『ヴラド三世/EXTRA(恒常)』FGOおすすめ性能解説

基本情報

串刺城塞カズィクル・ベイ
バスター属性 単体攻撃宝具
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)

&敵単体に超強力な『悪』特攻攻撃<オーバーチャージで効果アップ>

スキル1効果
信仰の加護(A+++)

CT7-5

自身の弱体耐性アップ(3ターン)

&HP回復

&防御力アップ(1ターン)

&攻撃力アップ(3ターン)

スキル2『強化後』効果
悪魔の軍略(A)

CT7-5

味方全体の宝具威力アップ(3ターン)

&バスターカード性能アップ(3ターン)

+自身に「被ダメージ時に敵単体の防御力ダウン(3ターン)する状態」を付与(5回・3ターン)

スキル3効果
無辜の怪物(A)

CT7-5

自身にスター獲得状態付与(3ターン)

&ターゲット集中状態付与(1ターン)

強い点

宝具は、ダメージ前に無敵貫通が付与される『悪』属性特攻攻撃で、高いダメージが通りやすいです

火力バフも『攻撃力アップ、バスターカード性能アップ、宝具威力アップ』と揃っており、未強化宝具ながら高いダメージが出ます。また『バスターカード性能アップ、宝具威力アップ』は味方全体が対象のため、強力な火力支援が可能です

ターゲット集中状態(1ターン)を持ち、壁役として動けます。それで引き受けるダメージやデバフは、最大100%の弱体耐性(クラススキルで+15%)、最大40%の防御力アップ&HP最大2500回復で軽減します。

また被ダメージ時に『敵単体の防御力ダウン』があるため、攻撃を受けるほど火力が上がります

弱い点

NPチャージスキルがないので、気軽に宝具を撃てません。その分、カード性能(クイック、EXアタック)が星5ランサー並に優秀だが、初速が出ません。

また毎ターンスター獲得状態はあるが、ランサーはクラス補正でスター集中度がやや低く、単独でクリティカルを狙えません。そのため、クリティカルで大幅なNP回収は、パーティ単位のサポートが必要です。

回避や無敵といった被ダメージを0にするスキルがないため、耐久支援なしで強力な宝具攻撃は耐えられません(防御有利で受ける全体攻撃宝具をギリギリ耐えるかどうか)。

引くべきか

キャラクターが好きな人で、NP支援できるサーヴァントが揃っているなら、引いたら使い道があります。

変則周回(アタッカー3騎が宝具を1回ずつ撃つ編成)では、『悪』属性特攻宝具でダメージを出しながら、最大40%の火力支援が可能です。

高難易度では、宝具ダメージ前の無敵貫通付与で特攻ダメージを通しながら、ターゲット集中状態や最大100%以上の弱体耐性アップで打たれ強く戦えます。

難点は、NPチャージスキルを持たないこと(1ターン目から宝具を撃つのが苦手)

変則周回では、宝具を撃つためのNP支援が必要です。味方全体にNP配布できるサーヴァントは増えているが、それらを所持していない場合は、運用難易度が上がります(高難易度も同様)。

総じて、NPチャージスキルがないことを除けば、周回・高難易度の両方で活躍できるサーヴァント。しかし、NPチャージスキルを持っていないのが、大きなマイナス要素です

NP支援できるサーヴァントが揃っているマスターは、引きましょう。

そうでないマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはランサー

カード構成は、バスター2枚、クイック2枚、アーツ1枚

カード性能は、全体的に優秀(NPチャージスキルがない代わりに、高めな模様)。とくにクイックとEXアタックの性能は、ランサークラスの中でも上位です。

ステータスはレベル80時に、HP13005、ATK8775。

星4ランサーの中では、HPが高く、ATKは低め。

クラススキル効果
対魔力(C)自身の弱体耐性を少しアップ(約15%)

対魔力は、そこそこデバフを弾きます。

固有の第3アペンドスキルは対アヴェンジャー攻撃適正。攻撃有利を取りづらいクラスで、アヴェンジャーに『悪』属性が多いこともあり、解放する意味はあります。しかし、NPチャージスキルを持たないので、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、人属性、秩序属性、善属性、人型、男性、王、ヒト科のサーヴァント。

宝具

串刺城塞カズィクル・ベイ
バスター属性 単体攻撃宝具
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)

&敵単体に超強力な『悪』特攻攻撃<オーバーチャージで効果アップ>

無敵貫通は1ターン持続するので、追撃にも影響します。付与なので、強化無効を受けていると付与されません。ただし、最大100%以上の弱体耐性アップがあるので、強化無効を弾きやすいです

『悪』特攻攻撃は、オーバーチャージ依存で約1.5倍から2倍。『悪』属性はサーヴァントに多く、一部の一般エネミー『ヤクザ、カリ、殺戮猟兵』も対象です。また『ニトクリス(オルタ)モリアーティ(裁)』が付与できます。

宝具ダメージは、約11万宝具レベル118万3千宝具レベル5(非特攻対象が相手だと、約7万3千~12万2千)。低めのATKながら火力バフが揃っており、特攻対象が相手なら、同じ宝具レベルの星5ランサー(強化済み・非特攻宝具)並のダメージです。

※被ダメージ時に防御力ダウン付与が発動すれば、さらに伸びる(1個付与につき1割増し)。

スキル

スキル1効果
信仰の加護(A+++)

CT7-5

自身の弱体耐性アップ(3ターン)

&HP回復

&防御力アップ(1ターン)

&攻撃力アップ(3ターン)

弱体耐性アップは最大100%。クラススキルで+15%されるため、高ランクの『道具作成弱体付与成功率アップ』持ちが相手でも、ほぼ弱体無効として機能します(弱体耐性ダウンの付与やギミックによる確定付与を除く)。

HP回復は最大2500。防御力アップは最大40%。防御力アップで被ダメージを約4割軽減しながら、HP回復で立て直す効果です。

攻撃力アップは最大20%。自己強化スキルとしては、やや低めの倍率です。

難点は、1ターン目から使いたい攻撃力アップと、HP回復が同時に発動すること。1ターン目(HPMAX)の状態で使うと、HP回復が無駄になります。

スキル2『強化後』効果
悪魔の軍略(A)

CT7-5

味方全体の宝具威力アップ(3ターン)

&バスターカード性能アップ(3ターン)

+自身に「被ダメージ時に敵単体の防御力ダウン(3ターン)する状態」を付与(5回・3ターン)

味方全体の宝具威力アップ&バスターカード性能アップは、それぞれ最大20%。2つは乗算関係で、味方全体のバスター属性宝具のダメージを数値以上に伸びます。

被ダメージ時に敵単体の防御力ダウンは10%固定。敵の行動に左右されるが、スキル3『ターゲット集中状態付与』で誘発できます。

チャージタイム最短5ターンで持続3ターン、付与する味方を選ばない火力支援スキルとしては、トップクラスの性能です(大抵は『女性』限定など、何かしらの条件が付く。星5サーヴァント『スペースエレシュキガル太公望』が類似スキルを持つが、チャージタイムが長い)。

スキル3効果
無辜の怪物(A)

CT7-5

自身にスター獲得状態付与(3ターン)

&ターゲット集中状態付与(1ターン)

スター獲得状態は最大10個。ランサーはクラス補正でスター集中度がやや低いため、他のスター獲得系スキルと合わせたり、スター集中度アップの支援がないと分散しやすいです。

ターゲット集中状態は、敵の攻撃やデバフを集めます。スキル1と併用すれば、防御力アップで受けるダメージを軽減しながら、弱体耐性アップでデバフの無効化。スキル2と併用すれば、被ダメージ時に防御力ダウン付与で、味方全体の火力支援に繋がります

難点は、回避や無敵を持たないため、基本的に宝具攻撃は耐えられないこと。敵のチャージゲージに注意するか、味方から耐久支援を受けましょう。

運用方法

周回

NPチャージスキルを持たず、初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスでも30%のNP支援が必要です

変則周回で宝具を1騎ずつ撃つ編成では、特攻宝具で大ダメージ、最大40%の火力支援と理想的な動きができます。

NP支援は必要だが、味方全体にNP30%配布できるサーヴァント『闇のコヤンスカヤタイプ:アース』のように、NP支援できるサーヴァントは増えています。これらのサーヴァントを所持しているなら、編成しやすいです。

クリティカル殴り周回では、ダメージが伸びないクイック2枚構成で、クリティカル威力アップを持っていません。そのため、火力面で足を引っ張りやすいです

高難易度

攻防のバランスが良い宝具アタッカー。

『悪』属性のアーチャーなど、『攻撃有利+特攻対象』が登場するクエストが適正です。

宝具は『悪』属性特攻攻撃で、どのタイミングで撃ってもダメージが出ます。また宝具ダメージ前には無敵貫通が付与されるので、ダメージが通りやすいです。

さらに、火力バフはチャージタイム最短5ターンで持続3ターンとスキルの切れ間が短いです。被ダメージに防御力ダウン付与で、スキルの切れ間に起こる火力低下も抑制します

耐久面は、最大40%の防御力アップとHP回復で打たれ強いです。ほぼ弱体無効として機能する弱体耐性アップで、デバフに対しても強く立ち回れます

ターゲット集中状態で、壁役として味方を護ることも可能です。

難点は、初動の遅さと低めのATK。

NPチャージスキルを持たないので、1ターン目から宝具発動や、NP支援で宝具連射のハードルが高いです。その代わりに、カード性能は高いので、積極的に『ヴラド三世/EXTRA』をカードを切りましょう(アーツ・クイッククリティカルや、初手アーツ補正のクイックなど)。

敵のhit数に左右されるが、ターゲット集中状態を活用して、NP回収するのも有効です。

アーツとクイックを強化するスキルが『攻撃力アップ』のみと乏しく、ATKがやや低い点にも注意が必要です。アーツとクイックはNP回収・スター生産用と割り切るか、被ダメージに防御力ダウン付与で底上げしましょう。バスターカードもクリティカル威力アップがないため、クリティカルダメージは大きく伸びません。

そもそも『ヴラド三世/EXTRA』単体でクリティカルを狙うのは、やや厳しいです。毎ターンスター獲得状態は最大10個で、それ以外はカード運に頼るため、味方や概念礼装のスター供給支援かスター集中度アップが必要です。

耐久面は、ダメージが低い通常攻撃やデバフに強い反面、強力な宝具を受けることはできません。回避や無敵の支援を受けるか、ターゲット集中の使用タイミングに注意しましょう(退場させたくないなら、封印するのもアリ)。またターゲット集中状態+防御力アップで打たれ強いが、確実にHPは減ります

編成は、短期決戦なら火力・NP・スター供給支援ができる『光のコヤンスカヤオベロン』がおすすめです。『光のコヤンスカヤ』は、デメリット『HP1000減少』をHP回復で帳消しにできます。2騎が苦手な耐久支援を自前で補いながら、即時スター獲得やスター集中度アップを受けられるため、相性が良いです。

長期戦なら継続的なHP回復・耐久・NP・スター供給支援ができる『マーリン』が候補に入ります。無敵付与の支援とターゲット集中状態の相性が良く、ランサーよりクラス補正のスター集中度が低いキャスタークラスで、継続的なHP回復・スター供給できる点が噛み合います。

火力・NP支援できるサポーターを随時投入できる『ミス・クレーン水着クロヱ』もおすすめです。

低レアサーヴァントなら、耐久支援ができる『マシュ』。クリティカル関連を支援できる『アンデルセン』。強力なスター供給宝具を持つ『徐福』が候補に入ります。

サブアタッカー適正は、『二種類の火力支援スキルで強化、スキルと通常攻撃でスター生産』『ターゲット集中状態で耐久支援』と、悪くないです。メインアタッカーは、バスター主軸で耐久面に不安が残るサーヴァントが候補に入ります(スター集中度アップ持ちのバーサーカーや、同じクラスなら耐久スキルを持たない『カルナブリュンヒルデ』など)。

概念礼装は、宝具を撃つための『初期NP付与礼装』。宝具ダメージ強化の『宝具威力アップ、バスターカード性能アップ』。クリティカル関連強化の『毎ターンスター獲得、クリティカル威力アップ』がおすすめです。

敵として出てきた場合

無敵貫通付与の宝具に、ターゲット集中状態が厄介です。

宝具を受ける手段が限られており、弱体耐性もあるため、デバフの妨害が安定しません。確実に効果を発揮するマスター礼装やチャージ減少で足止めしましょう。

ターゲット集中状態や防御力アップも厄介で、強化解除や防御力無視状態を用意すると戦いやすいです。

まとめ

・周回では火力支援要員、高難易度では特攻アタッカーとして優秀です。しかし、NPチャージスキルがない、その1点が評価を大きく下げています。

・NP支援できるサーヴァントが揃っているかどうかで、編成頻度が大きく変わります。

FGOにおけるヴラド三世/EXTRA

ルーマニア史に名高い英雄。ワラキア独立を堅持した、キリスト教世界の盾とまで言われた高潔な武人。

しかし、ドラキュラ、という名称の方が世に広まってしまった無辜の怪物。

トルコ軍からワラキアを守り抜くため、国土を荒廃させた貴族たちを粛正し、敵対するトルコ軍の兵士2万を串刺し刑にしたが、厳罰主義を貫いた為、貴族たちに背かれた。

その最期は、配下であるワラキア貴族たちによる暗殺。

狂戦士の如き容貌と言動だが、その瞳にはまだ最後の理性が宿っている。真実の愛を信じ、その一欠片を護ろうとする騎士の感情が。

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