『ロムルス=クィリヌス』FGOネタバレ性能解説

基本情報

強い点

最大300%まで上昇する『誰でも』特攻攻撃だけでなく、攻防ともに隙のないスキル構成を持つランサーです。

スキル1発動時とクリティカル・宝具攻撃後に『ローマ』属性を最大10個まで付与することで、宝具ダメージが3倍まで伸びます。全ての条件が揃った時の宝具ダメージは全サーヴァント中トップクラスです。

特攻だけでなく、攻撃力アップ、クリティカル威力アップ、バスターカード性能アップといった火力バフを持ち、スター獲得とスター集中度アップによるクリティカル誘発スキルも持っています。

この内、攻撃力アップ、クリティカル威力アップは味方全体に作用するので火力支援も可能です。宝具で味方全体にローマ属性を付与した後は、追加で『ローマ』属性限定のクリティカル威力アップが付与されます。

無敵(2回・3ターン)で生存力があり、NP最大30%チャージといった有用なスキルも持っています。

弱い点

ローマ属性の付与がスキル1で1個、クリティカル・宝具攻撃後にそれぞれ1個なので、初速が出ません。周回では宝具前にクリティカルを挟む必要があり、また敵が複数の場合は、狙った敵以外に『ローマ』属性を追加で付与できません

この『ローマ』属性は弱体扱いなので、弱体無効・弱体解除に弱いです。デバフ扱いなのでターンを跨げないとい欠点もあります。

1ターンに複数回『ローマ』属性を付与するには、クリティカル攻撃が必要になります。しかし、スター獲得が10個固定、スター集中度アップが持続1ターン、クイックカード1枚構成なので、継続的にクリティカルが出せません

引くべきか

キャラクターが好きな人は、引いて損はない性能です。

『ローマ』特攻は10個まで付与せずとも、実用的な範囲である5個前後で特攻宝具としては高めのダメージが出ます。

スターさえ概念礼装や味方のスキルで用意できれば、クリティカルでダメージを稼ぎつつ、『ローマ』属性の複数回付与で宝具ダメージの強化ができます。

初速は遅いながらも宝具とクリティカルによるダメージが高めで、スキルのチャージタイムも総じて短く、高難易度では火力が高い状態を維持しやすいです

しかし、周回で起用する場合は『ローマ』属性を複数回数付与できない問題があります。ロムルス=クィリヌス×2でお互いに『ローマ』属性限定バフを付与し合いながらクリティカル殴りで突破する編成もありますが、編成難易度が高いです

周回では扱いづらさが目立ち、優秀なサーヴァントですが、起用できるクエストが限られます

高難易度向けのランサーを既に育成しているマスターは、スルーして構いません。

高難易度向けのランサーが欲しいマスターは、引く価値があります。

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ステータス

クラスはランサー

カード構成は、バスター2枚、アーツ2枚、クイック1枚

アーツのNP回収力はランサーの中だと良好で、クイックとEXアタックによるスター生産力もそこそこあります。

ステータスはレベル90時に、HP13632、ATK12273。

ATK偏重型で、星5ランサーの中ではATKがトップクラスに高く、HPは最底辺です

クラススキル 効果
対魔力(A) 自身の弱体耐性をアップ(約20%)
単独行動(B+) 自身のクリティカル威力をアップ(約9%)
主神の神核(B+) 自身に与ダメージプラス状態を付与(+235)

自身のバスターカード性能をアップ(約9%)

対魔力はランクが高く、それなりの頻度でデバフを弾きます。

単独行動を所持しており、クリティカルダメージにプラス補正が入ります。

主神の神核により、バスター属性のダメージにプラス補正が入ります。

固有の第3アペンドスキルは対ルーラー攻撃適正。

属性はサーヴァント、天属性、混沌属性、人型、性別不明、神性、ローマ。

性別不明のため、男性・女性が対象のスキル・宝具を受けつけません。

黒髭の『紳士的な愛(追加効果)』も対象外です。

宝具

我らの腕はすべてを拓き、宙(へペル・アスペラ・アド・アストラ)
バスター属性 全体攻撃宝具
敵全体に強力な『ローマ』特攻攻撃<対象の『ローマ』特性が多いほど威力アップ(最大10個)>

&敵全体に『ローマ』特性を付与(5ターン)

+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&味方全体に『ローマ』特性を付与(5ターン)

『ローマ』特攻攻撃は『ローマ』属性の敵に対してダメージが100%上昇し、敵に付与されている『ローマ』属性の数×20%が追加され、最大300%までダメージが上昇します。

※300%は対象範囲が狭い代わりに特攻倍率が高い『不夜城のキャスター』の王特攻(オーバーチャージ5)と同じ倍率です。

『ローマ』属性はスキルで1つ、クリティカル・宝具ダメージ後に1つずつ付与できるため自分で条件を満たせます

・ダメージの目安

『ローマ』属性1個(約120%)……一般的な全体特攻宝具よりやや下

『ローマ』属性3個(約160%)……一般的な全体特攻宝具よりやや上

『ローマ』属性5個(約200%)……一般的な全体特攻宝具のオーバーチャージ5段階目並

『ローマ』属性10個(約300%)……一般的な単体特攻宝具並

ロムルス=クィリヌス×2など、特殊な編成を用いない場合は、3~5個の付与が現実的なレベルです

敵全体に『ローマ』特性を付与(5ターン)は持続が長いので、次の宝具に間に合います。ただ宝具ダメージ後に付与するので、活かせるのは次の宝具からです。弱体扱いなので、弱体無効・弱体解除で弾かれます

攻撃力アップはオーバーチャージ依存で、10~30%。倍率は低いですが、味方全体の火力を引き上げます。

味方全体に『ローマ』特性を付与(5ターン)は、強化扱いのため強化解除・強化無効で弾かれます

アーツ2枚構成で、NP30%チャージもありますが、宝具連射にはアーツチェイン、アーツクリティカルが必要です。

スキル

スキル1 効果
クィリヌスの玉座(EX)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

&クリティカル威力アップ(3ターン)

+『ローマ』特性の味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)

+敵全体に『ローマ』特性を付与(5ターン)

攻撃力アップは最大20%。高ランクのカリスマ系スキルと同じ倍率です。

クリティカル威力アップは最大20%。『ローマ』属性限定のクリティカル威力アップは最大30%。2つを合わせることで、3ターン持続としては高めの倍率です

自分は『ローマ』属性のため無条件で追加効果を受けられます。しかし、味方は元から『ローマ』属性か、宝具で『ローマ』属性を付与する必要があります。

敵全体に『ローマ』属性を付与は、宝具ダメージの上昇に繋がります。このスキルのみ付与率がマスター礼装並に高く、弱体耐性をほぼ貫通できます。ただ弱体無効・弱体解除には弱いです。チャージタイム最短5ターンで持続5ターンのため、解除されない限りは常に敵を『ローマ』属性にできます

使用タイミングは『「ローマ」属性付与で宝具ダメージ強化』or『味方全体クリティカル威力アップによる火力支援』の2択です。パーティ編成によって使用タイミングを切り替えましょう。

スキル2 効果
神格転成(B)

CT8-6

自身に無敵状態を付与(2回・3ターン)

&NPを増やす

+スターを獲得

無敵は回数制で3ターン持続するため、どのタイミングで使っても無駄になりにくいです。

NP増加は最大30%。第2アペンドスキルをレベルマックスにして、初期NP50%付与礼装を装備すれば1ポチで宝具が撃てます。

スター獲得は10個固定。スキル3にスター集中度アップはありますが、数が少ないので、確実にクリティカルを狙うならスター供給などの支援が必要です

耐久力、宝具回転率、クリティカル誘発と役割が多く、使用タイミングに悩みます。無敵の持続が長く、スターも個数が少ないと見切りをつけるなど、その時に必要な効果以外はオマケと考えましょう。

スキル3 効果
射殺す百頭・羅馬式(A)

CT7-5

自身のバスターカード性能アップ(3ターン)

&スター集中度アップ(1ターン)

&「クリティカル攻撃時に敵単体に『ローマ』特性を付与(5ターン)する状態」を付与(3ターン)

バスターカード性能アップは最大30%。メインカードを強化してくれます。

スター集中度アップはクリティカル誘発だけでなく、ローマ属性の付与にも関わります。

「クリティカル攻撃時に敵単体に『ローマ』特性を付与(5ターン)する状態」を付与は、言い換えれば3ターンの間、クリティカルで『宝具耐性ダウン(5ターン)』を付与するスキルです。

ただスター集中度アップが持続1ターンと短く、ランサーはクラス補正でスター集中度がやや低いため、付与できる状況を単独では維持できません

概念礼装や味方スキルでスターを飽和させられるなら使用タイミングは問いませんが、スターの数が限られる時は、自分のカード枚数が多い状況で使いたいです

運用方法

周回

NP30%チャージがあるため、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスか20%のNP支援で宝具が撃てます。

『誰でも特攻』宝具の持ち主ですが、周回では付与できる数が限られるため、ダメージが安定しません。また高いダメージを出すにはクリティカルが必要なため、一手間かかるうえにカード運が絡みます

また『ローマ』属性はデバフなので、ターンを跨げないという欠点もあります(特攻抜きでも高ATK、攻撃力アップ、バスターカード性能アップで未強化の非特攻宝具相応のダメージは出ます)

スキル1でしか『ローマ』属性を付与できない状況でも、一般的な特攻宝具よりやや下のダメージが出るので、スキル1と宝具ダメージ後の火力支援(味方全体攻撃力アップ×2)目的で敵のHPが低い第1WAVE担当にする編成もあります。

変則周回のクリティカル殴り編成では、『ローマ』属性の味方と組むことで、強力なクリティカル支援が可能です。スター集中度アップ1ターンも、担当WAVE以外の邪魔をしない利点になります。

ただし、最適な相方が『サポートから借りたロムルス=クィリヌス』と自前で用意できず、スター供給手段も必要なため編成難易度が高いです。

高難易度

倍率が高い特攻宝具だけでなく、攻防ともに隙がないスキル構成の特攻アタッカーです。

アーチャーなど、攻撃有利を取れるクエストに適正があります。

火力バフが全てチャージタイム最短5ターンで持続3ターンと回転率が良く、敵に付与した『ローマ』属性も5ターン続くため、火力が落ちにくいのが利点です。

特攻宝具も最大倍率を目指すのは浪漫ですが、実用的な『ローマ』属性付与数(3~5個)でも並の特攻宝具以上のダメージが出ます

無敵(2回)で生存力もあります

 

欠点は、宝具回転率とクリティカル誘発を自分で維持できないことです。

NP効率はそこそこ良い部類なので、宝具発動にはNP支援かアーツクリティカルが必要です。また火力バフもクリティカル威力アップがメインで、宝具ダメージもクリティカルで伸びます。

しかし、スター生産率が低く、スター集中度もクラス補正で低いです。それを補うスキルのスター獲得は10個、スター集中度アップが持続1ターンと短く、運用にはスター供給による支援が必要です

デバフ特攻なので、弱体解除・弱体無効のギミックが天敵です。また必中・無敵貫通といったスキルがないので、火力でゴリ押せないクエストは対処できません。

『ローマ』属性の数だけ宝具ダメージが伸びる性質上、初速を出すにはカード運が絡みます

 

編成は、NP支援・スター供給ができる『光のコヤンスカヤ(短期戦)、マーリン(長期戦)』などと組みたいです。

スター供給要因として、火力支援ができる『卑弥呼』、同じローマ属性で耐久支援ができる『コンスタンティノス』も候補に入ります。

『ロムルス=クィリヌス×2』も火力バフのかけ合いや、『ローマ』属性を二重に付与できるので選択肢に入ります。

水着BB』のカード固定で、クリティカルによる『ローマ』属性付与を連打する戦法も悪くないです。

アーツ2枚構成のため、『キャストリア』も相性が良いです。

低レアサーヴァントなら、『アンデルセン』のようなスター供給ができるサーヴァントと組みたいです。味方全体にローマ特攻を付与できる『ブーディカ』は、ライダークラスなのでスター集中度が高く、またスター供給ができないので編成難易度が高くなります。

概念礼装は、所持していない宝具威力アップ系、クリティカルを安定させるスター集中度アップか毎ターンスター獲得系がおすすめです。周回なら初期NP付与礼装+αが候補に入ります。

敵として出てきた場合

チャージゲージ増加スキルを持ち、回数制の無敵による時間稼ぎが厄介です。

クリティカル事故も怖いため、強化解除・弱体解除・弱体無効のいずれかを用意しましょう。

まとめ

自分ではクリティカルの維持ができない点を支えてやれば、『ローマ』属性付与の手間や初速が出ないこと以外は、隙のないサーヴァントです。

・ただランサークラスの競合と比較した時に、明確な強みが『長期戦で安定したダメージを出せる』部分と代用はできるため、個性が埋もれがちです。

FGOにおけるロムルス=クィリヌス

建国王ロムルスの若き日の姿にして、天へと至ってローマ最高神三柱の一柱クィリヌスとして祀られた概念が形をとった姿。

最高存在として概念化したロムルスは、最早生物としての特徴や地上の役職などには当てはまりません。

軍神マルスの子であり、死後にローマ神話大系の最高神クィリヌスとなったロムルスは、この霊基に於いては例外的に神核を有しています。

スキル『射殺す百頭・羅馬式』は、流派ヘラクレス・ローマ分派と言えるものです。彼の壮絶な戦いのすべてを見守っていた軍神マルス(アレス)によって伝えられ戦闘情報か、「ヘラクレスを父とする」というロムルスにまつわる伝承が昇華されたもの。

宝具はダウンサイジングされてはいるが国造りの権能の一側面、或いは応用、という可能性がある、とホームズおよびダ・ヴィンチは予想を口にしています。

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