『イスカンダル』FGOネタバレ性能解説

基本情報

王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ『強化後』
バスター宝具 全体攻撃宝具
敵全体に強力な攻撃

&敵全体の防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&敵全体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

スキル1効果
カリスマ(A)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)
スキル2『強化後』効果
制圧軍略(A)

CT7-5

味方全体の宝具威力アップ(3ターン)

&クリティカル威力をアップ(3ターン)

スキル3効果
雷の征服者(EX)

CT8-6

自身のバスターカード性能アップ(1ターン)

&スター発生率アップ(1ターン)

強い点

非特攻宝具ながら特攻宝具並のダメージと、非特攻宝具の中では、トップクラスの宝具ダメージが出ます。

味方全体にチャージタイム最短5ターンで3ターン持続する『攻撃力アップ、宝具威力アップ、クリティカル威力アップ』の火力支援が可能です

高倍率のバスターカード性能アップもあるので、宝具BBEXをクリティカルで出した時の瞬間火力は凶悪の一言

弱い点

NPチャージスキルがないので、周回では宝具を撃ちづらいです。通常攻撃のNP回収力はそこそこ優秀だが、そこそこ優秀止まりのため、宝具連射にはクリティカルを含めたブレイブチェインが必要です。

ただしスター獲得系スキルを持たないので、クラス補正でスター集中度は高いものの、スター生産力が安定しません

複数ある火力バフのうち、『攻撃力アップ、宝具威力アップ、クリティカル威力アップ』は味方全体が対象のため、自己強化スキルと比べて倍率が低いです。高倍率のバスターカード性能アップは持続1ターンと短く、同系統(魔力放出系)の中ではチャージタイム最短6ターンとやや長めで、瞬間火力は出ますが継続的に高いダメージは出ません

必中・無敵貫通、回避・無敵といったスキルを持たないので、ストーリー攻略や高難易度クエストのギミックに対応しづらいです

引くべきか

引かなくていいです。

長所は『特効宝具並の宝具ダメージ』『複数の火力支援』で、短所は『NPチャージスキルがない』『ギミックに対応できない』とハッキリしています。

周回では、どんな相手でも安定した宝具ダメージが出ます。変則周回時に宝具を1騎ずつ撃つ編成でも、『攻撃力アップ&宝具威力アップ』の火力支援は重宝する要素です。それゆえに、NPチャージスキルを持たないのが非常に厳しい。『光のコヤンスカヤ、オベロン』を使った宝具連射システムに対応しておらず、変則周回時に宝具を1騎ずつ撃つ編成では、イベントでよく配布される初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックス(NP20%付与)でもNP支援がないと宝具は撃てません。

高難易度では、必中・無敵貫通といった高火力を押し付けるスキルや、回避・無敵などの耐久スキルがないです。

また特効宝具並の宝具ダメージは出ますが、特攻宝具以上ではありません

総じて、火力特化の宝具・スキル構成で、火力支援要員としても優秀です。しかし、マスターが周回・高難易度攻略時に最低限望む部分は欠けているため、最適解になりきれません。

味方全体にNP配布できるサーヴァントなど、『イスカンダル』の実力を発揮できるサーヴァントがいるマスターは、引く価値があります・

ライダー、もしくは代用できるクラスの周回アタッカーを育成しているマスターは、スルーして構いません。

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ステータス

クラスはライダー

カード構成は、バスター2枚、アーツ2枚、クイック1枚

カード性能は、クイック・EXが優秀です。アーツもそこそこ優秀なため、宝具回転率は平均より上。

ステータスはレベル90時に、HP13219、ATK11560。

星5ライダーの中では、HP・ATKともに平均的。

クラススキル効果
対魔力(D)自身の弱体耐性を少しアップ(約12%)
騎乗(A+)自身のクイックカードの性能をアップ(約11%)
神性(C)自身に与ダメージプラス状態を付与(+150)
対魔力はランクが低く、デバフを弾ければラッキー程度。

騎乗はランクが高く、クイックカードのダメージとスター生産力に大きなプラス補正が入るが、クイック1枚構成なのが惜しい。

神性は敵の特効に引っかかりやすいので注意しましょう。

固有の第3アペンドスキルは対ランサー攻撃適正。NPチャージスキルを持たないので、第2アペンドスキルの優先度が高いです。

属性は、サーヴァント、人属性、中立属性、善属性、人型、男性、騎乗、神性、愛する者、王、ギリシャ神話系男性、ヒト科のサーヴァント。

宝具

王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ『強化後』
バスター宝具 全体攻撃宝具
敵全体に強力な攻撃

&敵全体の防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

&敵全体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

防御力ダウンはオーバーチャージ依存で、10~30%。オーバーチャージ1の倍率が低く、オーバーチャージ段階強化による上がり幅も5%刻みのため、宝具チェインで後方に配置する恩恵は薄いです。

クリティカル発生率ダウンもオーバーチャージ依存で、10~50%。オーバーチャージ段階強化による上がり幅は10%刻みと高いです。攻撃有利を取れる『キャスター、バーサーカー』はクリティカル発生率が低めなので、しっかり効果が出ます。

強化済みで複数の火力バフを持つため、宝具レベル1でも、『星4サーヴァント・非特攻宝具・宝具レベル5』『星5ライダーで強化済み宝具を持つ「フランシス・ドレイク」・宝具レベル2』以上のダメージが出ます。

星5ライダーで強化済み宝具を持ち、なおかつ特効もある『イヴァン雷帝』と比較しても若干負けている程度です¹。明確に上を行かれるのは、100%の『神性』特効がある『太公望』など。

¹……2騎の宝具(宝具レベル1)を『光のコヤンスカヤ×2、オベロン』で支援した場合、イスカンダルは約37万4千ダメージ、イヴァン雷帝は約37万8千ダメージ。

スキル『スター発生率アップ』を持ち、全体8hitするので、敵が3体なら20~25個のスター生産が可能です。

スキル

スキル1効果
カリスマ(A)

CT7-5

味方全体の攻撃力アップ(3ターン)

攻撃力アップは最大20%。味方全体のダメージを引き上げます。

スキル2『強化後』効果
制圧軍略(A)

CT7-5

味方全体の宝具威力アップ(3ターン)

&クリティカル威力をアップ(3ターン)

宝具威力アップは最大20%。3ターン持続としては標準的な倍率ですが、スキル1とは乗算関係のため、併用すれば数字以上に宝具ダメージは伸びます。

クリティカル威力アップは最大30%。3ターン持続としては標準的な倍率です。こちらもスキル1とは乗算関係のため、併用すれば数字以上にクリティカルダメージは伸びます。

それぞれの倍率は際立って高くないが、チャージタイム最短5ターンと短いのが長所です。

スキル3効果
雷の征服者(EX)

CT8-6

自身のバスターカード性能アップ(1ターン)

&スター発生率アップ(1ターン)

バスターカード性能アップは最大50%。スター発生率アップは50%固定。

それぞれ持続1ターンと短いため、ほぼ宝具のダメージ・スター生産力強化用です。

複合スキルのためか、チャージタイム最短6ターンで持続1ターンと取り回しが悪いです。

運用方法

周回

イベントでよく配られる初期NP50%付与礼装+第2アペンドスキルレベルマックスでも、宝具を撃つには30%のNP支援が必要です

周回向けのバスター属性宝具持ちでNP配布できるサーヴァント『闇のコヤンスカヤ、タイプ:アース』はいるため、これらを所持しているなら編成が組めます。

どんな相手でも高いダメージが出る宝具、味方の属性に関係なく機能する『攻撃力アップ、宝具威力アップ』は、周回アタッカーに望む要素です。それだけに、『NPチャージスキルがない=味方や概念礼装を制限される』のが非常に惜しい。

クリティカル殴り編成では、『宝具でスター生産』『攻撃力アップ、クリティカル威力アップの火力支援』が可能です。ただし、スキル3『バスターカード性能アップ』発動中以外は、バスタークリティカルのダメージはそこまで伸びません。

高難易度

瞬間火力が非常に高い宝具アタッカー。

キャスターなど、攻撃有利を取れるクエストに適正があります。

各種火力バフが揃っているため、宝具BBEXでクリティカルを出せれば、凶悪な瞬間火力が出ます

難点は、それ以外が疎かなこと。

『NPチャージスキル、スター獲得系スキル』がないため、好きなタイミングで宝具・クリティカルを狙えません

単独での宝具発動には、アーツ・クイッククリティカルやEXアタックによる大幅なNP回収が必須です。そのクリティカルを出すには、宝具・クイック・EXアタックによるスター生産が必要と本末転倒で、NP支援やスター供給支援がないと動けません

耐久面も、回避・無敵を持たないので、長期戦では耐久支援が必要です

必中・無敵貫通といったギミック突破スキルもないので、高火力でゴリ押しできないクエストは対処できません

編成は、短期決戦なら火力・NP・スター供給支援ができる『光のコヤンスカヤオベロン』。長期戦なら継続的なHP回復・耐久・NP・スター供給支援ができる『マーリン』、支援効果が噛み合う『諸葛孔明』、同じライダークラスのサポーター『ライネス/司馬懿』が候補に入ります。

NP支援なしでの宝具連射に難があるため、NP支援ができるサポーターを随時投入できる『ミス・クレーン水着クロヱ』もおすすめです。

クリティカル関連スキルや無敵貫通を付与できる『ホームズ』も相性が良いです。

同じライダークラスなら、相互に支援ができる『オジマンディアスメイヴ』など。

イスカンダルを火力支援要員として配置する場合は、(ライダーのクラス補正でスターを吸うため)スター集中度アップ持ちのアタッカーと組みたいです。

低レアサーヴァントなら、耐久支援ができる『マシュ』。クリティカル関連を支援できる『アンデルセン』。火力・NP支援ができる『シェイクスピア』。強力なスター供給宝具を持つ『徐福』がおすすめです。

概念礼装は、即宝具を撃つための『初期NP付与礼装(+α)』。最大の長所である宝具ダメージを強化する『宝具威力アップ』。クリティカルを安定させる『毎ターンスター獲得系』が候補に入ります。

敵として出てきた場合

敵全体の火力を引き上げるのが厄介です。

必中・無敵貫通といったスキルはないので、回避・無敵でしっかり攻撃を受けながら戦いましょう。

まとめ

・NPチャージスキルを持たないのが、唯一にして最大の欠点。

・非特攻宝具のため、スキルレベルが宝具ダメージに直結します。多くのサーヴァントが奪い合う『英雄の盾、鳳凰の羽、世界樹の種』などを要求されるので、育成難易度は結構高いです。

FGOにおけるイスカンダル

双角王ズカルナインの異名でも知られる、アレクサンドロス3世のペルシア語における呼称。

東方遠征によってイスラム世界に鳴り響いたその武勇は数多の英雄伝説へと派生し、アジアに伝播しました。

王座を20歳で継いだ後、ギリシアの都市国家群を制圧し西アジアへと侵攻。エジプトでファラオの地位を得て、強壮を誇ったペルシア王国を打ち破り、遙かインドにまで到達した大帝国を築き上げます。

征服の情熱は領土の拡大という支配欲ではなく、未知なる世界の探求という探検家的な側面が強いです。征服した地域の統治には地元の人材を起用し、自らも積極的に西アジアの文化との宥和を計るなど、ヘレニズム文化の礎を作りました。『征服王、勝利すれど滅ぼさず。制覇すれど辱めず』。

最果ての海オケアノスへ至るという悲願のもと稀代の大遠征を成し遂げた征服王の情熱は、いかなる時代の聖杯戦争へ招かれようとも変わりません。

聖杯の奇跡すら眼中になく、彼は再び世界の最果てを目指して行軍します。

彼方にこそ栄えあり。

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