝具のみでNPを100%リチャージできず、火力支援があったとしても素は未強化・非特攻宝具のため、短期決戦は厳しいです

また『クリティカルでもダメージを稼げる』のが長所にも関わらず、クリティカルが狙いづらいスキル構成で、基本的に長所が潰れています。長所を活かすには『シバの女王にスターを集めるorスターを飽和させる』必要があり、編成難易度が高いです。

編成は、火力・NP・耐久支援ができるアーツサポーター『キャストリア、玉藻の前、レディ・アヴァロン』と組みたいです。

全体的にhit数が多いスキル構成のため、スター発生率アップを持つ『ギルガメッシュ(術)』も候補に入ります。

低レアサーヴァントなら、スター供給支援ができる『アマデウス、アンデルセン、徐福』がおすすめです。

火力支援要因として編成する場合は、バスター・アーツ宝具どちらのサーヴァントとも組めます。NPチャージスキルを持ち、少ない攻撃でNP回収できるため、メインアタッカーの邪魔になりにくいです。

概念礼装は、宝具ダメージを伸ばす『宝具威力アップ』。クリティカルを安定させる『スター集中度アップ、毎ターンスター獲得』。宝具回転率を伸ばす『NP獲得量アップ』が候補に入ります。

敵として出てきた場合

複数の火力支援スキル、無敵貫通を持っているのが厄介です。

運が悪いとクリティカル事故が起こり、『無敵貫通→宝具』など嫌な動きをしてきます。

対魔力持ちでデバフも効きづらく、強化無効を用意するか、やられる前にやりましょう。

まとめ

・火力支援スキルが中心のため、自己強化スキルとしてはバフの倍率が低く、宝具ダメージが伸びません。

・最大100%のクリティカル威力アップを持っていますが、活かすには専用の編成が必要です

・『スター集中度が低く、ATKにプラス補正が入らない』キャスタークラスと、『クリティカルと宝具でダメージを稼ぐ』スキル構成がまったく噛み合っておらず、ゲームシステムに潰されているのが厳しいです。

FGOにおけるシバの女王

『旧約聖書(列王記)』『新約聖書』などに登場する、誰もが一度は名前を耳にしている伝説の女王。

エルサレムの南方にある「シバ王国」を統治したとされる謎多き女王ですが、女王と王国の実在を示す確かな証拠は一切発見されていません。

ある時、女王は、名高き賢者ソロモンの知恵を授かろうと、大量の献上品をたずさえてエルサレムを訪れました。ソロモンを試す三つの謎掛けはことごとく看破され、エルサレムの繁栄ぶりに女王は感服します。女王とソロモン王は互いに贈り物を交わし、そして再び帰路につきました。

蜃気楼のような不確かな存在でありながら、シバの女王はソロモン王の威厳ある姿にもひけをとらぬ「絶世の美女であった」と多くの伝承に残されています。

美女には違いないが、『とにかく商売繁盛』と、どこか残念な雰囲気が漂っています。全てにがめつく無意味な浪費は許さず、金銀財宝コネ儲け話、それらこそ彼女の身心を巡る血と息吹です。

ただし、彼女の見せるポーズが遙か未来を見据えた演技、まやかしである可能性も心に留めておくべきでしょう。

「人間離れした身様の持ち主であった」という伝説も各地に残っており、『毛深い脚とロバの蹄を持っていた』『足にガチョウのような水かきがあった』『霊鬼の女と人間の男との間に産まれた』など、あたかも光を屈折させるレンズのごとく、多彩な姿を見せる変幻自在の力が備わっていたとも思われる。

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