『キングプロテア（期間限定）』ＦＧＯおすすめ性能解説
目次
基本情報
| 巨影、生命の海より出ずる |
| バスター属性 全体攻撃宝具 |
| 自身のバスターカード性能をアップ(１ターン)<オーバーチャージで効果アップ> ＆『増殖』状態の時、自身のバスターカード性能をアップ（１ターン) ＋敵全体に強力な攻撃 |
| スキル１『強化２回後』 | 効果 |
| ヒュージスケール（B） CT８－６ | 自身に『無限増殖』¹状態を付与（１０ターン） &強化解除耐性アップ(１回・１０ターン・スキル２『増殖状態解除』は防げない） ＆NP増加 ¹……無限増殖状態は、毎ターン『増殖(自身の最大HPアップ)』状態を付与 ＆毎ターン『宝具攻撃耐性アップ・増殖』を付与 各最大１０個 |
| スキル２ | 効果 |
| 幼児退行（C） CT７－５ | 自身のスキルチャージを１進める ＆『増殖』状態の数だけNPを増やす ＆『無限増殖』状態と『増殖』状態を解除【デメリット】 |
| スキル３『強化後』 | 効果 |
| 大河の巨獣（B） CT７－５ | 自身の攻撃力をアップ(３ターン) ＆「自身の『増殖』が多いほど宝具威力がアップする状態」を付与(３ターン) |
強い点
１０ターン持続する『無限増殖』で、HPが毎ターン最大４０００ずつ増加します（最大１０個付与のため、HPが最大４万増える）。同時に宝具攻撃耐性が付与されるため、敵から受ける宝具ダメージを最大８割カットします。
上記２つの効果『最大HPアップ』『宝具攻撃耐性』は永続で、スキル２『無限増殖状態と増殖状態を解除』か強化解除以外では解除されません。後者については、１０ターン持続の強化解除耐性（１回）で予防できます。
NP最大３０％チャージを持ち、『初期NP50％付与礼装＋第２アペンドスキルレベルマックス＋光のコヤンスカヤ×２＋オベロン』で宝具3連射が可能です。また『増殖』状態の数に応じてNP増加を持っています（最大２００％）。
最大４０％の攻撃力アップ（３ターン）、高ランクのクラススキル『陣地作成、狂化、単独行動』で素殴りダメージが高く、宝具は『ダメージ前にバスターカード性能アップ、「増殖」状態時にバスターカード性能アップ、「増殖」状態の数×最大１０％の宝具威力アップ』で強化されています。
弱い点
毎ターンHP増加で打たれ強いが、回避・無敵などがないため、敵から受けるダメージを０にできません。そのためターン経過で最大HPや宝具攻撃耐性が増えるまでは、宝具1発で退場する可能性が高く、通常攻撃やクリティカルでHPを一気に削ってくる敵が苦手です。
またターン経過でHPは大きく増えるものの、アルターエゴは基本等倍でダメージを受けるため、『HP上昇速度＜敵から受けるダメージ』となりやすいです。
攻撃面は、『増殖』状態がトリガーとなるため、初速が出ません。クリティカル関連スキルも皆無で、素殴りダメージは高めだが、クリティカル１発で宝具並のダメージを出すのは厳しいです。
最大２００％のNPチャージスキルを持つが、NPチャージすると『増殖』状態が消えるため、火力と耐久力が落ちます。
引くべきか
キャラクターが好きな人は、引いたら使い道があります。
キャラクターの設定をうまくゲームに落とし込んでいるが、固有の効果が多く、運用難易度が高いです。また、その辺りをうまく使いこなしたとしても、FGOというゲームに合っているとは言えません。
周回では、宝具３連射システムを組めるものの、『基本攻撃有利１．５倍、未強化、非特攻宝具』と苦しい要素が多いです。『イベント時によく配られる初期NP５０％付与礼装＋第２アペンドスキルレベルマックス』で宝具を撃てるが、『火力支援スキルがない』『１ターン目は「増殖」状態を付与できない』など、周回アタッカーに求める要素が欠けています（悪くはないが、良くもない。もう１声が欲しい、具体的には宝具強化）
高難易度では、刺さるクエストだと最適解だが、刺さらないクエストではまったく活躍できない極端なタイプです。尻上がりに火力と耐久力が上がるため、短期決戦は不向きで、長期戦も敵の攻撃が激しいと耐えられません。キングプロテアが刺さるクエストは、長期戦を強いられるが敵の攻撃は痛くないクエストです²。
²……具体的に言うと、敵が複数のブレイクゲージを持ち、強制的にターンがかかるタイプのクエスト（メインストーリーのボス戦に多い）。そういうクエストは敵の攻撃が激しくないため、『HP増加量＞敵から受けるダメージ』となりやすく、優れた耐久力を発揮します。
またターン経過が特殊な聖杯戦線も独壇場に近いです。
総じて、周回では、使おうと思えば使える性能。高難易度では、一部のクエストで最適解になれるサーヴァント。
特殊なサーヴァントで遊びたいマスターは、引く価値があります。
それ以外のマスターは、スルーして構いません。
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ステータス
クラスはアルターエゴ。
カード構成は、バスター２枚、アーツ２枚、クイック１枚。
カード性能は、アーツとEXアタックが優秀だが、クイックが微妙。
ステータスはレベル９０時に、HP１３３３８、ATK１２８３５。
ATKは全サーヴァント中トップクラスで、HPも星５アルターエゴの中ではやや低めと恵まれています。
| クラススキル | 効果 |
| 狂化（A+） | 自身のバスターカードの性能をアップ（約１１％） |
| 単独行動（B） | 自身のクリティカル威力をアップ（約８％） |
| 陣地作成（EX） | 自身のアーツカードの性能をアップ（約１２％） |
| 女神の神核（A） | 自身に与ダメージプラス状態を付与（＋２５０） 自身の弱体耐性をアップ（約２５％） |
| ハイ・サーヴァント（EX） | 効果なし |
狂化はランクが高く、バスターカードのダメージに大きなプラス補正が入ります。
単独行動持ちで、クリティカルダメージにプラス補正が入るが、クリティカルを狙いづらいです。
陣地作成もランクが高く、アーツカードのダメージとNP回収力に大きなプラス補正が入ります。
女神の神核も高ランクで、それなりの頻度でデバフを弾きます。ただ『神性』と同種のため、敵の特効効果に引っかかりやすいです。
ハイ・サーヴァントは効果なしのフレーバーテキスト。
固有の第３アペンドスキルは、対ルーラー攻撃適正。初期NP５０％付与礼装で宝具を撃ちたいので、第２アペンドスキルの優先度が高いです。早いタイミングでスキル３の重ねがけを狙うなら、第５アペンドスキルも視野に入ります。
属性は、サーヴァント、地属性、秩序属性、善属性、人型、女性、神性、超巨大、巨人、機械、霊衣を持つ者、ケモノ科のサーヴァント。
属性過多なので、敵の特攻効果には注意しましょう。
宝具
| 巨影、生命の海より出ずる |
| バスター属性 全体攻撃宝具 |
| 自身のバスターカード性能をアップ(１ターン)<オーバーチャージで効果アップ> ＆『増殖』状態の時、自身のバスターカード性能をアップ（１ターン) ＋敵全体に強力な攻撃 |
バスターカード性能アップはオーバーチャージ依存で、２０～６０％。オーバーチャージ１から倍率が高く、オーバーチャージ段階強化の上り幅も１０％刻みと優秀です。
『増殖』状態時のバスターカード性能アップは２０％固定。『増殖』状態が付与されているなら、最低でも４０％の火力バフが入ります。
～宝具ダメージの目安（攻撃有利１．５倍）～
『増殖』状態なし（周回の第１WAVE想定）……約３万９千～６万５千。攻撃有利２倍の星４サーヴァントと同程度。
『増殖』状態が１個（周回の第２WAVE想定）……約５万～約８万３千。攻撃有利２倍の星５サーヴァント、未強化宝具以上、強化済み宝具以下。
『増殖』状態が２個（周回の第３WAVE想定）……約５万４千～約９万１千。攻撃有利２倍の星５サーヴァント（強化済み・非特攻）と同程度。
『増殖』状態が１０個（フルスペックを発揮できた状態）……約９万１～１５万１千。星５アルターエゴの中では、頭１つ抜けたダメージ（攻撃有利２倍の単体攻撃宝具並）。攻撃有利２倍の場合は、約１２万１～２０万２千（攻撃有利２倍の単体攻撃宝具の中で、トップクラスのダメージ）。
スキル
| スキル１『強化２回後』 | 効果 |
| ヒュージスケール（B） CT８－６ | 自身に『無限増殖』³状態を付与（１０ターン） &強化解除耐性アップ(１回・１０ターン・スキル２『増殖状態解除』は防げない） ＆NP増加 ³……無限増殖状態は、毎ターン『増殖(自身の最大HPアップ)』状態を付与 ＆毎ターン『宝具攻撃耐性アップ・増殖』を付与 各最大１０個 |
『無限増殖』状態を付与は、１０ターンの間、『増殖(自身の最大HPアップ)』と『宝具攻撃耐性アップ・増殖』を付与するスキルです。『無限増殖』状態は重ねがけできず、強化解除の対象です。
『増殖(自身の最大HPアップ)』は最大４０００。最大１０個付与できるため、HPが＋４万増えます。効果は永続だが、強化解除の対象です。
『宝具攻撃耐性アップ・増殖』は８％固定。こちらも最大１０個付与できるため、宝具ダメージを８割カットします。そこまでいくとHPも増えているため、単体攻撃宝具すら単独で受け止めます。効果は永続だが、強化解除・防御強化解除の対象です。
強化解除耐性アップ(１回）は最大１００％。持続１０ターンと長く、強化解除で長所がすべて潰れるキングプロテアにとっては、命綱となる効果です。
NP増加は最大３０％。初期NP５０％付与礼装＋第２アペンドスキルレベルマックスなら、１ポチで宝具が撃てます。
| スキル２ | 効果 |
| 幼児退行（C） CT７－５ | 自身のスキルチャージを１進める ＆『増殖』状態の数だけNPを増やす ＆『無限増殖』状態と『増殖』状態を解除【デメリット】 |
スキルチャージ１短縮は、使用直後の幼児退行も対象です。
『増殖』状態の数だけNP増加は最大２０％。『増殖』状態１つにつき最大２０％のため、最大２００％のNPチャージが可能です。
『無限増殖』状態と『増殖』状態を解除はデメリット効果だが、『「増殖」状態が１０個付与される→それ以上はHPが増えない→スキル２でリセット（HPが戻る）→「増殖」状態付与でHPが増え始める』ため、使い方次第では疑似的なHP回復が永続します。
| スキル３『強化後』 | 効果 |
| 大河の巨獣（B） CT７－５ | 自身の攻撃力をアップ(３ターン) ＆「自身の『増殖』が多いほど宝具威力がアップする状態」を付与(３ターン) |
攻撃力アップは最大４０％。持続３ターンの攻撃力アップとしては、高ランクの皇帝特権に並ぶトップクラスの倍率です。
『増殖』状態が多いほど宝具威力アップは最大１０％。１個につき１０％で、１０個なら１００％（宝具ダメージ約２倍）。
運用方法
周回
NP３０％チャージ持ちで、イベント時によく配布される初期NP５０％付与礼装+第２アペンドスキル解放で宝具を撃てます。『初期NP50％付与礼装＋第２アペンドスキルレベルマックス＋光のコヤンスカヤ×２＋オベロン』で宝具3連射も可能です。
『光のコヤンスカヤ、オベロン』が付与できない攻撃力アップ（しかも高倍率）と『オベロン』で倍化できる宝具威力アップを持つため、宝具ダメージは高い部類だが、『基本攻撃有利１．５倍、未強化、非特攻宝具』というマイナス要素もあるためプラスマイナスゼロ。
また火力支援スキルがないため、宝具を１騎ずつ撃つ編成だと、他WAVEは味方に丸投げです。
クリティカル殴り周回では、クリティカル関連スキルを持たないため、対応できません。
※余談
『光のコヤンスカヤ×２、オベロン、黒聖杯（レベル１００）、フォウくん+１０００、マスター礼装「決戦制服（レベル１０）」、増殖状態２個』なら、攻撃有利１．５倍の相手に、宝具レベル３から１００万ダメージを狙えます。
高難易度
ほぼ永続する疑似的なHP回復で、優れた耐久力を発揮する宝具アタッカー。
フォーリナーなど、攻防有利を取れるクエストが適正です。
宝具は『増殖』状態なら、最低でも４０％のバスターカード性能アップが付与されるため、どのタイミングで撃ってもダメージが出ます。
毎ターン付与される最大HPアップで打たれ強く⁴、長期戦になるほど宝具攻撃耐性アップも重ねがけされるため、宝具攻撃に強いです。
⁴……１ターンの間に、敵から受けるダメージが４０００以下（防御有利だと８０００相当）なら、ほぼ不死身。攻防有利のフォーリナー戦では、宝具・チャージ攻撃の受け方やスキル２の扱い方を間違わなければ、まず退場しない。
難点は、固有スキルの多さ。
適当にスキルをポチポチすると、スキル１・２の効果がほぼ不発で終わるため、各スキルの使用タイミングが難しいです。
一番わかりやすいのは、スキル２を封印する形だが、『NPチャージスキルが減る』『疑似的なHP回復は１０ターンで打ち止め』な点に注意しましょう。味方からの耐久支援で危険な攻撃を防げるなら、スキル２のリセット効果で、宝具回転率の上昇＋疑似的なＨＰ回復が永続します（ただ火力も落ちるため、１ターンの間に『スキル２→スキル１』を発動できるように調整したい）。
また必中・無敵貫通といった効果がないため、複雑なクエストは対処できません。
天敵は強化解除。火力と耐久力を一気に奪われるため、長所が潰れます。強化解除耐性で１回は防げるが、連打される場合は注意しましょう。強化解除（１個）なら、『増殖』状態が１つ減るだけなので、むしろ強気に立ち回れます。
編成では、短期決戦なら火力・NP・スター供給支援ができる『光のコヤンスカヤ、オベロン』。長期戦なら継続的なＨＰ回復・耐久・ＮＰ・スター供給支援ができる『マーリン』が候補に入ります。
基本的に自己完結しているため、火力・耐久・ＮＰ支援ができる『諸葛孔明、ライネス/司馬懿、キャストリア』も相性が良いです。
強力なスター供給・クリティカル威力アップの支援ができる『卑弥呼』も候補に入ります。
ＮＰ支援なしでの宝具連射に難があるため、NP支援ができるサポーターを随時投入できる『ミス・クレーン、水着クロヱ』もおすすめです。
低レアサーヴァントなら、ターゲット集中で時間稼ぎができる『マシュ、レオニダス、ゲオルギウス』。クリティカル関連を支援できる『アンデルセン』。強力なスター供給宝具を持つ『徐福』が候補に入ります。
概念礼装は自由が高く、高難易度ギミックに合わせた『必中、無敵貫通付与』。宝具ダメージを伸ばす『バスターカード性能アップ、宝具威力アップ』。長期戦を想定するなら『毎ターンスター獲得、毎ターンNP獲得、防御力アップ、ガッツ付与』などがおすすめです。
敵として出てきた場合
ちまちま攻撃すると倒せないので、一発で消し飛ばすか、高火力で殴り続けましょう。
必中・無敵貫通はないので、回避・無敵でしっかり攻撃を受けると戦いやすいです。
まとめ
・刺さる高難易度には刺さるサーヴァント。フォーリナークラスが登場する長期戦では、ほぼ不死身。
・周回や短期決戦もこなせるが、向いているとは言えないため、編成頻度が低いです。
ＦＧＯにおけるキングプロテア
渇愛のアルターエゴ。虚数空間の果てで封印されていた廃棄物。
サクラシリーズの中では最高の出力を持ち、無限に成長する巨人。
断定口調は少なく、なんであれ確認をとる言葉遣いだが、まれに命令口調。根底にある『女神として冷酷な』部分の発露と思われる。
非好戦的だが、戦いが『嫌い・怖い』といったワケではない。戦いになれば相手がどれほど弱い相手（低レベルな相手）だろうと容赦なく殲滅する。心になんの痛みも感じないまま。
幸か不幸か、プロテアは自分が残忍な破壊神である事に無自覚である。
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